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  • 美しい西陣織の伝統技法「引箔」を使った箸の海外展開をクラウドファンディングにて開始~SERENDOUCE CRAFTS × 西陣織 箔屋 『楽芸工房』のあらたなコラボレーション~

    株式会社ポーラ・オルビスホールディングス(本社:東京都中央区 社長:鈴木郷史)の新規事業プロジェクトである『SERENDOUCE CRAFTS(セレンドゥースクラフツ)』は、西陣織 箔屋 『楽芸工房(らくげいこうぼう)』 三代目の村田紘平氏と共に、伝統技法「引箔(ひきばく)」の美しさを世界に発信すべくプロジェクトを始動。美しい日本の四季を表現した新たな作品を 、2022 年 8 月 16 日(火)~2022 年 9 月 30 日(金)まで、世界最大のクラウドファンディング KICKSTARTER で展開しています。 SERENDOUCE CRAFTS プロジェクト 内面の美しさの支えとなる文化・芸術を支援し、世界に発信する同グループ。SERENDOUCE CRAFTS プロジェクトでは、「日本の工芸品との出会いのきっかけを創る」ことをミッションに、伝統工芸の活躍の場を創造することで技術を継承し、さらなる発展に寄与すべく、手仕事でつくられる上質な伝統工芸品の情報発信や販売をしています。 日本の食文化と四季を表現した「引箔」の箸 今回、クラウドファンディング KICKSTARTER で展開するのは、西陣織の華やかな光沢のある糸を作る技法である「引箔」の技術を応用した箸です。食を通して四季を感じる文化をもつ日本での食卓を代表する食器である箸に、村田氏の創造力とインスピレーションで日本の美しい四季を箸の色彩の中に表現しています。 クラウドファンディングでの展開を通して、より多くの人々に伝統工芸の魅力を発信することでグループ理念「感受性のスイッチを全開にする」というミッションの実現を目指しています。 プロジェクト名Rakugei Chopsticks & Coasters from Nishijin受付期間2022 年 8 月 16 日(火)~2022 年 9 月 30 日(金) クラウドファンディング詳細はこちら 西陣織の伝統技法「引箔」とは 引箔とは、西陣織の糸に使われる素材をつくる技法です。 和紙に箔を施し、織り込んだものを素地とすることで華やかなデザインが周りを引き立てます。和紙の表面に色漆やラッカーなどで彩色し、そこに柄(模様)付けをしていきます。素材は金・銀・色箔・プラチナ箔・らでん(螺鈿)箔などがあります。手作業で一つ一つ細かい工程を踏むため、作り手のアーティスト的な感性が溢れる仕事により唯一無二のデザインが生まれるのです。 さらに西陣織では、これを織物にするために「切屋」という専門の職人が裁断します。その細さは約0.3mm、髪の毛ほどの糸になります。裁断された引箔は、職人の手によって一本ずつ織り込まれ、元の和紙に描いた模様が織物に再現されます。 職人が箔糸を織り込む際に箔糸が裏返らぬよう、一本ずつ丁寧にヘラに引っ掛けながら引っ張ります。これが「引き」箔と言う名前に繋がっています。 まるで絵具を何重にも重ねた絵画のような奥行きや深みが、西陣織の豪華絢爛さを支えています。 https://serendouce-crafts.com/blogs/journal/journal-37-kickstrater1 楽芸工房 京都・西陣にて箔屋を営む村田商店の直営工房・意匠部として平成元年に創業。西陣織の特徴のひとつであり、300年以上前に開発されたと言われている箔を織り込む技術“引箔”を、今もなお支え、守り続けています。 村田紘平氏(西陣織 箔屋 『楽芸工房』三代目。経済産業大臣指定伝統的工芸品 西陣織 製糸部門 伝統工芸士。)は世界に誇る西陣織の芸術性と高度な技術を継承する一方、伝統工芸の枠を超えた新たなモノづくりにも積極的に挑戦。アート、デザイン、インテリア、ファッションなど、幅広いジャンルと接点をつくりながら、国内外のマーケットに向けて革新的なデザインの提案を続けています。 楽芸工房詳細はこちら SERENDOUCE CRAFTS について 「日本の工芸品との出会いのきっかけを創る」ことをミッションに生まれたプロジェクトです。“SERENDOUCE(セレンドゥース)”は、 意外な新しい発見(Serendipity)と心地よさ(Douce)を組み合わせた造語です。伝統的な技術を守り、新たな価値を生みだす作り手がつくる伝統工芸品を、オンライン中心で情報発信・販売しています。SERENDOUCE CRAFTS 公式サイト: SERENDOUCE CRAFTS 公式サイトはこちら

  • 日本最古の布「しな織」帽子が販売開始

    木の皮から作られる「しな織」の製造・販売をおこなっているしな織創芸石田(有限会社丸石産業)から、折りたたみ可能で日除け効果抜群のブリムの広い帽子の販売が開始されました。 風通しがよく夏にぴったりの商品です。 「しな織」詳細はこちら しな織とは 「しな織」は、日本最古の織物の一つであり、シナノキ、オオバボダイジュの木の皮から糸を紡いで作られます。木綿や絹が普及する以前、樹皮から作ったしな織の耐久性と水にも強い特性から、寝具、穀物入れ、漁網、調味料の漉し袋など生活必需品として様々に活用されてきました。 布作りの工程は木の皮を剥ぐところから全て手作業でおこなわれ、織り上がりには約一年がかかります。そのため生産量は少なく、かつては日本各地で織られていましたが徐々に減っていきました。山形県と新潟県の三つの村では、昔と変わらない製法で現在も織り継がれています。 生活の手段となるものは山からの恵みであるという考え方で、必要以上に木を切るなど自然を乱すことなく、自然と共生してきました。梅雨の時期に皮をはぎ、農閑期の冬に糸を作る。山里の暮らしのサイクルを今に残すのがしな織です。 商品詳細 価格88,000(税込)サイズ57cm(オーダー可)販売場所5月11日~17日 大阪髙島屋5月18日~24日 仙台三越5月25日~31日 松坂屋名古屋店 商品詳細はこちら 製品に込めた想い ~古代の布を現代へ~ 歴史あるしな織を後世に残そうと「しな織創芸石田」1990年に操業して以来32年間、現代の生活に合ったデザインで製品を作り続けてきました。中でも、その通気性の良さと丈夫さから帽子が定番商品になっています。 そして今回、お客様の声を集約した新たな定番帽子が完成しました。 特徴 ・風通しが良く飛ばされにくいしな織はその技法により独特の透け感を持ちます。風通しがよく夏でも涼しく過ごすことができます。他の天然素材に比べて糸が太く、強い撚りをかけているので、ざっくりとした織物に仕上がります。 ・折りたたみ可能布の接ぎに沿って折りたたみが可能です。屋内や旅行先などでバッグの中に収納するのも簡単。折りジワができた場合も、霧吹きで湿らせて形を整えることできれいに取れます。 ・経年変化丈夫で耐久性のあるしな織は使っていくうちにしなやかになり、色もアメ色に変わっていきます。20年、30年と変わっていく風合いを楽しみながら、長く使用していただけるサステナブルな商品です。 会社概要 会社名:有限会社丸石産業屋号:しな織創芸石田 「しな織」詳細はこちら

  • 着物とアウトドアのコラボレーション「OUTDOOR*KIMONO」から2022年春夏新作を発売

    老舗の着物専門店「株式会社やまと」と、アウトドアメーカー「スノーピーク」とのコラボレーションシリーズである「OUTDOOR*KIMONO」シリーズから、2022年春夏の新作が発売されます。 やまとオンラインストアはこちら 「OUTDOOR*KIMONO」とは 着物で楽しむ日本らしいアウトドアの雛型を一緒に創りたい、という想いから、アウトドアメーカーである「スノーピーク」と、着物専門店である「やまと」がコラボ―レーションして誕生しました。 コンセプトは、「アウトドアシーンで気軽に着ることができるKIMONO」。ボタンとバックルベルトで留められるようになっており、和装の仕立ての美しさを保ちながらも、帯なしで着用できる気軽さが特徴です。 さらに、アウトドアシーンでも問題なく着用できるような生地を採用し、着る以外にも「包む」「掛ける」「敷く」など、さまざまな用途で活躍する万能な着物です。 2022年春夏の特徴 軽量で通気性に優れた素材「Dot air™️」は、その使用感から毎シーズン人気を博しております。今回は、定番のKIMONO(着物)に加え、同生地で作られたHAORI(羽織)が登場。 シワ加工を施したパナマライクな表情が特徴の生地は、これまでの「Dot air™️」シリーズに比べさらに薄手かつ軽量に進化しました。 またHAORIには取り外しできるフードとポケットがつき、一段とカジュアルな仕様になったため、より普段着に取り入れやすくなりました。 カラーはブラックとブラウンの2色が発売となり、ユニセックスで着用可能となっています。和装としてはもちろんのこと、ライトなアウターとして、またTシャツやパンツと合わせてラフに着られるアイテムです。 商品情報 商品名Quick Dry OUTDOOR KIMONO価格42,900円(税込 / マイサイズ仕立付き)カラーBlack/Brown発売日2022年4月29日(金) 商品名OUTDOOR KIMONO Quick Dry HAORI価格52,800円(税込 / マイサイズ仕立付き)カラーBlack/Brown発売日2022年5月30日(月) やまとオンラインストアまたはY. & SONS 各店での販売となります。 やまとオンラインストアはこちら YAMATO Tsunagari Project 産地と私たちの<つながり>を生かし、私たちと<つながり>がある人、ブランドとともに作った新たなプロダクトで、きものと世の中の<つながり>を生み出すプロジェクトとして株式会社やまとが推進しています。 企業情報 株式会社スノーピーク “ものづくりのまち”新潟県三条市にて創業したアウトドアメーカー。「人と自然、そして人と人をつなぎ、人間性を回復する」ことを社会的使命とし、キャンプ用品、アパレルの開発、国内外での販売のほか、 地方創生、ビジネスソリューション等、幅広い事業を展開する。 株式会社やまと 大正6年創業のきもの専門店。「“きもの”でエキサイティングな世の中をつくる」というビジョンを掲げ、歴史に裏打ちされた信頼感に加え、チャレンジ精神を大切に、生活者や産地と共に革新を続けている。「きものやまと」「KIMONO by NADESHIKO」「Y. & SONS」「DOUBLE MAISON」「THE YARD」の5ブランドを全国に約80店舗展開している。

  • 【伝統工芸×オンライン】クラウドファンディングを通して銀器を後世に…銀師の挑戦 ~日伸貴金属 上川宗伯氏インタビュー~

    日伸貴金属クラウドファンディング詳細はこちら 「用の美」を極めた銀器の魅力 ――まず初めに銀器とはどのようなものか教えてください。 上川さん)銀器というのは、全国に236品目ある日本の伝統工芸品の一つです。南部鉄器だとか、金沢の金箔、江戸切子などが有名ですね。 銀器のルーツは今から約300年前になります。江戸時代の当時の職人さんを記した文献「人倫訓蒙図彙(じんりんきんもうずい)」の中に、「銀師(しろがねし)」と呼ばれる銀細工の職人がいたことが記されています。私共は、1700年に始まった金槌で打って形を作り出す「鍛金(たんきん)」を確立した流派を受け継がせていただいています。令和4年においても根本的な技術・技法は変えずに、それぞれの時代のお客様のニーズに応じて作っていくということをしています。 ――銀細工の一つとおっしゃっていましたが、具体的にどのような技術で、他の銀細工とは何が異なっているのでしょうか。 上川さん)例えば銀の線細工をされる職人さんは全国にたくさんいらっしゃいますが、基本的には装飾品なので強度はそれほど必要なく、形をつくるという目的がメインです。 それに対して、刀や包丁を作る「打ち刃物」という業種があるのですが、こちらは形をつくるために打っているだけではなく、打つことによって材質に実用品として使える強度を出すという目的があります。 私たち職人は、“使っていただけるように作る”というのが一番の仕事です。それが叩いているのか、形を作っているのか、完成品だけ見るとわからないかもしれませんが、それらは使用の目的が異なるということです。 ――銀器、鍛金技法の魅力はどんなところにあるのでしょうか。 上川さん)「用の美」という言葉がありますが、実用的でなおかつ美しさを兼ね備える。これが伝統工芸品の主要要件です。素材を加工して形をつくる産業というのはたくさんありますが、打つことにより生まれる強度が江戸時代から伝わる鍛金技法の根幹であり、結果的に生まれる美しさが魅力だと考えています。 『銀器』なので基本的には器が主な製品です。技法を生かした、装身具、アクセサリーなどがあります。それらは伝統技法で造るというところの根幹がずれてしまうと他で作っても同じ指輪になってしまうので、そこを間違えないように装身具やアクセサリーに生かしていくというのが一番のテーマです。 また、銀は熱伝導率が高く抗菌作用を持つという特性も、器として優秀な機能の一つであります。そして銀という素材ならではの“特別さ”や“記念”といった要素も銀器の価値と言えると思います。 体験型クラウドファンディングに込めた想い ――今回のクラウドファンディングをやってみようと思ったきっかけや、課題と考えられていたことを教えてください。 上川さん)台東区さん主導の地域活性化を目的とした産業と別業種のマッチング商談会というものに参加する機会があり、そこで今回クラウドファンディングでお世話になっているベルトラ株式会社さんとお話させていただいたことがきっかけになりました。 おかげさまで私は銀師となって29年目を迎えます。私の父親も現役で、江戸から11代を越える半世紀以上の職歴を重ね、陛下から黄綬褒章をいただいたこともあります。これまで歴史と伝統を引き継いで技術を磨くことに専念して参りましたが、やはり長く続けていくとなると、後世に伝えていくという役割も担っていると強く感じます。そのためには、広く知ってもらうための新しいチャレンジが必要です。 銀器というと、ショーケースに入った高級品としてのイメージが一般的にあります。ブランドとしてそのような価値ももちろんありますが、多くの方に使っていただくためにネックになったのは、その敷居の高さでした。職人としては、みなさまに使っていただきたいという想いを持って作っています。今のままでは、どこで売っているのか、どういう歴史的背景があるのか、どういう風に使うのかというところがわかりにくいままでしたので、まずは知っていただいて、使っていただくところまで持っていこうという考えがありました。 一方で、10年ほど前から修学旅行生や海外からのお客様に対して銀器の体験をしていただくという取り組みをしており、1万人ほどご対応させていただいておりました。そこで体験を通じた普及促進というものが有効であるという実績もあったため、今回の体験型のクラウドファンディングというものに繋がりました。 若い方でも伝統工芸品に対して興味を持っている方がかなり多いと感じていますので、実際に自分で作ってみることで、より愛着と興味関心につながると考えています。同時に歴史的背景や意義というものもお伝えすることもでき、この体験型クラウドファンディングは多くの方にご賛同いただいています。 ――今回のクラウドファンディングはどのようなシーンで利用されていますか? 上川さん)銀器を広めていく上でのコンセプトとして、「ちょっと豊かに、ちょっと贅沢に。」という位置づけを構想しています。過去にあったのは、カップルの方々の記念だったり、おじいちゃんおばあちゃんがお孫さんのために作るアイススプーンだったり、少し特別な意味で銀器をつくられる方が多いです。 具体的なエピソードですが、普段は指輪を贈るなんて恥ずかしいけど、銀婚式だからちょっと銀器で作ってみようか、というお話をいただきました。ご自身で作られた指輪ってすごく愛着がわくと思うんですね。記念の時にこれ作ったよね、と思い出すことができます。そのように自然な形で使っていただけると嬉しいなと思っております。 あとは、地域全体を使った結婚式をされる方々の指輪制作にも携わりました。今までありそうでなかったのですが、台東区は観光の名所もあるので、地域全体の町おこしとしていい取り組みだったなと思っています。 ――体験することで「思い出」という価値もさらについてくるようなイメージでしょうか。 上川さん)まさにそうです。ものをお買い上げいただくのはもちろんですが、その前にまず、あそこで体験したことあるな、といったように思い出していただける位置づけまでもっていく必要があると思います。 ――銀器というと美しい鏡面が印象的ですが、体験でもこのような作品が出来上がるのですか? 上川さん)そこが一番のポイントなのですが、このツルツルの鏡面にするのは、職人の熟練した技が必要ですので、体験ではそこまではできません。先ほど申し上げたように、使用の目的によってその加工が変わってきます。鏡面にするには、叩いて形にした後に削り出して磨き上げます。そのため工程数がものすごく多くなり体験ではちょっと難しいんですよね。 まずは体験で、自分で作る楽しさや難しさを実感していただく。そうすることで、職人の受け継いできた伝統技術の奥深さや、手間暇の大変をより強く肌で感じられるでしょう。それはとても大切だと思っています。 ――クラウドファンディングや、オンライン、ITを取り入れて変わったことはありますか? 上川さん)職人の世界では顔を出してはいけないというのが通例で、メディアに出させていただくことは全くなかったんですよね。それが今ではこうしてご取材いただいたり、伝統と新技術という題目で理系の大学の講演をお願いされたりすることも増えました。 あとは、全国の伝統工芸やものづくりをなされている方々や、酒蔵の方々などと交流するオンラインイベントがあり、最近それに初めて参加させていただいてすごく刺激を受けました。そこで私共の取り組みも紹介させていただいたのですが、「体験型クラウドファンディングなんてすごいですね」と興味を持っていただけたんですよね。そのような前向きにものづくりに取り組む方々と情報を交換し、刺激し合える関係性を築けたのも一つの成果かもしれません。 オンラインやITを取り入れた理由 ――オンラインなどの取り組みは、コロナ以前からやられていたのですか? 上川さん)オンラインイベントなどは以前から模索していたのですが、実際にやってみるとリアルとの差がかなりあったんですね。お子さんたちを対象として体験キットをご自宅に届けてオンラインで説明しながら銀器を作成するということをしたのですが、やはり難しかったです。ですから、この状況下ではありますが、実際に対面で体験指導していく方法に行き着きました。 ――新型コロナウイルスの感染拡大は、上川さんのお仕事や銀器の産業にどのような影響を与えましたか? 上川さん)影響は非常に大きいものでした。私の77歳の父親よりも上の世代一人親方をされている職人さんも多いんです。コロナ禍で今までの販売体系や流通が全く動かなくなってしまいました。ここ数年の販路としては、百貨店さんなどでの販売がメインだったんですよね。そうするとイベント自体がもう中止で売り上げが立たないし、オンラインの対応もなかなか難しいという現状もあり、廃業を選択される職人さんも後を絶ちません。 「上川さんのところはまだ若い職人もいるから」ということで、廃業される先輩の職人から道具を譲っていただくこともあります。その道具にも専門の職人がいるんですよね。そうやって受け継いだ道具を、今度は新しくやりたいという子に使ってもらえるように、まだ若手と言わる私が銀器の産業に対して今何ができるか。そして地域ぐるみで何ができるかと深く考え、後の世代へ繋げていく方法を模索し続けなければならないと考えています。 受け継いできた技術を次の世代へ ――よく伝統工芸では後継者問題も多く聞かれると思うのですが、銀器の世界でも厳しいのでしょうか? 上川さん)銀器の業界は、圧倒的に廃業なされる方が多いですね。銀器の組合というものがあって、入りたての29年前には青年部員だけで30人以上、本体で2~300人くらいいたんです。当時はいろいろな分業制を行っていたりしたので、現在と形態は違うとはいえ、今は当時の10分の1くらいに減ってしまったんですよね。私は青年部の部長という役を担っているのですが、実働しているのは2割程度くらいになってしまっていているのが実状です。 ――なかなか厳しいですね。高齢の方が多いと、ITやオンラインといった新しいことに対しての抵抗感が強いのではないですか? 上川さん)私がパソコンやスマートフォンで打ち合わせや作業をしていると、「何やっているの?」と。「そんなことしてないで手伝ってくれ」と言われることもあります。他の職人さんに必要性を伝えるのは難しかったですが、少しずつ意義を伝えていきながらようやくオンラインという言葉を覚えてもらったかなというレベルです。 他の職人さんたちにも使ってもらうようになるためには、まず自分が実践していかなければならないと思っています。今はまだ勉強させていただいているところではあるのですが、一つ一つを積み重ねていくことで銀器の世界だけでなく、地域の他の産業にもうまく広がっていけばなと思っております。 ――理解が得られない中で進めるのは大変ですね。 上川さん)伝統工芸は、職人だけでなく使っていただく方々も含め多くの関わりの中で作り上げていくのものだと思います。そういった意味で、私の役割はみなさまに広く知っていたき、継続する方向にしていくことだと考えて活動しております。今はまだ実績もなく直接的な売り上げに繋がっているわけではないのですが、先を見据えるとやらなければいけないことなんです。だから今、このようにチャレンジしています。 ――後継者不足が深刻ですが、例えば「明日から職人さんになりたいです!」と言ってなれるものなのですか? 上川さん)もちろん流派や親方筋によって考え方はそれぞれあると思いますが、うちの父親なんかは明日からでも来ていいよ、というタイプなんですよ。ただ、始めることは簡単でも、続けることが結局難しいんです。続けるために工夫をしたり、時代に合わせたり、ご縁を大切にしたり、それらがあるからこその仕事ですので、そのような辛抱強さは必要なのではないでしょうか。 ――次世代に受け継いでいくことについてどのようにお考えですか? 私の息子は高校生と中学生なんですけれども、家業の事や伝統を受け継いでいくことについては理解しています。「お父さんは英語や中国語はダメだから僕は語学の勉強をして、海外の方々とも取引できるように勉強したい」と言ってくれています。子どもが自主的に見聞きし、考えてくれていて、そうやって新しい世代が興味を持ってくれるのは嬉しいことです。 ――先を見据えた考え方ができる息子さんで将来有望ですね。 上川さん)まだ勉強中なんですけどね。親父が「俺の背中を見ていればいい」という時代でもありません。子どもの方がよくわかってくれていて、私は私の、息子は息子の今だからできる必要だと思うことを行動しようと話しています。いい意味で子どもから学んでいますね。子どもが行動しやすい環境を作っていきたいです。 ――今上川さんの種まきをしていることが、息子さんの代に広がっている画が見えますね。 上川さん)その時代その時代でのお客様のご要望や、ニーズ、社会情勢は変わってくると思うので、そこにどうやって対応するかですね。親として息子の今後を応援したいなと思います。 ――後世に繋げていくには時代のニーズを的確に捉えていくことが不可欠ですね。 上川さん)分かる人にだけ分かってもらえればいいという時代もあったのかもしれないですが、それは今と時代背景が全く違う高度成長期の時代や大量生産でものをいっぱい作るという体制があった時代の使い方です。職人は黙って手を動かしていればそれで生業として成立する、という時代は終わりました。 「伝える」ということは誰かが代わりにやってくれたりどうにかしてくれたりするわけではありません。一生懸命にものづくりをすることと同じくらい、職人として伝えていくことに対して熱量を持って行かないとダメなんだと痛感しています。実績を重ねていく過程も皆さん見ていると思いますので、身が引き締まる思いがしますね。 銀器を普及させるための新しい取り組み ――最近の銀器に対する新しいニーズはありますか? 最近ですと、アイススプーンを作り始めました。これは今体験型のクラウドファンディングでもご案内させていただいております。銀という素材は熱伝導率が金属の中で一番優れているため、自身の体温の熱が伝って、凍っているアイスクリームがゼリーのようにスーッとスプーンが入るんです。それを実感していただくことも非日常の一つで幸せを感じる瞬間とも言えますね。 そのアイススプーンから発想して、ベビースプーンとしてもいいよね、とお客様からアイデアをいただき、形にしました。時代にあったもの、必要なものを教えていただきながら形にしていく作業は楽しいですね。 銀器以外の伝統工芸の素材のものとコラボレーションすることによっていろんなものができるんですよね。例えば、陶器と銀器を合わせる工芸品。この工芸品を生活の中で使っていただけるよう提案していくこともものづくりを楽しさかなと思います。そこから新たなオーダーをいただくこともありますよ。 ――最近ではサステナブルという価値観が若い方に共感されるポイントとなっていますが、これは伝統工芸にとって追い風と言えるかもしれませんね。 上川さん)SDGsやサステナブルといった考え方は、実は日本文化の中で大切にされていた部分と通じる要素が多くあるんです。今がその時代のタイミングになってきているのかな、ということを肌で感じている部分はあります。先程の大学の講演についてもそうですが、若い方に伝える機会をいただけることはすごくありがたいことです。 ――現在ECやオンラインショップもされているのですか? 上川さん)東京都さんの方で今年度からオフィシャルの東京の伝統工芸品として選んでいただいて、ECサイトに出店させていただいています。あとはホームページの方では遠方の方にお買い求めいただけるようなプラットフォームをつくりました。 ――実店舗以外でも楽しめる環境を整えられているのですね。 上川さん)それでも、他の職人が「自分もやってみようかな」と期待値が高くなるほどの成果までは行っていないので、常に課題感を持って進めていければと思います。ここで辞めてしまったら、やっぱり意味がなかった、と思われてしまうと思うので、職人としてやるからには時間がかかってでも成果を出していきたいと思っております。 ――SNSの活用や、ライブコマースなどについてはいかがですか?また、これからの展望を教えてください。 上川さん)東京都の若手の職人さんが集まって開催されるTOKYO職人展というイベントで、僭越ながら実行委員長という大役を担わせていただきました。イベント会場内でやっていただいたインスタライブでは、イベント関係者様のご尽力によりお陰様をもちまして会期中2~3千人の方々に実演風景や商品案内を見ていただきました。来年にも出来たら取り組みたいと思います。 SNSもコロナ禍をきっかけに去年の夏くらいからようやく始めたんです。始めるにあたって周囲からものすごく反対がありました。なんで外に自分の情報を流すのか、という批判がすごいんですよ。でも、出すからには正確な広報をしっかり発信していかなければならないと思い、取り組んでいます。まだまだ周知もできていませんが、いろんな方にご覧いただければなと思います。若い方にはこんなメッセージを提示していこうなどと勉強を重ねていって、物づくりに対して一人でも多くの方の興味に繋がっていけたらと思います。 投稿には、必ず日本語と英語の表記で入れています。息子には中国語もやらないとだめだよとおしりをたたかれていますが。 ――中国は市場が大きいですからね。 上川さん)SNSでも中国や台湾の方からメッセージをたくさんいただくんですよ。気を遣っていただいて日本語だったりするんですけど。やり取りをして、微力ながら興味を持っていただけるよう尽力しております。 銀師としての想いと続けていく原動力 ――銀師をしていて苦労したところはどんなところですか。 上川さん)苦労したところは続けていくことです。やっていくうちにどれだけ大変なことかがわかってきました。私ははじめから銀師だったのではなく、一度社会に出て少し離れた環境からものづくりを見れたので、自分のやりたいことをそのまま表現できるありがたみを実感しています。私が入りたての頃の先輩はものすごく背中が大きくて、まだまだ並べてはいませんが、後輩にもそのように思ってもらえるようになれればなと思います。続けたくてもできない方がいる中で、ご縁があって続けられることがありがたいです。 ――ご縁を大切にされていらっしゃいますが、その辺りが続けていく原動力や喜びに繋がっているのでしょうか。 上川さん)そうですね。体験をされた方がお世辞でなく楽しいと言っていただけた時には、幸せをおすそ分けしていただいたような気持になって元気が出てきます。よし、頑張ってみよう、と思えるような体験や出会いは、僕の原動力になっていると思います。 お客様に限らず、ものづくりをされている別業種の方や、メディア、大学などこれまで関わることのなかった様々な方々と繋がってお話できることはとても刺激になりますし、実際に作品をつくるときにも試行錯誤していいものを作っていこう、という気持ちにさせられます。それもまた原動力ですね。 ――銀器に対する想いや、チャレンジングな姿勢が伝わってきました。様々な取り組みがどのように広がっていくか、楽しみですね。本日はお話いただきありがとうございました。 日伸貴金属クラウドファンディング詳細はこちら

  • 福岡の伝統織物に包まれるホテルステイ 福岡・ホテルグレートモーニング博多にて開始

    福岡県福岡市ホテルグレートモーニング博多にて、福岡の伝統織物「久留米絣」と「博多織」を部屋の様々な場所に使用した宿泊プランが開始されました。 このプランは、福岡市の支援と久留米絣の工房が一番多く残る広川町の観光協会にも協力を受け実現しました。新しい生活様式や潜在ニーズに応え、新たな価値を創造することを目的としています。 ホテルグレートモーニング博多公式サイトはこちら ホテルグレートモーニング公式サイトはこちら 国内外から高い評価を受ける伝統織物「久留米絣」と「博多織」を体験 一番の特徴は、このプランのために特注で誂えられた創業125周年を迎える野村織物の久留米絣の布団カバー。丈夫で、夏は涼しく冬は暖かいという綿織物ならではの特徴を体感いただけます。さらに、ホテルのエントランスには博多織を贅沢に使ったソファーが置かれ、スタッフは久留米絣で仕立てられた制服を羽織ります。 お部屋に置かれた伝統織物の歴史本など、ホテルに一歩入った瞬間から、いま世界的な課題となっている「大量生産・大量消費」で生み出される製品では感じることのできない、伝統織物ならではのサステナブルな魅力が伝わってくる体験型宿泊プランです。 プランの価格と予約方法 プラン名福岡の伝統織物に包まれ癒される「久留米絣なステイ」料金12,000円~予約方法公式サイトより所在地福岡県福岡市博多区店屋町6-3 特別プラン 予約と詳細はこちら 久留米絣とは 「久留米絣」は、「伊予絣(愛媛県松山市)」「備後絣(広島県福山市)」とともに日本三大絣の1つとして数えられる、九州筑後地方に伝わる綿織物です。 無地が主流だった約200年前、優しい風合いの柄を織物に浮かび上がらせる技が、偶然の発見により生み出されました。綿糸を先に染めてから織ることで微妙なズレが生じ、独特なかすれ模様となります。これが久留米絣の大きな特徴であり魅力です。 この久留米絣は、福岡の夏の風物詩である博多山笠の法被にも使われています。ホテルグレートモーニング博多では、プラン限定の布団カバーの他に、制服やポケットチーフに採用されています。 博多織とは 770年以上もの歴史を持つ「博多織」は、中国の王朝・宋から、博多の商人が持ち帰った織の技法がルーツといわれています。多くの経糸に、緯糸を強く打ち込むことで、厚く張りのある生地に織り上がるのが大きな特徴です。 1600年には、筑前福岡藩の初代藩主が、幕府への献上品にも選んだ特別な織物で、「献上柄」「博多献上」などと呼ばれます。現代でも、和服の帯としてよく用いられ、博多地区のシンボル的な模様として、街中のさまざまな場所で使われてます。 こちらのプラン限定で、博多織のソファーとフットスローを楽しむことができます。 宿泊施設だからこそできる価値の伝え方 宿泊施設の中でも、寝具は疲れを癒すために一番長い時間を過ごすと言えます。そんな宿泊施設の特徴を活かして、“福岡の久留米絣や博多織の魅力的な文化をもっと多くの方に知って頂きたい”という想いから今回の取り組みをスタートされたそうです。一過性のプランではなく、感染症が終息した未来も見据え、福岡だからこそ体験できる。世界に誇れるホテルステイの形として期待がされます。 ホテルグレートモーニング博多の特徴 「都市型リフレッシュホテル」として、天然素材、水そして空気にまでこだわっています。 空気が美しい:無風の冷暖システムF-CONを全館に採用天然素材が包み込む:木材は天然の竹、壁は漆喰と珪藻土にこだわって使用ミネラルウォーター:水道から出てくる水は全て、特殊な活水器で濾過されたミネラルウォーターオーガニックタオル:全室に標準採用、洗剤はオリジナルで環境に配慮したものを使用高級寝具:金属のスプリングなどを一切使わないメーカーと共同開発した寝具の自然な寝心地が、最高の目覚めをサポート ホテルグレートモーニング博多 〒812-0025 福岡県福岡市博多区店屋町6-3 TEL : 092-272-1414

  • 日本最大級の江戸切子の祭典『Love Nippon!江戸切子桜祭り2022』3月25日から開催

    2022年3月25日(金)より、東急プラザ銀座にて『第4回 Love Nippon!江戸切子桜祭り2022』が3日間開催されます。 Love Nippon!江戸切子桜祭りとは 江戸切子の販売や体験ワークショップなどを通して、「江戸切子のある豊かな暮らし」を提案する、日本最大の江戸切子の祭典となります。江戸切子協同組合主催『第34回 江戸切子新作展』に特別協力しています。 2018年に第1回目が開催された『Love Nippon!江戸切子桜祭り2022』は、今回で4回目の開催となります。 イベント開催の想い 『江戸切子」は、江戸時代後期から今日まで続く、国および東京都の伝統工芸品に指定されているガラス工芸品です。しかし、技術を継承する職人は年々高齢化が進み、後継者がおらず廃業に追い込まれる場合が多々あり、その職人の技術や作品が失われつつあります。 伝統工芸の未来を明るいものとするため、“現代のライフスタイルに合う新しい価値を江戸切子に与えたい”と考えてきた藤巻百貨店。現在伝統の継承に尽力する「若手職人の育成」が、江戸切子ひいては伝統工芸産業に良い影響を与えると信じて、本イベントの全面サポートを行ってきたと語ります。 本イベントの会場である「東急プラザ銀座」は、その外観のモチーフを江戸切子としています。この場所を江戸切子の魅力発信の 地とし、職人とお客様の交流を創出し、イベントを通じてお客様からの評価が職人たちのモチベーション向上、ひいては「若手職人の育成・発展」を目指しているとのこと。 コロナ禍においてライフスタイルが大きく変わっていく中で、「江戸切子のある豊かな暮らし」を提案していく新しいイベントとなっています。 イベント概要 『Love Nippon!江戸切子桜祭り2022』は、以下の日程、会場で開催されます。 日程2022年3月25日(金)~27日(日)11:00~20:00予定 ※最終日は18:00までメイン会場東急プラザ銀座 3F 特設スペース第2会場東急プラザ銀座 B1F 藤巻百貨店 銀座店オンライン会場藤巻百貨店WEBサイト 藤巻百貨店WEBサイトはこちら 開催内容(予定) 第34回江戸切子新作展『受賞作品特別展示』伝統工芸士『個人作品展示』江戸切子体験ワークショップ江戸切子直売コーナー そのほかにも多くのイベントを開催予定。※開催概要の詳細については順次WEBサイトにて更新されます。また、開催概要は予告なく変更される可能性があります。ご来場に際しましては、事前に藤巻百貨店WEBにてご確認をお願い致します。 江戸切子とは <過去受賞作品(2021年)>1位 経済産業省 製造産業局長賞 【渡部 聖也】沫~Shibuki~ 『江戸切子(エドキリコ)』とは、江戸時代後期より江戸発祥のガラス工芸品。 1834年、江戸大伝馬町のビードロ屋加賀屋久兵衛が、金剛砂を用いてガラスの表面に彫刻したものが原型とされています。その後、明治時代以降ヨーロッパのカットグラス技法が導入され、現代に伝わる江戸切子として発展してゆく。 江戸切子は、1985年7月15日東京都伝統工芸品に指定、また2002年1月30日には国が指定する伝統工芸品に指定されました。 江戸切子新作展とは 江戸切子新作展は、江戸切子協同組合が主催する伝統工芸江戸切子職人による新作作品コンテスト出品作品が⼀堂に会する展示会です。 選考会では、特に秀でた作品へ「経済産業省製造産業局長賞」「経済産業省関東経済産業局長賞」「東京都知事賞」などの賞がに与えられます。 江戸切子協同組合 江戸切子協同組合は、江戸切子をはじめとするガラス加工業に従事する事業所・職人の振興と発展をはかり、美しさと品質を追求したガラス工芸品として江戸切子の伝統を長く継承、育むことを目的としている協同組合。 特に高度な卓越した伝統的技術・技法を有する者に与えられる東京都の伝統工芸士、日本の伝統工芸士をはじめ、数々の名誉ある認定を受けた者が組合に数多く在籍しています。 藤巻百貨店(フジマキヒャッカテン) 株式会社caramoが運営。伊勢丹の名物バイヤーとして知られていた故・藤巻幸大(ふじまきゆきお / 1960-2014)のプロデュースにより、“日本をテーマにしたこだわりの逸品のみを届けるECサイト”として2012年5月にオープン。高いデザイン性と使い勝手の良さを両立した「あっと驚く」オリジナリティ溢れる逸品を取り扱っています。 現在、優れた職人やクリエイターなど取引先は400社以上に上り、厳選された日本の商品のみを扱う日本最大級のECサイトとなっています。 「モノ」に対して関心が高く日々の暮らしにちょっとした豊かさを求める30代後半〜50代の男女をターゲットとし、Facebook会員は約24万人、メルマガ会員は約10万人と多くのファンに愛されています。 2016年3月には初の実店舗を銀座(東急プラザ銀座6階 / 東京都中央区銀座5-2-1)にオープン。※取引先数・会員数は、2021年6月現在のもの 所在地:東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座B1階営業時間:11:00~20:00(「東急プラザ銀座」の定休日に準ずる) 藤巻百貨店WEBサイトはこちら

  • 西陣織で作るウェディングドレス「renacnatta(レナクナッタ)」受注開始 伝統文化をまとう結婚式とその後の日常にも

    株式会社Dodiciが展開するD2Cブランドrenacnatta(レナクナッタ)より、京都・西陣の伝統工芸「西陣織」の生地を使用したウェディングドレスと、同生地で作成したネクタイの受注販売が2022年1月18日(火)より開始されます。 文化を纏うブランドrenacnatta(レナクナッタ) renacnattaは「文化を纏う」をコンセプトに、イタリアと日本のデッドストック素材や伝統工芸品を用いたアイテムを展開するブランド。日本とイタリアで使わ「れなくなった」、着ら「れなくなった」テキスタイルが新たなものへ生まれ変わるというコンセプトがブランド名の由来とのこと。 また、第二の取り組みとして、昔よりも作ら「れなくなった」伝統工芸を継承する職人さんとタッグを組んだ商品も展開されています。 公式サイト 京都の西陣織織元とのコラボレーションは今回で三度目で、ウェディングドレスとネクタイが販売となります。作り手と需要の減少が著しい西陣織を、新しい形で纏う機会を作り、可能性を広げたいと考え作ったのがこの西陣織の記事を使った「一生着られるウェディングドレス」です。 西陣織の生地そのままのシンプルなデザインのほかに、西陣織の上にさらに繊細な手刺繍を施している贅沢な品もご用意。刺繍はファッションデザイナーであり刺繍デザイナーの田中大資氏がデザインされました。 一生着られるウェディングドレス 「一生着られるウェディングドレス」というコンセプトのもと、ドレスはトップスとスカートのセットアップとなっており、挙式を終えた後もトップスやスカートの単体で使用することができます。 このドレスでは西陣織をポリエステルで織っているため、水や摩擦に強く、絹の西陣織より扱いやすい生地となっています。絹に劣らない柔らかい質感、上品な光沢感が楽しめる「現代の西陣織」として活躍します。 結婚記念日やお子様の入学式など、人生の特別な節目に着続けることができます。人生に寄り添う一着になってほしいという願いをこめて「一生着られるウェディングドレス」と名付けたそうです。 西陣織とは 西陣織とは、「西陣地区で生産される先染の紋織物」。素材ではなく、技術自体を指します。西陣織は、この20年弱で関連企業は半減、事業主の高齢化、転廃業を決めている事業主も急増しているという事実があります。 今でさえ貴重な西陣織は、もう二度と作られなくなる幻の織物になってしまう危険性もあります。そのような事態を食い止めるため、renacnattaは今回のような新しい用途を提案しています。 商品情報 <サイズ> ①ドレス:Free(S~Mをカバー Tops:着丈cm バスト72~85cmスカート丈は2種類Skirt 80:丈80cm ウエスト58~70cmSkirt 90:丈90cm ウエスト58~70cm体型別着画はこちらから ②ネクタイ 全長:約148cm大剣幅:7cm <価格> セットアップ刺繍あり:214,500円(税込)セットアップ刺繍なし:115,500円(税込)ネクタイ:15,000円(税込) 全て税込価格です。 試着会・注文について 東京、渋谷エリアにて2022年1月30日(日)に試着会をおこないます。感染症対策として、少人数の完全予約制となっていますので、下記のフォームからお申し込みください。 お申し込みはコチラ 受注期間:2022年1月18日(火)~2月6日(日)(延長する可能性あり)下記オンラインサイトからご注文が可能です。 オンラインサイトはこちら 刺繍なしは春頃、刺繍ありは夏頃のお届けを予定しております。

  • 越前漆器の『至福の白木箱』withコロナ時代個別の盛り付けに対応

    伝統工芸品「越前漆器」の産地である福井県鯖江市で漆器メーカーを営む株式会社サンユーから、個別の料理の盛り付けに対応する新たな漆器『至福の白木箱』が発売されました。 コロナ禍に対応する個食を支える器 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で起こった変化の中でも、飲食店は大きな影響を受けています。大皿料理でシェアする食べ方から、個別の盛り付けに変化しました。『至福の白木箱』は、そうした新しい食事の常識に対応します。 越前漆器とは 福井県鯖江市の伝統工芸 越前漆器は、約1500年の歴史と技に支えられ発展してきました。信頼と実績を誇る越前漆器は、高級レストランや飲食店、ホテル、旅館などで用いられ、業務用漆器製造で国内80%を超えるシェアを占めています。 『至福の白木箱』3つの特徴 問屋を介さず直接お客様にお届けするため、低価格で品質の高い商品をお届けできます。自社に塗装工場を持つため、販売以外にも塗りなおしなどの修繕も自社の職人が対応。まさに、SDGsにのっとった取り組みです。ロゴや名入れに対応しており、店名を入れたり、贈り物としても重宝します。 コロナ禍の飲食店に嬉しい機能 コロナ禍で食事をする楽しみが失われる中、『至福の白木箱』の高級白木タモの柾目の無垢&合板の木蓋が、宝箱を開けるような特別なワクワク感を演出します。 さらに、木蓋があるため、飲食店などで運ぶ際にも衛生面でも安心感を与えられるほか、一度に多くの料理を提供することができ、会食の時間短縮やお客さまと従業員とのソーシャルディスタンスの確保を実現します。また、白木箱の木蓋は飛沫防止に効果があり、ワンプレートの容器は抗菌塗装が施されているため、衛生面でも優れています。 また、毎日使用することを想定しているため、耐水性に優れたウレタン塗装によるコーティングが施されているのもうれしいポイント。 白木箱の中に入れるプレートは、バリエーションを豊富に取り揃え、メニューによって自由に使い分けることもできます。 サンユーとは 福井県鯖江市の伝統工芸 越前漆器は、約1500年の歴史と技に支えられ発展してきました。信頼と実績を誇る越前漆器は、高級レストランや飲食店、ホテル、旅館などで用いられ、業務用漆器製造で国内80%を超えるシェアを占めています。サンユーは自社に専用の工場を持ち、業務用漆器の製造をはじめ、修理や手直しなどにも対応。受け継がれてきた確かな職人技でお客さまと信頼関係を築き、持続可能な社会づくりにも取り組んでいます。 ■会社概要会社名 : 株式会社サンユー所在地 : 〒916-1221福井県鯖江市西袋町30-4設立 : 1982年4月資本金 : 1,000万事業内容 : 漆器製造販売会社サイト: https://san-you.jpショッピングサイト:https://sabae.san-you.jp

  • 大阪の町工場の精緻な金属加工技術から生まれた、富士山の造形が美しいカトラリーレスト「ITADAKI(いただき)」登場

    1972年創業の大阪のプラスチック用金型製造会社、株式会社武林製作所は、富士山型カトラリーレスト「ITADAKI(いただき)」の新柄となる“吉祥文様シリーズ”の販売を開始。11月24日(水)より自社オンラインショップにて購入可能です。 大阪の町工場の高度な技術から生まれた富士山型カトラリーレスト 大阪の町工場の高度な技術から生まれた工芸品「ITADAKI(いただき)」。歯ブラシ用の金型製造で国内トップシェアを誇る大阪の町工場 株式会社武林製作所が、これまで研鑽を重ねてきた技術を活かして、日本の技術を世界にアピールできる工芸品を作れないかという想いから企画したカトラリーレストです。 富士山をイメージした美しい曲線は、切削が難しいステンレスの角材を3次元加工機で1/1000ミリ単位で少しずつ削り出すことで生まれた繊細な商品です。 2018年度「大阪製ブランド」ベストプロダクトにも選ばれています。 ITADAKI商品詳細 メインページ https://itadaki.shopselect.net/▼吉祥文様シリーズステンレス(シルバー) https://itadaki.shopselect.net/categories/3889679金メッキ(ゴールド) https://itadaki.shopselect.net/categories/3889681金箔(シルバーゴールド) https://itadaki.shopselect.net/categories/3889682 ステンレスの本来の色を生かしたシルバー、金メッキ加工を前面に施したゴールド、斜面に金箔加工を施したコントラストの美しいシルバーゴールドの3色をご用意しました。 新シリーズはお正月にもピッタリな縁起のいい吉祥文様 吉祥文様シリーズは全部で5種類となります。 charset=Ascii binary comment 「いただきます」の瞬間に、まさに”頂きの眺め”をお楽しみいただけます。 確かな金属加工技術の新たな活用 歯ブラシ用の金型の作成は、歯ブラシの磨きやすさを追求するほど形状が複雑なものになります。海外製の金型とは一線を画す精密で高度な技術が求められます。 1/1000ミリを求めるような、国内金型製造メーカーの”頂(いただき)”をめざす高度な技術を世界に伝えたいという想いから生まれた工芸品、富士山型のカトラリーレスト「ITADAKI(いただき)」。 大阪府知事より鏡面磨きの技術で「なにわの名工」を受賞した金型職人による技術。微細な文様を崩さずに、加工時にわずかに発生する小キズを磨き上げる仕上げ技術も、手に取って感じていただければと思います。 株式会社武林製作所(コーポレートサイト)https://tmc1972.com/

  • 縁起の良い器「eni」シリーズに「スープマグ」が新登場!

    人と人の縁をテーマにしたテーブルウェアの人気シリーズ「eni」から、「eniスープマグ」と「eniマグ」を11月4日より先行予約が開始。一般発売は2021年12月末を予定しております。 贈り物にぴったりの「eni(エニ)」シリーズから新商品 人と人の縁をテーマにしたテーブルウェアシリーズ「eni(エニ)」。独特のふくよかなフォルムと八角形の特徴的な持ち手が目を引くデザインに仕上がっています。温かいスープやホットドリンクを楽しみたいこれからの季節にぴったりのスープマグとマグカップが登場しました。 象牙のような優しいアイボリーは中身を選ばず万能に活躍します。 商品ラインナップ eniスープマグ ギフトボックス入り サイズ:直径約14cm 幅17.5cm 高さ7cm容量:約600ml重さ :約280g価格:3,960円(税込)電子レンジ・食洗機使用可 eniマグ ギフトボックス入り サイズ:直径約11cm 幅14cm 高さ7cm容量:約350ml重さ :約210g価格:2,420円(税込)電子レンジ・食洗機使用可 商品URL:https://www.craft-store.jp/products/eni-soup-mug 「菊祥陶器」の共同製作で生まれた波佐見焼「eni」 八角形がシンボルの「eni(エニ)」は、CRAFT STOREと長崎県の「菊祥陶器」との共同製作で生まれた波佐見焼の食器です。一つひとつ職人さんが手作業で作っています。 食卓を通して縁(えに)が繋がるよう願いを込めて名付けられたこのシリーズは、結婚祝いや引っ越し祝いのプレゼントとしても最適です。 ふちの内側には、口当たりをよくするために施されたかんな削りが施され、 「菊祥陶器」の職人・木下さん のこだわりが感じられます。この使い心地の良さをぜひ実際に使ってみて感じてみてください。 運営元:ニューワールド株式会社日本のものづくりに特化したオンラインショップ「CRAFT STORE」を運営。 「日本ブランドを世界No.1にする」をビジョンに掲げ、 販売施策としての動画コンテンツの制作やプロモーションを通じ、日本のモノづくりメーカーのマーケティング活動など事業URL:https://www.craft-store.jp/

  • 大槌ジビエレザーMOMIJI×大槌刺し子の限定グッズがふるさと納税返礼品に登場

    認定NPO法人テラ・ルネッサンスが運営する「大槌刺し子」は、鹿肉の食肉加工を手がけるMOMIJI株式会社と、大槌町産の鹿革(ジビエレザー)を使用したコラボレーションアイテムを製作。2021年11月19日(金)より、大槌町ふるさと納税返礼品として、順次取り扱いを開始しました。 ふるさと納税に岩手県大槌町のジビエレザーと大槌刺し子のコラボレーション商品登場 岩手県大槌街の2つ事業者の「大槌町の財産を増やしたい!」との想いから生まれた新たなコラボレーション。 MOMIJI株式会社は、「害獣」を「まちの財産に」をビジョンに掲げ、岩手県大槌町における課題の一つである鳥獣被害の問題に取り組んでいます。一方、「おおつちを元気にする」、「手仕事の価値を伝える」ことを目的に事業を展開する大槌刺し子。どちらも町への貢献の想いから、ふるさと納税の返礼品としての商品が登場しました。 MOMIJI株式会社の代表兼ハンターの兼澤幸男氏によって捕獲されたジビエレザーと、大槌刺し子の職人の手によってひと針、ひと針、刺し子を施したショルダーバッグとポーチは他にはない一品です。 MOMIJI × 大槌刺し子 ジビエレザー・ポーチ (初回限定 各10個) 【素  材】綿・鹿革【サイズ 】H9 × W14 × D2 cm【仕  様】内ポケット・チャック付き マグネットボタン使用【寄付金額】18,000円【カラー 】藍、橙、赤【備  考】※ポーチの表面は綿布に刺し子を施し、裏面にジビエレザーを使用しています。 MOMIJI × 大槌刺し子 ジビエレザー・ショルダーバッグ (初回限定 各15個) 【サイズ 】H25.5×W17cm ショルダー部分 170cm【寄付金額】40,000円【柄(がら) 】アーガイル、網【備  考】※ショルダーバッグの表面は綿布に刺し子を施し、裏面にジビエレザーを使用しています。 ※いずれの作品も一つ、一つ手作業で制作しているため、色や形に若干の違いが生じる場合がございます。ご了承ください。 申込受付 11月19日(金)よりふるさと納税ポータルサイト(ふるさとチョイス:https://www.furusato-tax.jp/city/product/03461)にて順次受付開始します。 これらの商品は大槌町の「ふるさと納税」の返礼品としての取り扱いとなります。ふるさと納税を通じて、大槌町の復興やまちづくりにも貢献する機会になります。詳しくは、ふるさと納税ポータルサイト(https://www.furusato-tax.jp/city/product/03461)を御覧ください。 ※お申し込みいただいてから生産いたします。お届けまでに1ヵ月程度いただきます。 コラボレーションに込めた想い 兼澤代表は野生動物の狩猟後について、「奪った命をきちんと活用したい」との想いから、食用以外にも、鹿の命に感謝し、なるべく余すところなく活用することを目指しました。その想いに大槌刺し子が賛同した形で誕生した商品です。 商品開発を担った大槌刺し子スタッフの黒澤氏は、「近年、大槌町では町中でも鹿を見かけるようになりました。害獣として鹿を殺処分してしまうことは心苦しいですが、奪った命を大切に使いたいと思い、商品開発を行いました。ジビエレザーは柔らかく優しい肌触りです。ぜひ、一度は失ってしまった生命に新しい息吹を吹き込んだ商品を多くの人に手にとっていただきたいと思います」とのコメントを表しています。 大槌ジビエレザーとは 皮に傷がつかないよう、ナイフを使わずに1頭1頭手作業で丁寧に剥皮し、環境にやさしい植物タンニンでなめしたレザーです。布のようにとても柔らかく、優しい手触りが特徴です。 MOMIJI株式会社【山と海が育てた大槌ジビエ】 https://momiji-gibier.com/岩手県大槌町において社会課題の一つである鳥獣被害の問題に取り組むとともに、命の恵みを地元以外の人にも知ってほしいとの想いから、鹿肉加工を手がけ、全国に鹿肉を届ける事業を展開しています。 刺し子とは 刺し子は、布地の上にひと針、ひと針、つづり縫いや刺し縫いすることで、布を丈夫にしたり、模様を描く、日本の伝統手芸です。 大槌刺し子 https://sashiko.jp/大槌2011年6月に東日本大震災で甚大な被害を受けた大槌町にて、支援に関わっていた5名の東京のボランティアが発足しました。現在は認定NPO法人テラ・ルネッサンスが運営。1.手仕事の価値を伝える、2.持続可能な社会をつくる、3.工芸と日本を元気にすることを目指しています。現在、約30名の刺し子さんが職人として活躍し、岩手県内の伝統工芸の一つとして注目を集めています。 運営元特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス 所在地 :京都府京都市下京区五条高倉角堺町21番地jimukinoueda bldg. 403号室URL :https://www.terra-r.jp理事長 :小川 真吾設立  :2001年10月31日(2014年5月30日より認定NPO法人)事業内容:『地雷』『小型武器』『子ども兵』の課題に対するアジア・アフリカでの支援活動、および国内での『平和教育』を中心とした啓発活動 等

  • てぬぐい専門店からちょっとレトロなミッフィーのてぬぐい&小風呂敷が登場

    てぬぐい専門店の株式会社かまわぬは、12月17日(金)より、かまわぬ直営店各店・オンラインストアにて、「miffy & かまわぬ」シリーズ第2弾のアイテムの発売を開始いたします。 人気のmiffyコラボグッズが待望の第2弾発売 世界中で愛されるディック・ブルーナのミッフィーシリーズの第2弾が登場いたします。今回は、春らしい明るいカラーのラインナップで、新生活の準備にもぴったり。レトロな雰囲気を感じる包み紙やコースターのようなデザインが目を引きます。 てぬぐいと一緒に使いたくなる、活版印刷仕立てのレトロなペアコースターを先着2,300名様にプレゼント。 商品ラインナップ ◇ てぬぐい 価格:1,650円(税込)柄数:全8種類素材:綿100%生産:日本製染色技法:注染サイズ:約W33 x H90 cm ◇ ミッフィーのおいしい風呂敷 価格:770円(税込)柄数:全6種類素材:綿100%生産:日本製​染色技法:捺染サイズ:50 x 50 cm サステナブルなアイテムとして再注目のてぬぐい コンセプトは『遊ぶこころ、使い方いろいろ、かまわぬのてぬぐい』。 顔や手をぬぐう、ものを包むなど、生活のすぐそばで使われてきたてぬぐい。形を変え様々な使いみちのあるてぬぐいは、サステナブルな日本の知恵の象徴ともいえます。 使い込むほどやわらかな手触りに変わり、愛着が湧くのも魅力の一つ。可愛らしいミッフィーの柄は生活に花を添えてくれます。 発売日・取り扱い店舗 販売スケジュール 2021年 11月 23日(火)AM 10:00 ~ 2021年 11月29日(月)オンラインストア予約販売開始 (先着順にて予約特典付)2021年 12月11日(土)かまわぬ浅草店で直営店先行発売2021年 12月17日(金)直営店各店、SHARED TOKYO、まめぐいグランスタ東京、オンラインストア、全国一部取扱店 にて発売開始 ※発売前商品の店頭予約なし ※商品の発売日・取り扱い店舗は、予告なく変更する場合あり ※オンラインストア先行予約でご注文頂いたお客様は12月16日(木)以降順次発送 店舗一覧 ​かまわぬ公式オンラインストア https://www.kamawanu.shop/かまわぬ直営店各店 https://kamawanu.jp/shop/ <かまわぬ公式リンク一覧> ・かまわぬブランドサイト https://kamawanu.jp/ ・Instagram https://www.instagram.com/tenugui_kamawanu ・Twitter https://twitter.com/KAMAWANU_PR ・YOUTUBE https://www.youtube.com/channel/UCyOABXLq2kvkq_A8c8-Ghhw Illustrations Dick Bruna © copyright Mercis bv,1953-2021 www.miffy.com

  • 美しい西陣織の伝統技法「引箔」を使った箸の海外展開をクラウドファンディングにて開始~SERENDOUCE CRAFTS × 西陣織 箔屋 『楽芸工房』のあらたなコラボレーション~

    株式会社ポーラ・オルビスホールディングス(本社:東京都中央区 社長:鈴木郷史)の新規事業プロジェクトである『SERENDOUCE CRAFTS(セレンドゥースクラフツ)』は、西陣織 箔屋 『楽芸工房(らくげいこうぼう)』 三代目の村田紘平氏と共に、伝統技法「引箔(ひきばく)」の美しさを世界に発信すべくプロジェクトを始動。美しい日本の四季を表現した新たな作品を 、2022 年 8 月 16 日(火)~2022 年 9 月 30 日(金)まで、世界最大のクラウドファンディング KICKSTARTER で展開しています。 SERENDOUCE CRAFTS プロジェクト 内面の美しさの支えとなる文化・芸術を支援し、世界に発信する同グループ。SERENDOUCE CRAFTS プロジェクトでは、「日本の工芸品との出会いのきっかけを創る」ことをミッションに、伝統工芸の活躍の場を創造することで技術を継承し、さらなる発展に寄与すべく、手仕事でつくられる上質な伝統工芸品の情報発信や販売をしています。 日本の食文化と四季を表現した「引箔」の箸 今回、クラウドファンディング KICKSTARTER で展開するのは、西陣織の華やかな光沢のある糸を作る技法である「引箔」の技術を応用した箸です。食を通して四季を感じる文化をもつ日本での食卓を代表する食器である箸に、村田氏の創造力とインスピレーションで日本の美しい四季を箸の色彩の中に表現しています。 クラウドファンディングでの展開を通して、より多くの人々に伝統工芸の魅力を発信することでグループ理念「感受性のスイッチを全開にする」というミッションの実現を目指しています。 プロジェクト名Rakugei Chopsticks & Coasters from Nishijin受付期間2022 年 8 月 16 日(火)~2022 年 9 月 30 日(金) クラウドファンディング詳細はこちら 西陣織の伝統技法「引箔」とは 引箔とは、西陣織の糸に使われる素材をつくる技法です。 和紙に箔を施し、織り込んだものを素地とすることで華やかなデザインが周りを引き立てます。和紙の表面に色漆やラッカーなどで彩色し、そこに柄(模様)付けをしていきます。素材は金・銀・色箔・プラチナ箔・らでん(螺鈿)箔などがあります。手作業で一つ一つ細かい工程を踏むため、作り手のアーティスト的な感性が溢れる仕事により唯一無二のデザインが生まれるのです。 さらに西陣織では、これを織物にするために「切屋」という専門の職人が裁断します。その細さは約0.3mm、髪の毛ほどの糸になります。裁断された引箔は、職人の手によって一本ずつ織り込まれ、元の和紙に描いた模様が織物に再現されます。 職人が箔糸を織り込む際に箔糸が裏返らぬよう、一本ずつ丁寧にヘラに引っ掛けながら引っ張ります。これが「引き」箔と言う名前に繋がっています。 まるで絵具を何重にも重ねた絵画のような奥行きや深みが、西陣織の豪華絢爛さを支えています。 https://serendouce-crafts.com/blogs/journal/journal-37-kickstrater1 楽芸工房 京都・西陣にて箔屋を営む村田商店の直営工房・意匠部として平成元年に創業。西陣織の特徴のひとつであり、300年以上前に開発されたと言われている箔を織り込む技術“引箔”を、今もなお支え、守り続けています。 村田紘平氏(西陣織 箔屋 『楽芸工房』三代目。経済産業大臣指定伝統的工芸品 西陣織 製糸部門 伝統工芸士。)は世界に誇る西陣織の芸術性と高度な技術を継承する一方、伝統工芸の枠を超えた新たなモノづくりにも積極的に挑戦。アート、デザイン、インテリア、ファッションなど、幅広いジャンルと接点をつくりながら、国内外のマーケットに向けて革新的なデザインの提案を続けています。 楽芸工房詳細はこちら SERENDOUCE CRAFTS について 「日本の工芸品との出会いのきっかけを創る」ことをミッションに生まれたプロジェクトです。“SERENDOUCE(セレンドゥース)”は、 意外な新しい発見(Serendipity)と心地よさ(Douce)を組み合わせた造語です。伝統的な技術を守り、新たな価値を生みだす作り手がつくる伝統工芸品を、オンライン中心で情報発信・販売しています。SERENDOUCE CRAFTS 公式サイト: SERENDOUCE CRAFTS 公式サイトはこちら

  • 日本最古の布「しな織」帽子が販売開始

    木の皮から作られる「しな織」の製造・販売をおこなっているしな織創芸石田(有限会社丸石産業)から、折りたたみ可能で日除け効果抜群のブリムの広い帽子の販売が開始されました。 風通しがよく夏にぴったりの商品です。 「しな織」詳細はこちら しな織とは 「しな織」は、日本最古の織物の一つであり、シナノキ、オオバボダイジュの木の皮から糸を紡いで作られます。木綿や絹が普及する以前、樹皮から作ったしな織の耐久性と水にも強い特性から、寝具、穀物入れ、漁網、調味料の漉し袋など生活必需品として様々に活用されてきました。 布作りの工程は木の皮を剥ぐところから全て手作業でおこなわれ、織り上がりには約一年がかかります。そのため生産量は少なく、かつては日本各地で織られていましたが徐々に減っていきました。山形県と新潟県の三つの村では、昔と変わらない製法で現在も織り継がれています。 生活の手段となるものは山からの恵みであるという考え方で、必要以上に木を切るなど自然を乱すことなく、自然と共生してきました。梅雨の時期に皮をはぎ、農閑期の冬に糸を作る。山里の暮らしのサイクルを今に残すのがしな織です。 商品詳細 価格88,000(税込)サイズ57cm(オーダー可)販売場所5月11日~17日 大阪髙島屋5月18日~24日 仙台三越5月25日~31日 松坂屋名古屋店 商品詳細はこちら 製品に込めた想い ~古代の布を現代へ~ 歴史あるしな織を後世に残そうと「しな織創芸石田」1990年に操業して以来32年間、現代の生活に合ったデザインで製品を作り続けてきました。中でも、その通気性の良さと丈夫さから帽子が定番商品になっています。 そして今回、お客様の声を集約した新たな定番帽子が完成しました。 特徴 ・風通しが良く飛ばされにくいしな織はその技法により独特の透け感を持ちます。風通しがよく夏でも涼しく過ごすことができます。他の天然素材に比べて糸が太く、強い撚りをかけているので、ざっくりとした織物に仕上がります。 ・折りたたみ可能布の接ぎに沿って折りたたみが可能です。屋内や旅行先などでバッグの中に収納するのも簡単。折りジワができた場合も、霧吹きで湿らせて形を整えることできれいに取れます。 ・経年変化丈夫で耐久性のあるしな織は使っていくうちにしなやかになり、色もアメ色に変わっていきます。20年、30年と変わっていく風合いを楽しみながら、長く使用していただけるサステナブルな商品です。 会社概要 会社名:有限会社丸石産業屋号:しな織創芸石田 「しな織」詳細はこちら

  • 着物とアウトドアのコラボレーション「OUTDOOR*KIMONO」から2022年春夏新作を発売

    老舗の着物専門店「株式会社やまと」と、アウトドアメーカー「スノーピーク」とのコラボレーションシリーズである「OUTDOOR*KIMONO」シリーズから、2022年春夏の新作が発売されます。 やまとオンラインストアはこちら 「OUTDOOR*KIMONO」とは 着物で楽しむ日本らしいアウトドアの雛型を一緒に創りたい、という想いから、アウトドアメーカーである「スノーピーク」と、着物専門店である「やまと」がコラボ―レーションして誕生しました。 コンセプトは、「アウトドアシーンで気軽に着ることができるKIMONO」。ボタンとバックルベルトで留められるようになっており、和装の仕立ての美しさを保ちながらも、帯なしで着用できる気軽さが特徴です。 さらに、アウトドアシーンでも問題なく着用できるような生地を採用し、着る以外にも「包む」「掛ける」「敷く」など、さまざまな用途で活躍する万能な着物です。 2022年春夏の特徴 軽量で通気性に優れた素材「Dot air™️」は、その使用感から毎シーズン人気を博しております。今回は、定番のKIMONO(着物)に加え、同生地で作られたHAORI(羽織)が登場。 シワ加工を施したパナマライクな表情が特徴の生地は、これまでの「Dot air™️」シリーズに比べさらに薄手かつ軽量に進化しました。 またHAORIには取り外しできるフードとポケットがつき、一段とカジュアルな仕様になったため、より普段着に取り入れやすくなりました。 カラーはブラックとブラウンの2色が発売となり、ユニセックスで着用可能となっています。和装としてはもちろんのこと、ライトなアウターとして、またTシャツやパンツと合わせてラフに着られるアイテムです。 商品情報 商品名Quick Dry OUTDOOR KIMONO価格42,900円(税込 / マイサイズ仕立付き)カラーBlack/Brown発売日2022年4月29日(金) 商品名OUTDOOR KIMONO Quick Dry HAORI価格52,800円(税込 / マイサイズ仕立付き)カラーBlack/Brown発売日2022年5月30日(月) やまとオンラインストアまたはY. & SONS 各店での販売となります。 やまとオンラインストアはこちら YAMATO Tsunagari Project 産地と私たちの<つながり>を生かし、私たちと<つながり>がある人、ブランドとともに作った新たなプロダクトで、きものと世の中の<つながり>を生み出すプロジェクトとして株式会社やまとが推進しています。 企業情報 株式会社スノーピーク “ものづくりのまち”新潟県三条市にて創業したアウトドアメーカー。「人と自然、そして人と人をつなぎ、人間性を回復する」ことを社会的使命とし、キャンプ用品、アパレルの開発、国内外での販売のほか、 地方創生、ビジネスソリューション等、幅広い事業を展開する。 株式会社やまと 大正6年創業のきもの専門店。「“きもの”でエキサイティングな世の中をつくる」というビジョンを掲げ、歴史に裏打ちされた信頼感に加え、チャレンジ精神を大切に、生活者や産地と共に革新を続けている。「きものやまと」「KIMONO by NADESHIKO」「Y. & SONS」「DOUBLE MAISON」「THE YARD」の5ブランドを全国に約80店舗展開している。

  • 【伝統工芸×オンライン】クラウドファンディングを通して銀器を後世に…銀師の挑戦 ~日伸貴金属 上川宗伯氏インタビュー~

    日伸貴金属クラウドファンディング詳細はこちら 「用の美」を極めた銀器の魅力 ――まず初めに銀器とはどのようなものか教えてください。 上川さん)銀器というのは、全国に236品目ある日本の伝統工芸品の一つです。南部鉄器だとか、金沢の金箔、江戸切子などが有名ですね。 銀器のルーツは今から約300年前になります。江戸時代の当時の職人さんを記した文献「人倫訓蒙図彙(じんりんきんもうずい)」の中に、「銀師(しろがねし)」と呼ばれる銀細工の職人がいたことが記されています。私共は、1700年に始まった金槌で打って形を作り出す「鍛金(たんきん)」を確立した流派を受け継がせていただいています。令和4年においても根本的な技術・技法は変えずに、それぞれの時代のお客様のニーズに応じて作っていくということをしています。 ――銀細工の一つとおっしゃっていましたが、具体的にどのような技術で、他の銀細工とは何が異なっているのでしょうか。 上川さん)例えば銀の線細工をされる職人さんは全国にたくさんいらっしゃいますが、基本的には装飾品なので強度はそれほど必要なく、形をつくるという目的がメインです。 それに対して、刀や包丁を作る「打ち刃物」という業種があるのですが、こちらは形をつくるために打っているだけではなく、打つことによって材質に実用品として使える強度を出すという目的があります。 私たち職人は、“使っていただけるように作る”というのが一番の仕事です。それが叩いているのか、形を作っているのか、完成品だけ見るとわからないかもしれませんが、それらは使用の目的が異なるということです。 ――銀器、鍛金技法の魅力はどんなところにあるのでしょうか。 上川さん)「用の美」という言葉がありますが、実用的でなおかつ美しさを兼ね備える。これが伝統工芸品の主要要件です。素材を加工して形をつくる産業というのはたくさんありますが、打つことにより生まれる強度が江戸時代から伝わる鍛金技法の根幹であり、結果的に生まれる美しさが魅力だと考えています。 『銀器』なので基本的には器が主な製品です。技法を生かした、装身具、アクセサリーなどがあります。それらは伝統技法で造るというところの根幹がずれてしまうと他で作っても同じ指輪になってしまうので、そこを間違えないように装身具やアクセサリーに生かしていくというのが一番のテーマです。 また、銀は熱伝導率が高く抗菌作用を持つという特性も、器として優秀な機能の一つであります。そして銀という素材ならではの“特別さ”や“記念”といった要素も銀器の価値と言えると思います。 体験型クラウドファンディングに込めた想い ――今回のクラウドファンディングをやってみようと思ったきっかけや、課題と考えられていたことを教えてください。 上川さん)台東区さん主導の地域活性化を目的とした産業と別業種のマッチング商談会というものに参加する機会があり、そこで今回クラウドファンディングでお世話になっているベルトラ株式会社さんとお話させていただいたことがきっかけになりました。 おかげさまで私は銀師となって29年目を迎えます。私の父親も現役で、江戸から11代を越える半世紀以上の職歴を重ね、陛下から黄綬褒章をいただいたこともあります。これまで歴史と伝統を引き継いで技術を磨くことに専念して参りましたが、やはり長く続けていくとなると、後世に伝えていくという役割も担っていると強く感じます。そのためには、広く知ってもらうための新しいチャレンジが必要です。 銀器というと、ショーケースに入った高級品としてのイメージが一般的にあります。ブランドとしてそのような価値ももちろんありますが、多くの方に使っていただくためにネックになったのは、その敷居の高さでした。職人としては、みなさまに使っていただきたいという想いを持って作っています。今のままでは、どこで売っているのか、どういう歴史的背景があるのか、どういう風に使うのかというところがわかりにくいままでしたので、まずは知っていただいて、使っていただくところまで持っていこうという考えがありました。 一方で、10年ほど前から修学旅行生や海外からのお客様に対して銀器の体験をしていただくという取り組みをしており、1万人ほどご対応させていただいておりました。そこで体験を通じた普及促進というものが有効であるという実績もあったため、今回の体験型のクラウドファンディングというものに繋がりました。 若い方でも伝統工芸品に対して興味を持っている方がかなり多いと感じていますので、実際に自分で作ってみることで、より愛着と興味関心につながると考えています。同時に歴史的背景や意義というものもお伝えすることもでき、この体験型クラウドファンディングは多くの方にご賛同いただいています。 ――今回のクラウドファンディングはどのようなシーンで利用されていますか? 上川さん)銀器を広めていく上でのコンセプトとして、「ちょっと豊かに、ちょっと贅沢に。」という位置づけを構想しています。過去にあったのは、カップルの方々の記念だったり、おじいちゃんおばあちゃんがお孫さんのために作るアイススプーンだったり、少し特別な意味で銀器をつくられる方が多いです。 具体的なエピソードですが、普段は指輪を贈るなんて恥ずかしいけど、銀婚式だからちょっと銀器で作ってみようか、というお話をいただきました。ご自身で作られた指輪ってすごく愛着がわくと思うんですね。記念の時にこれ作ったよね、と思い出すことができます。そのように自然な形で使っていただけると嬉しいなと思っております。 あとは、地域全体を使った結婚式をされる方々の指輪制作にも携わりました。今までありそうでなかったのですが、台東区は観光の名所もあるので、地域全体の町おこしとしていい取り組みだったなと思っています。 ――体験することで「思い出」という価値もさらについてくるようなイメージでしょうか。 上川さん)まさにそうです。ものをお買い上げいただくのはもちろんですが、その前にまず、あそこで体験したことあるな、といったように思い出していただける位置づけまでもっていく必要があると思います。 ――銀器というと美しい鏡面が印象的ですが、体験でもこのような作品が出来上がるのですか? 上川さん)そこが一番のポイントなのですが、このツルツルの鏡面にするのは、職人の熟練した技が必要ですので、体験ではそこまではできません。先ほど申し上げたように、使用の目的によってその加工が変わってきます。鏡面にするには、叩いて形にした後に削り出して磨き上げます。そのため工程数がものすごく多くなり体験ではちょっと難しいんですよね。 まずは体験で、自分で作る楽しさや難しさを実感していただく。そうすることで、職人の受け継いできた伝統技術の奥深さや、手間暇の大変をより強く肌で感じられるでしょう。それはとても大切だと思っています。 ――クラウドファンディングや、オンライン、ITを取り入れて変わったことはありますか? 上川さん)職人の世界では顔を出してはいけないというのが通例で、メディアに出させていただくことは全くなかったんですよね。それが今ではこうしてご取材いただいたり、伝統と新技術という題目で理系の大学の講演をお願いされたりすることも増えました。 あとは、全国の伝統工芸やものづくりをなされている方々や、酒蔵の方々などと交流するオンラインイベントがあり、最近それに初めて参加させていただいてすごく刺激を受けました。そこで私共の取り組みも紹介させていただいたのですが、「体験型クラウドファンディングなんてすごいですね」と興味を持っていただけたんですよね。そのような前向きにものづくりに取り組む方々と情報を交換し、刺激し合える関係性を築けたのも一つの成果かもしれません。 オンラインやITを取り入れた理由 ――オンラインなどの取り組みは、コロナ以前からやられていたのですか? 上川さん)オンラインイベントなどは以前から模索していたのですが、実際にやってみるとリアルとの差がかなりあったんですね。お子さんたちを対象として体験キットをご自宅に届けてオンラインで説明しながら銀器を作成するということをしたのですが、やはり難しかったです。ですから、この状況下ではありますが、実際に対面で体験指導していく方法に行き着きました。 ――新型コロナウイルスの感染拡大は、上川さんのお仕事や銀器の産業にどのような影響を与えましたか? 上川さん)影響は非常に大きいものでした。私の77歳の父親よりも上の世代一人親方をされている職人さんも多いんです。コロナ禍で今までの販売体系や流通が全く動かなくなってしまいました。ここ数年の販路としては、百貨店さんなどでの販売がメインだったんですよね。そうするとイベント自体がもう中止で売り上げが立たないし、オンラインの対応もなかなか難しいという現状もあり、廃業を選択される職人さんも後を絶ちません。 「上川さんのところはまだ若い職人もいるから」ということで、廃業される先輩の職人から道具を譲っていただくこともあります。その道具にも専門の職人がいるんですよね。そうやって受け継いだ道具を、今度は新しくやりたいという子に使ってもらえるように、まだ若手と言わる私が銀器の産業に対して今何ができるか。そして地域ぐるみで何ができるかと深く考え、後の世代へ繋げていく方法を模索し続けなければならないと考えています。 受け継いできた技術を次の世代へ ――よく伝統工芸では後継者問題も多く聞かれると思うのですが、銀器の世界でも厳しいのでしょうか? 上川さん)銀器の業界は、圧倒的に廃業なされる方が多いですね。銀器の組合というものがあって、入りたての29年前には青年部員だけで30人以上、本体で2~300人くらいいたんです。当時はいろいろな分業制を行っていたりしたので、現在と形態は違うとはいえ、今は当時の10分の1くらいに減ってしまったんですよね。私は青年部の部長という役を担っているのですが、実働しているのは2割程度くらいになってしまっていているのが実状です。 ――なかなか厳しいですね。高齢の方が多いと、ITやオンラインといった新しいことに対しての抵抗感が強いのではないですか? 上川さん)私がパソコンやスマートフォンで打ち合わせや作業をしていると、「何やっているの?」と。「そんなことしてないで手伝ってくれ」と言われることもあります。他の職人さんに必要性を伝えるのは難しかったですが、少しずつ意義を伝えていきながらようやくオンラインという言葉を覚えてもらったかなというレベルです。 他の職人さんたちにも使ってもらうようになるためには、まず自分が実践していかなければならないと思っています。今はまだ勉強させていただいているところではあるのですが、一つ一つを積み重ねていくことで銀器の世界だけでなく、地域の他の産業にもうまく広がっていけばなと思っております。 ――理解が得られない中で進めるのは大変ですね。 上川さん)伝統工芸は、職人だけでなく使っていただく方々も含め多くの関わりの中で作り上げていくのものだと思います。そういった意味で、私の役割はみなさまに広く知っていたき、継続する方向にしていくことだと考えて活動しております。今はまだ実績もなく直接的な売り上げに繋がっているわけではないのですが、先を見据えるとやらなければいけないことなんです。だから今、このようにチャレンジしています。 ――後継者不足が深刻ですが、例えば「明日から職人さんになりたいです!」と言ってなれるものなのですか? 上川さん)もちろん流派や親方筋によって考え方はそれぞれあると思いますが、うちの父親なんかは明日からでも来ていいよ、というタイプなんですよ。ただ、始めることは簡単でも、続けることが結局難しいんです。続けるために工夫をしたり、時代に合わせたり、ご縁を大切にしたり、それらがあるからこその仕事ですので、そのような辛抱強さは必要なのではないでしょうか。 ――次世代に受け継いでいくことについてどのようにお考えですか? 私の息子は高校生と中学生なんですけれども、家業の事や伝統を受け継いでいくことについては理解しています。「お父さんは英語や中国語はダメだから僕は語学の勉強をして、海外の方々とも取引できるように勉強したい」と言ってくれています。子どもが自主的に見聞きし、考えてくれていて、そうやって新しい世代が興味を持ってくれるのは嬉しいことです。 ――先を見据えた考え方ができる息子さんで将来有望ですね。 上川さん)まだ勉強中なんですけどね。親父が「俺の背中を見ていればいい」という時代でもありません。子どもの方がよくわかってくれていて、私は私の、息子は息子の今だからできる必要だと思うことを行動しようと話しています。いい意味で子どもから学んでいますね。子どもが行動しやすい環境を作っていきたいです。 ――今上川さんの種まきをしていることが、息子さんの代に広がっている画が見えますね。 上川さん)その時代その時代でのお客様のご要望や、ニーズ、社会情勢は変わってくると思うので、そこにどうやって対応するかですね。親として息子の今後を応援したいなと思います。 ――後世に繋げていくには時代のニーズを的確に捉えていくことが不可欠ですね。 上川さん)分かる人にだけ分かってもらえればいいという時代もあったのかもしれないですが、それは今と時代背景が全く違う高度成長期の時代や大量生産でものをいっぱい作るという体制があった時代の使い方です。職人は黙って手を動かしていればそれで生業として成立する、という時代は終わりました。 「伝える」ということは誰かが代わりにやってくれたりどうにかしてくれたりするわけではありません。一生懸命にものづくりをすることと同じくらい、職人として伝えていくことに対して熱量を持って行かないとダメなんだと痛感しています。実績を重ねていく過程も皆さん見ていると思いますので、身が引き締まる思いがしますね。 銀器を普及させるための新しい取り組み ――最近の銀器に対する新しいニーズはありますか? 最近ですと、アイススプーンを作り始めました。これは今体験型のクラウドファンディングでもご案内させていただいております。銀という素材は熱伝導率が金属の中で一番優れているため、自身の体温の熱が伝って、凍っているアイスクリームがゼリーのようにスーッとスプーンが入るんです。それを実感していただくことも非日常の一つで幸せを感じる瞬間とも言えますね。 そのアイススプーンから発想して、ベビースプーンとしてもいいよね、とお客様からアイデアをいただき、形にしました。時代にあったもの、必要なものを教えていただきながら形にしていく作業は楽しいですね。 銀器以外の伝統工芸の素材のものとコラボレーションすることによっていろんなものができるんですよね。例えば、陶器と銀器を合わせる工芸品。この工芸品を生活の中で使っていただけるよう提案していくこともものづくりを楽しさかなと思います。そこから新たなオーダーをいただくこともありますよ。 ――最近ではサステナブルという価値観が若い方に共感されるポイントとなっていますが、これは伝統工芸にとって追い風と言えるかもしれませんね。 上川さん)SDGsやサステナブルといった考え方は、実は日本文化の中で大切にされていた部分と通じる要素が多くあるんです。今がその時代のタイミングになってきているのかな、ということを肌で感じている部分はあります。先程の大学の講演についてもそうですが、若い方に伝える機会をいただけることはすごくありがたいことです。 ――現在ECやオンラインショップもされているのですか? 上川さん)東京都さんの方で今年度からオフィシャルの東京の伝統工芸品として選んでいただいて、ECサイトに出店させていただいています。あとはホームページの方では遠方の方にお買い求めいただけるようなプラットフォームをつくりました。 ――実店舗以外でも楽しめる環境を整えられているのですね。 上川さん)それでも、他の職人が「自分もやってみようかな」と期待値が高くなるほどの成果までは行っていないので、常に課題感を持って進めていければと思います。ここで辞めてしまったら、やっぱり意味がなかった、と思われてしまうと思うので、職人としてやるからには時間がかかってでも成果を出していきたいと思っております。 ――SNSの活用や、ライブコマースなどについてはいかがですか?また、これからの展望を教えてください。 上川さん)東京都の若手の職人さんが集まって開催されるTOKYO職人展というイベントで、僭越ながら実行委員長という大役を担わせていただきました。イベント会場内でやっていただいたインスタライブでは、イベント関係者様のご尽力によりお陰様をもちまして会期中2~3千人の方々に実演風景や商品案内を見ていただきました。来年にも出来たら取り組みたいと思います。 SNSもコロナ禍をきっかけに去年の夏くらいからようやく始めたんです。始めるにあたって周囲からものすごく反対がありました。なんで外に自分の情報を流すのか、という批判がすごいんですよ。でも、出すからには正確な広報をしっかり発信していかなければならないと思い、取り組んでいます。まだまだ周知もできていませんが、いろんな方にご覧いただければなと思います。若い方にはこんなメッセージを提示していこうなどと勉強を重ねていって、物づくりに対して一人でも多くの方の興味に繋がっていけたらと思います。 投稿には、必ず日本語と英語の表記で入れています。息子には中国語もやらないとだめだよとおしりをたたかれていますが。 ――中国は市場が大きいですからね。 上川さん)SNSでも中国や台湾の方からメッセージをたくさんいただくんですよ。気を遣っていただいて日本語だったりするんですけど。やり取りをして、微力ながら興味を持っていただけるよう尽力しております。 銀師としての想いと続けていく原動力 ――銀師をしていて苦労したところはどんなところですか。 上川さん)苦労したところは続けていくことです。やっていくうちにどれだけ大変なことかがわかってきました。私ははじめから銀師だったのではなく、一度社会に出て少し離れた環境からものづくりを見れたので、自分のやりたいことをそのまま表現できるありがたみを実感しています。私が入りたての頃の先輩はものすごく背中が大きくて、まだまだ並べてはいませんが、後輩にもそのように思ってもらえるようになれればなと思います。続けたくてもできない方がいる中で、ご縁があって続けられることがありがたいです。 ――ご縁を大切にされていらっしゃいますが、その辺りが続けていく原動力や喜びに繋がっているのでしょうか。 上川さん)そうですね。体験をされた方がお世辞でなく楽しいと言っていただけた時には、幸せをおすそ分けしていただいたような気持になって元気が出てきます。よし、頑張ってみよう、と思えるような体験や出会いは、僕の原動力になっていると思います。 お客様に限らず、ものづくりをされている別業種の方や、メディア、大学などこれまで関わることのなかった様々な方々と繋がってお話できることはとても刺激になりますし、実際に作品をつくるときにも試行錯誤していいものを作っていこう、という気持ちにさせられます。それもまた原動力ですね。 ――銀器に対する想いや、チャレンジングな姿勢が伝わってきました。様々な取り組みがどのように広がっていくか、楽しみですね。本日はお話いただきありがとうございました。 日伸貴金属クラウドファンディング詳細はこちら

  • 福岡の伝統織物に包まれるホテルステイ 福岡・ホテルグレートモーニング博多にて開始

    福岡県福岡市ホテルグレートモーニング博多にて、福岡の伝統織物「久留米絣」と「博多織」を部屋の様々な場所に使用した宿泊プランが開始されました。 このプランは、福岡市の支援と久留米絣の工房が一番多く残る広川町の観光協会にも協力を受け実現しました。新しい生活様式や潜在ニーズに応え、新たな価値を創造することを目的としています。 ホテルグレートモーニング博多公式サイトはこちら ホテルグレートモーニング公式サイトはこちら 国内外から高い評価を受ける伝統織物「久留米絣」と「博多織」を体験 一番の特徴は、このプランのために特注で誂えられた創業125周年を迎える野村織物の久留米絣の布団カバー。丈夫で、夏は涼しく冬は暖かいという綿織物ならではの特徴を体感いただけます。さらに、ホテルのエントランスには博多織を贅沢に使ったソファーが置かれ、スタッフは久留米絣で仕立てられた制服を羽織ります。 お部屋に置かれた伝統織物の歴史本など、ホテルに一歩入った瞬間から、いま世界的な課題となっている「大量生産・大量消費」で生み出される製品では感じることのできない、伝統織物ならではのサステナブルな魅力が伝わってくる体験型宿泊プランです。 プランの価格と予約方法 プラン名福岡の伝統織物に包まれ癒される「久留米絣なステイ」料金12,000円~予約方法公式サイトより所在地福岡県福岡市博多区店屋町6-3 特別プラン 予約と詳細はこちら 久留米絣とは 「久留米絣」は、「伊予絣(愛媛県松山市)」「備後絣(広島県福山市)」とともに日本三大絣の1つとして数えられる、九州筑後地方に伝わる綿織物です。 無地が主流だった約200年前、優しい風合いの柄を織物に浮かび上がらせる技が、偶然の発見により生み出されました。綿糸を先に染めてから織ることで微妙なズレが生じ、独特なかすれ模様となります。これが久留米絣の大きな特徴であり魅力です。 この久留米絣は、福岡の夏の風物詩である博多山笠の法被にも使われています。ホテルグレートモーニング博多では、プラン限定の布団カバーの他に、制服やポケットチーフに採用されています。 博多織とは 770年以上もの歴史を持つ「博多織」は、中国の王朝・宋から、博多の商人が持ち帰った織の技法がルーツといわれています。多くの経糸に、緯糸を強く打ち込むことで、厚く張りのある生地に織り上がるのが大きな特徴です。 1600年には、筑前福岡藩の初代藩主が、幕府への献上品にも選んだ特別な織物で、「献上柄」「博多献上」などと呼ばれます。現代でも、和服の帯としてよく用いられ、博多地区のシンボル的な模様として、街中のさまざまな場所で使われてます。 こちらのプラン限定で、博多織のソファーとフットスローを楽しむことができます。 宿泊施設だからこそできる価値の伝え方 宿泊施設の中でも、寝具は疲れを癒すために一番長い時間を過ごすと言えます。そんな宿泊施設の特徴を活かして、“福岡の久留米絣や博多織の魅力的な文化をもっと多くの方に知って頂きたい”という想いから今回の取り組みをスタートされたそうです。一過性のプランではなく、感染症が終息した未来も見据え、福岡だからこそ体験できる。世界に誇れるホテルステイの形として期待がされます。 ホテルグレートモーニング博多の特徴 「都市型リフレッシュホテル」として、天然素材、水そして空気にまでこだわっています。 空気が美しい:無風の冷暖システムF-CONを全館に採用天然素材が包み込む:木材は天然の竹、壁は漆喰と珪藻土にこだわって使用ミネラルウォーター:水道から出てくる水は全て、特殊な活水器で濾過されたミネラルウォーターオーガニックタオル:全室に標準採用、洗剤はオリジナルで環境に配慮したものを使用高級寝具:金属のスプリングなどを一切使わないメーカーと共同開発した寝具の自然な寝心地が、最高の目覚めをサポート ホテルグレートモーニング博多 〒812-0025 福岡県福岡市博多区店屋町6-3 TEL : 092-272-1414

  • 日本最大級の江戸切子の祭典『Love Nippon!江戸切子桜祭り2022』3月25日から開催

    2022年3月25日(金)より、東急プラザ銀座にて『第4回 Love Nippon!江戸切子桜祭り2022』が3日間開催されます。 Love Nippon!江戸切子桜祭りとは 江戸切子の販売や体験ワークショップなどを通して、「江戸切子のある豊かな暮らし」を提案する、日本最大の江戸切子の祭典となります。江戸切子協同組合主催『第34回 江戸切子新作展』に特別協力しています。 2018年に第1回目が開催された『Love Nippon!江戸切子桜祭り2022』は、今回で4回目の開催となります。 イベント開催の想い 『江戸切子」は、江戸時代後期から今日まで続く、国および東京都の伝統工芸品に指定されているガラス工芸品です。しかし、技術を継承する職人は年々高齢化が進み、後継者がおらず廃業に追い込まれる場合が多々あり、その職人の技術や作品が失われつつあります。 伝統工芸の未来を明るいものとするため、“現代のライフスタイルに合う新しい価値を江戸切子に与えたい”と考えてきた藤巻百貨店。現在伝統の継承に尽力する「若手職人の育成」が、江戸切子ひいては伝統工芸産業に良い影響を与えると信じて、本イベントの全面サポートを行ってきたと語ります。 本イベントの会場である「東急プラザ銀座」は、その外観のモチーフを江戸切子としています。この場所を江戸切子の魅力発信の 地とし、職人とお客様の交流を創出し、イベントを通じてお客様からの評価が職人たちのモチベーション向上、ひいては「若手職人の育成・発展」を目指しているとのこと。 コロナ禍においてライフスタイルが大きく変わっていく中で、「江戸切子のある豊かな暮らし」を提案していく新しいイベントとなっています。 イベント概要 『Love Nippon!江戸切子桜祭り2022』は、以下の日程、会場で開催されます。 日程2022年3月25日(金)~27日(日)11:00~20:00予定 ※最終日は18:00までメイン会場東急プラザ銀座 3F 特設スペース第2会場東急プラザ銀座 B1F 藤巻百貨店 銀座店オンライン会場藤巻百貨店WEBサイト 藤巻百貨店WEBサイトはこちら 開催内容(予定) 第34回江戸切子新作展『受賞作品特別展示』伝統工芸士『個人作品展示』江戸切子体験ワークショップ江戸切子直売コーナー そのほかにも多くのイベントを開催予定。※開催概要の詳細については順次WEBサイトにて更新されます。また、開催概要は予告なく変更される可能性があります。ご来場に際しましては、事前に藤巻百貨店WEBにてご確認をお願い致します。 江戸切子とは <過去受賞作品(2021年)>1位 経済産業省 製造産業局長賞 【渡部 聖也】沫~Shibuki~ 『江戸切子(エドキリコ)』とは、江戸時代後期より江戸発祥のガラス工芸品。 1834年、江戸大伝馬町のビードロ屋加賀屋久兵衛が、金剛砂を用いてガラスの表面に彫刻したものが原型とされています。その後、明治時代以降ヨーロッパのカットグラス技法が導入され、現代に伝わる江戸切子として発展してゆく。 江戸切子は、1985年7月15日東京都伝統工芸品に指定、また2002年1月30日には国が指定する伝統工芸品に指定されました。 江戸切子新作展とは 江戸切子新作展は、江戸切子協同組合が主催する伝統工芸江戸切子職人による新作作品コンテスト出品作品が⼀堂に会する展示会です。 選考会では、特に秀でた作品へ「経済産業省製造産業局長賞」「経済産業省関東経済産業局長賞」「東京都知事賞」などの賞がに与えられます。 江戸切子協同組合 江戸切子協同組合は、江戸切子をはじめとするガラス加工業に従事する事業所・職人の振興と発展をはかり、美しさと品質を追求したガラス工芸品として江戸切子の伝統を長く継承、育むことを目的としている協同組合。 特に高度な卓越した伝統的技術・技法を有する者に与えられる東京都の伝統工芸士、日本の伝統工芸士をはじめ、数々の名誉ある認定を受けた者が組合に数多く在籍しています。 藤巻百貨店(フジマキヒャッカテン) 株式会社caramoが運営。伊勢丹の名物バイヤーとして知られていた故・藤巻幸大(ふじまきゆきお / 1960-2014)のプロデュースにより、“日本をテーマにしたこだわりの逸品のみを届けるECサイト”として2012年5月にオープン。高いデザイン性と使い勝手の良さを両立した「あっと驚く」オリジナリティ溢れる逸品を取り扱っています。 現在、優れた職人やクリエイターなど取引先は400社以上に上り、厳選された日本の商品のみを扱う日本最大級のECサイトとなっています。 「モノ」に対して関心が高く日々の暮らしにちょっとした豊かさを求める30代後半〜50代の男女をターゲットとし、Facebook会員は約24万人、メルマガ会員は約10万人と多くのファンに愛されています。 2016年3月には初の実店舗を銀座(東急プラザ銀座6階 / 東京都中央区銀座5-2-1)にオープン。※取引先数・会員数は、2021年6月現在のもの 所在地:東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座B1階営業時間:11:00~20:00(「東急プラザ銀座」の定休日に準ずる) 藤巻百貨店WEBサイトはこちら

  • 西陣織で作るウェディングドレス「renacnatta(レナクナッタ)」受注開始 伝統文化をまとう結婚式とその後の日常にも

    株式会社Dodiciが展開するD2Cブランドrenacnatta(レナクナッタ)より、京都・西陣の伝統工芸「西陣織」の生地を使用したウェディングドレスと、同生地で作成したネクタイの受注販売が2022年1月18日(火)より開始されます。 文化を纏うブランドrenacnatta(レナクナッタ) renacnattaは「文化を纏う」をコンセプトに、イタリアと日本のデッドストック素材や伝統工芸品を用いたアイテムを展開するブランド。日本とイタリアで使わ「れなくなった」、着ら「れなくなった」テキスタイルが新たなものへ生まれ変わるというコンセプトがブランド名の由来とのこと。 また、第二の取り組みとして、昔よりも作ら「れなくなった」伝統工芸を継承する職人さんとタッグを組んだ商品も展開されています。 公式サイト 京都の西陣織織元とのコラボレーションは今回で三度目で、ウェディングドレスとネクタイが販売となります。作り手と需要の減少が著しい西陣織を、新しい形で纏う機会を作り、可能性を広げたいと考え作ったのがこの西陣織の記事を使った「一生着られるウェディングドレス」です。 西陣織の生地そのままのシンプルなデザインのほかに、西陣織の上にさらに繊細な手刺繍を施している贅沢な品もご用意。刺繍はファッションデザイナーであり刺繍デザイナーの田中大資氏がデザインされました。 一生着られるウェディングドレス 「一生着られるウェディングドレス」というコンセプトのもと、ドレスはトップスとスカートのセットアップとなっており、挙式を終えた後もトップスやスカートの単体で使用することができます。 このドレスでは西陣織をポリエステルで織っているため、水や摩擦に強く、絹の西陣織より扱いやすい生地となっています。絹に劣らない柔らかい質感、上品な光沢感が楽しめる「現代の西陣織」として活躍します。 結婚記念日やお子様の入学式など、人生の特別な節目に着続けることができます。人生に寄り添う一着になってほしいという願いをこめて「一生着られるウェディングドレス」と名付けたそうです。 西陣織とは 西陣織とは、「西陣地区で生産される先染の紋織物」。素材ではなく、技術自体を指します。西陣織は、この20年弱で関連企業は半減、事業主の高齢化、転廃業を決めている事業主も急増しているという事実があります。 今でさえ貴重な西陣織は、もう二度と作られなくなる幻の織物になってしまう危険性もあります。そのような事態を食い止めるため、renacnattaは今回のような新しい用途を提案しています。 商品情報 <サイズ> ①ドレス:Free(S~Mをカバー Tops:着丈cm バスト72~85cmスカート丈は2種類Skirt 80:丈80cm ウエスト58~70cmSkirt 90:丈90cm ウエスト58~70cm体型別着画はこちらから ②ネクタイ 全長:約148cm大剣幅:7cm <価格> セットアップ刺繍あり:214,500円(税込)セットアップ刺繍なし:115,500円(税込)ネクタイ:15,000円(税込) 全て税込価格です。 試着会・注文について 東京、渋谷エリアにて2022年1月30日(日)に試着会をおこないます。感染症対策として、少人数の完全予約制となっていますので、下記のフォームからお申し込みください。 お申し込みはコチラ 受注期間:2022年1月18日(火)~2月6日(日)(延長する可能性あり)下記オンラインサイトからご注文が可能です。 オンラインサイトはこちら 刺繍なしは春頃、刺繍ありは夏頃のお届けを予定しております。

  • 越前漆器の『至福の白木箱』withコロナ時代個別の盛り付けに対応

    伝統工芸品「越前漆器」の産地である福井県鯖江市で漆器メーカーを営む株式会社サンユーから、個別の料理の盛り付けに対応する新たな漆器『至福の白木箱』が発売されました。 コロナ禍に対応する個食を支える器 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で起こった変化の中でも、飲食店は大きな影響を受けています。大皿料理でシェアする食べ方から、個別の盛り付けに変化しました。『至福の白木箱』は、そうした新しい食事の常識に対応します。 越前漆器とは 福井県鯖江市の伝統工芸 越前漆器は、約1500年の歴史と技に支えられ発展してきました。信頼と実績を誇る越前漆器は、高級レストランや飲食店、ホテル、旅館などで用いられ、業務用漆器製造で国内80%を超えるシェアを占めています。 『至福の白木箱』3つの特徴 問屋を介さず直接お客様にお届けするため、低価格で品質の高い商品をお届けできます。自社に塗装工場を持つため、販売以外にも塗りなおしなどの修繕も自社の職人が対応。まさに、SDGsにのっとった取り組みです。ロゴや名入れに対応しており、店名を入れたり、贈り物としても重宝します。 コロナ禍の飲食店に嬉しい機能 コロナ禍で食事をする楽しみが失われる中、『至福の白木箱』の高級白木タモの柾目の無垢&合板の木蓋が、宝箱を開けるような特別なワクワク感を演出します。 さらに、木蓋があるため、飲食店などで運ぶ際にも衛生面でも安心感を与えられるほか、一度に多くの料理を提供することができ、会食の時間短縮やお客さまと従業員とのソーシャルディスタンスの確保を実現します。また、白木箱の木蓋は飛沫防止に効果があり、ワンプレートの容器は抗菌塗装が施されているため、衛生面でも優れています。 また、毎日使用することを想定しているため、耐水性に優れたウレタン塗装によるコーティングが施されているのもうれしいポイント。 白木箱の中に入れるプレートは、バリエーションを豊富に取り揃え、メニューによって自由に使い分けることもできます。 サンユーとは 福井県鯖江市の伝統工芸 越前漆器は、約1500年の歴史と技に支えられ発展してきました。信頼と実績を誇る越前漆器は、高級レストランや飲食店、ホテル、旅館などで用いられ、業務用漆器製造で国内80%を超えるシェアを占めています。サンユーは自社に専用の工場を持ち、業務用漆器の製造をはじめ、修理や手直しなどにも対応。受け継がれてきた確かな職人技でお客さまと信頼関係を築き、持続可能な社会づくりにも取り組んでいます。 ■会社概要会社名 : 株式会社サンユー所在地 : 〒916-1221福井県鯖江市西袋町30-4設立 : 1982年4月資本金 : 1,000万事業内容 : 漆器製造販売会社サイト: https://san-you.jpショッピングサイト:https://sabae.san-you.jp

  • 大阪の町工場の精緻な金属加工技術から生まれた、富士山の造形が美しいカトラリーレスト「ITADAKI(いただき)」登場

    1972年創業の大阪のプラスチック用金型製造会社、株式会社武林製作所は、富士山型カトラリーレスト「ITADAKI(いただき)」の新柄となる“吉祥文様シリーズ”の販売を開始。11月24日(水)より自社オンラインショップにて購入可能です。 大阪の町工場の高度な技術から生まれた富士山型カトラリーレスト 大阪の町工場の高度な技術から生まれた工芸品「ITADAKI(いただき)」。歯ブラシ用の金型製造で国内トップシェアを誇る大阪の町工場 株式会社武林製作所が、これまで研鑽を重ねてきた技術を活かして、日本の技術を世界にアピールできる工芸品を作れないかという想いから企画したカトラリーレストです。 富士山をイメージした美しい曲線は、切削が難しいステンレスの角材を3次元加工機で1/1000ミリ単位で少しずつ削り出すことで生まれた繊細な商品です。 2018年度「大阪製ブランド」ベストプロダクトにも選ばれています。 ITADAKI商品詳細 メインページ https://itadaki.shopselect.net/▼吉祥文様シリーズステンレス(シルバー) https://itadaki.shopselect.net/categories/3889679金メッキ(ゴールド) https://itadaki.shopselect.net/categories/3889681金箔(シルバーゴールド) https://itadaki.shopselect.net/categories/3889682 ステンレスの本来の色を生かしたシルバー、金メッキ加工を前面に施したゴールド、斜面に金箔加工を施したコントラストの美しいシルバーゴールドの3色をご用意しました。 新シリーズはお正月にもピッタリな縁起のいい吉祥文様 吉祥文様シリーズは全部で5種類となります。 charset=Ascii binary comment 「いただきます」の瞬間に、まさに”頂きの眺め”をお楽しみいただけます。 確かな金属加工技術の新たな活用 歯ブラシ用の金型の作成は、歯ブラシの磨きやすさを追求するほど形状が複雑なものになります。海外製の金型とは一線を画す精密で高度な技術が求められます。 1/1000ミリを求めるような、国内金型製造メーカーの”頂(いただき)”をめざす高度な技術を世界に伝えたいという想いから生まれた工芸品、富士山型のカトラリーレスト「ITADAKI(いただき)」。 大阪府知事より鏡面磨きの技術で「なにわの名工」を受賞した金型職人による技術。微細な文様を崩さずに、加工時にわずかに発生する小キズを磨き上げる仕上げ技術も、手に取って感じていただければと思います。 株式会社武林製作所(コーポレートサイト)https://tmc1972.com/

  • 縁起の良い器「eni」シリーズに「スープマグ」が新登場!

    人と人の縁をテーマにしたテーブルウェアの人気シリーズ「eni」から、「eniスープマグ」と「eniマグ」を11月4日より先行予約が開始。一般発売は2021年12月末を予定しております。 贈り物にぴったりの「eni(エニ)」シリーズから新商品 人と人の縁をテーマにしたテーブルウェアシリーズ「eni(エニ)」。独特のふくよかなフォルムと八角形の特徴的な持ち手が目を引くデザインに仕上がっています。温かいスープやホットドリンクを楽しみたいこれからの季節にぴったりのスープマグとマグカップが登場しました。 象牙のような優しいアイボリーは中身を選ばず万能に活躍します。 商品ラインナップ eniスープマグ ギフトボックス入り サイズ:直径約14cm 幅17.5cm 高さ7cm容量:約600ml重さ :約280g価格:3,960円(税込)電子レンジ・食洗機使用可 eniマグ ギフトボックス入り サイズ:直径約11cm 幅14cm 高さ7cm容量:約350ml重さ :約210g価格:2,420円(税込)電子レンジ・食洗機使用可 商品URL:https://www.craft-store.jp/products/eni-soup-mug 「菊祥陶器」の共同製作で生まれた波佐見焼「eni」 八角形がシンボルの「eni(エニ)」は、CRAFT STOREと長崎県の「菊祥陶器」との共同製作で生まれた波佐見焼の食器です。一つひとつ職人さんが手作業で作っています。 食卓を通して縁(えに)が繋がるよう願いを込めて名付けられたこのシリーズは、結婚祝いや引っ越し祝いのプレゼントとしても最適です。 ふちの内側には、口当たりをよくするために施されたかんな削りが施され、 「菊祥陶器」の職人・木下さん のこだわりが感じられます。この使い心地の良さをぜひ実際に使ってみて感じてみてください。 運営元:ニューワールド株式会社日本のものづくりに特化したオンラインショップ「CRAFT STORE」を運営。 「日本ブランドを世界No.1にする」をビジョンに掲げ、 販売施策としての動画コンテンツの制作やプロモーションを通じ、日本のモノづくりメーカーのマーケティング活動など事業URL:https://www.craft-store.jp/

  • 大槌ジビエレザーMOMIJI×大槌刺し子の限定グッズがふるさと納税返礼品に登場

    認定NPO法人テラ・ルネッサンスが運営する「大槌刺し子」は、鹿肉の食肉加工を手がけるMOMIJI株式会社と、大槌町産の鹿革(ジビエレザー)を使用したコラボレーションアイテムを製作。2021年11月19日(金)より、大槌町ふるさと納税返礼品として、順次取り扱いを開始しました。 ふるさと納税に岩手県大槌町のジビエレザーと大槌刺し子のコラボレーション商品登場 岩手県大槌街の2つ事業者の「大槌町の財産を増やしたい!」との想いから生まれた新たなコラボレーション。 MOMIJI株式会社は、「害獣」を「まちの財産に」をビジョンに掲げ、岩手県大槌町における課題の一つである鳥獣被害の問題に取り組んでいます。一方、「おおつちを元気にする」、「手仕事の価値を伝える」ことを目的に事業を展開する大槌刺し子。どちらも町への貢献の想いから、ふるさと納税の返礼品としての商品が登場しました。 MOMIJI株式会社の代表兼ハンターの兼澤幸男氏によって捕獲されたジビエレザーと、大槌刺し子の職人の手によってひと針、ひと針、刺し子を施したショルダーバッグとポーチは他にはない一品です。 MOMIJI × 大槌刺し子 ジビエレザー・ポーチ (初回限定 各10個) 【素  材】綿・鹿革【サイズ 】H9 × W14 × D2 cm【仕  様】内ポケット・チャック付き マグネットボタン使用【寄付金額】18,000円【カラー 】藍、橙、赤【備  考】※ポーチの表面は綿布に刺し子を施し、裏面にジビエレザーを使用しています。 MOMIJI × 大槌刺し子 ジビエレザー・ショルダーバッグ (初回限定 各15個) 【サイズ 】H25.5×W17cm ショルダー部分 170cm【寄付金額】40,000円【柄(がら) 】アーガイル、網【備  考】※ショルダーバッグの表面は綿布に刺し子を施し、裏面にジビエレザーを使用しています。 ※いずれの作品も一つ、一つ手作業で制作しているため、色や形に若干の違いが生じる場合がございます。ご了承ください。 申込受付 11月19日(金)よりふるさと納税ポータルサイト(ふるさとチョイス:https://www.furusato-tax.jp/city/product/03461)にて順次受付開始します。 これらの商品は大槌町の「ふるさと納税」の返礼品としての取り扱いとなります。ふるさと納税を通じて、大槌町の復興やまちづくりにも貢献する機会になります。詳しくは、ふるさと納税ポータルサイト(https://www.furusato-tax.jp/city/product/03461)を御覧ください。 ※お申し込みいただいてから生産いたします。お届けまでに1ヵ月程度いただきます。 コラボレーションに込めた想い 兼澤代表は野生動物の狩猟後について、「奪った命をきちんと活用したい」との想いから、食用以外にも、鹿の命に感謝し、なるべく余すところなく活用することを目指しました。その想いに大槌刺し子が賛同した形で誕生した商品です。 商品開発を担った大槌刺し子スタッフの黒澤氏は、「近年、大槌町では町中でも鹿を見かけるようになりました。害獣として鹿を殺処分してしまうことは心苦しいですが、奪った命を大切に使いたいと思い、商品開発を行いました。ジビエレザーは柔らかく優しい肌触りです。ぜひ、一度は失ってしまった生命に新しい息吹を吹き込んだ商品を多くの人に手にとっていただきたいと思います」とのコメントを表しています。 大槌ジビエレザーとは 皮に傷がつかないよう、ナイフを使わずに1頭1頭手作業で丁寧に剥皮し、環境にやさしい植物タンニンでなめしたレザーです。布のようにとても柔らかく、優しい手触りが特徴です。 MOMIJI株式会社【山と海が育てた大槌ジビエ】 https://momiji-gibier.com/岩手県大槌町において社会課題の一つである鳥獣被害の問題に取り組むとともに、命の恵みを地元以外の人にも知ってほしいとの想いから、鹿肉加工を手がけ、全国に鹿肉を届ける事業を展開しています。 刺し子とは 刺し子は、布地の上にひと針、ひと針、つづり縫いや刺し縫いすることで、布を丈夫にしたり、模様を描く、日本の伝統手芸です。 大槌刺し子 https://sashiko.jp/大槌2011年6月に東日本大震災で甚大な被害を受けた大槌町にて、支援に関わっていた5名の東京のボランティアが発足しました。現在は認定NPO法人テラ・ルネッサンスが運営。1.手仕事の価値を伝える、2.持続可能な社会をつくる、3.工芸と日本を元気にすることを目指しています。現在、約30名の刺し子さんが職人として活躍し、岩手県内の伝統工芸の一つとして注目を集めています。 運営元特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス 所在地 :京都府京都市下京区五条高倉角堺町21番地jimukinoueda bldg. 403号室URL :https://www.terra-r.jp理事長 :小川 真吾設立  :2001年10月31日(2014年5月30日より認定NPO法人)事業内容:『地雷』『小型武器』『子ども兵』の課題に対するアジア・アフリカでの支援活動、および国内での『平和教育』を中心とした啓発活動 等

  • てぬぐい専門店からちょっとレトロなミッフィーのてぬぐい&小風呂敷が登場

    てぬぐい専門店の株式会社かまわぬは、12月17日(金)より、かまわぬ直営店各店・オンラインストアにて、「miffy & かまわぬ」シリーズ第2弾のアイテムの発売を開始いたします。 人気のmiffyコラボグッズが待望の第2弾発売 世界中で愛されるディック・ブルーナのミッフィーシリーズの第2弾が登場いたします。今回は、春らしい明るいカラーのラインナップで、新生活の準備にもぴったり。レトロな雰囲気を感じる包み紙やコースターのようなデザインが目を引きます。 てぬぐいと一緒に使いたくなる、活版印刷仕立てのレトロなペアコースターを先着2,300名様にプレゼント。 商品ラインナップ ◇ てぬぐい 価格:1,650円(税込)柄数:全8種類素材:綿100%生産:日本製染色技法:注染サイズ:約W33 x H90 cm ◇ ミッフィーのおいしい風呂敷 価格:770円(税込)柄数:全6種類素材:綿100%生産:日本製​染色技法:捺染サイズ:50 x 50 cm サステナブルなアイテムとして再注目のてぬぐい コンセプトは『遊ぶこころ、使い方いろいろ、かまわぬのてぬぐい』。 顔や手をぬぐう、ものを包むなど、生活のすぐそばで使われてきたてぬぐい。形を変え様々な使いみちのあるてぬぐいは、サステナブルな日本の知恵の象徴ともいえます。 使い込むほどやわらかな手触りに変わり、愛着が湧くのも魅力の一つ。可愛らしいミッフィーの柄は生活に花を添えてくれます。 発売日・取り扱い店舗 販売スケジュール 2021年 11月 23日(火)AM 10:00 ~ 2021年 11月29日(月)オンラインストア予約販売開始 (先着順にて予約特典付)2021年 12月11日(土)かまわぬ浅草店で直営店先行発売2021年 12月17日(金)直営店各店、SHARED TOKYO、まめぐいグランスタ東京、オンラインストア、全国一部取扱店 にて発売開始 ※発売前商品の店頭予約なし ※商品の発売日・取り扱い店舗は、予告なく変更する場合あり ※オンラインストア先行予約でご注文頂いたお客様は12月16日(木)以降順次発送 店舗一覧 ​かまわぬ公式オンラインストア https://www.kamawanu.shop/かまわぬ直営店各店 https://kamawanu.jp/shop/ <かまわぬ公式リンク一覧> ・かまわぬブランドサイト https://kamawanu.jp/ ・Instagram https://www.instagram.com/tenugui_kamawanu ・Twitter https://twitter.com/KAMAWANU_PR ・YOUTUBE https://www.youtube.com/channel/UCyOABXLq2kvkq_A8c8-Ghhw Illustrations Dick Bruna © copyright Mercis bv,1953-2021 www.miffy.com