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  • 着物とアウトドアのコラボレーション「OUTDOOR*KIMONO」から2022年春夏新作を発売

    老舗の着物専門店「株式会社やまと」と、アウトドアメーカー「スノーピーク」とのコラボレーションシリーズである「OUTDOOR*KIMONO」シリーズから、2022年春夏の新作が発売されます。 やまとオンラインストアはこちら 「OUTDOOR*KIMONO」とは 着物で楽しむ日本らしいアウトドアの雛型を一緒に創りたい、という想いから、アウトドアメーカーである「スノーピーク」と、着物専門店である「やまと」がコラボ―レーションして誕生しました。 コンセプトは、「アウトドアシーンで気軽に着ることができるKIMONO」。ボタンとバックルベルトで留められるようになっており、和装の仕立ての美しさを保ちながらも、帯なしで着用できる気軽さが特徴です。 さらに、アウトドアシーンでも問題なく着用できるような生地を採用し、着る以外にも「包む」「掛ける」「敷く」など、さまざまな用途で活躍する万能な着物です。 2022年春夏の特徴 軽量で通気性に優れた素材「Dot air™️」は、その使用感から毎シーズン人気を博しております。今回は、定番のKIMONO(着物)に加え、同生地で作られたHAORI(羽織)が登場。 シワ加工を施したパナマライクな表情が特徴の生地は、これまでの「Dot air™️」シリーズに比べさらに薄手かつ軽量に進化しました。 またHAORIには取り外しできるフードとポケットがつき、一段とカジュアルな仕様になったため、より普段着に取り入れやすくなりました。 カラーはブラックとブラウンの2色が発売となり、ユニセックスで着用可能となっています。和装としてはもちろんのこと、ライトなアウターとして、またTシャツやパンツと合わせてラフに着られるアイテムです。 商品情報 商品名Quick Dry OUTDOOR KIMONO価格42,900円(税込 / マイサイズ仕立付き)カラーBlack/Brown発売日2022年4月29日(金) 商品名OUTDOOR KIMONO Quick Dry HAORI価格52,800円(税込 / マイサイズ仕立付き)カラーBlack/Brown発売日2022年5月30日(月) やまとオンラインストアまたはY. & SONS 各店での販売となります。 やまとオンラインストアはこちら YAMATO Tsunagari Project 産地と私たちの<つながり>を生かし、私たちと<つながり>がある人、ブランドとともに作った新たなプロダクトで、きものと世の中の<つながり>を生み出すプロジェクトとして株式会社やまとが推進しています。 企業情報 株式会社スノーピーク “ものづくりのまち”新潟県三条市にて創業したアウトドアメーカー。「人と自然、そして人と人をつなぎ、人間性を回復する」ことを社会的使命とし、キャンプ用品、アパレルの開発、国内外での販売のほか、 地方創生、ビジネスソリューション等、幅広い事業を展開する。 株式会社やまと 大正6年創業のきもの専門店。「“きもの”でエキサイティングな世の中をつくる」というビジョンを掲げ、歴史に裏打ちされた信頼感に加え、チャレンジ精神を大切に、生活者や産地と共に革新を続けている。「きものやまと」「KIMONO by NADESHIKO」「Y. & SONS」「DOUBLE MAISON」「THE YARD」の5ブランドを全国に約80店舗展開している。

  • 西陣織で作るウェディングドレス「renacnatta(レナクナッタ)」受注開始 伝統文化をまとう結婚式とその後の日常にも

    株式会社Dodiciが展開するD2Cブランドrenacnatta(レナクナッタ)より、京都・西陣の伝統工芸「西陣織」の生地を使用したウェディングドレスと、同生地で作成したネクタイの受注販売が2022年1月18日(火)より開始されます。 文化を纏うブランドrenacnatta(レナクナッタ) renacnattaは「文化を纏う」をコンセプトに、イタリアと日本のデッドストック素材や伝統工芸品を用いたアイテムを展開するブランド。日本とイタリアで使わ「れなくなった」、着ら「れなくなった」テキスタイルが新たなものへ生まれ変わるというコンセプトがブランド名の由来とのこと。 また、第二の取り組みとして、昔よりも作ら「れなくなった」伝統工芸を継承する職人さんとタッグを組んだ商品も展開されています。 公式サイト 京都の西陣織織元とのコラボレーションは今回で三度目で、ウェディングドレスとネクタイが販売となります。作り手と需要の減少が著しい西陣織を、新しい形で纏う機会を作り、可能性を広げたいと考え作ったのがこの西陣織の記事を使った「一生着られるウェディングドレス」です。 西陣織の生地そのままのシンプルなデザインのほかに、西陣織の上にさらに繊細な手刺繍を施している贅沢な品もご用意。刺繍はファッションデザイナーであり刺繍デザイナーの田中大資氏がデザインされました。 一生着られるウェディングドレス 「一生着られるウェディングドレス」というコンセプトのもと、ドレスはトップスとスカートのセットアップとなっており、挙式を終えた後もトップスやスカートの単体で使用することができます。 このドレスでは西陣織をポリエステルで織っているため、水や摩擦に強く、絹の西陣織より扱いやすい生地となっています。絹に劣らない柔らかい質感、上品な光沢感が楽しめる「現代の西陣織」として活躍します。 結婚記念日やお子様の入学式など、人生の特別な節目に着続けることができます。人生に寄り添う一着になってほしいという願いをこめて「一生着られるウェディングドレス」と名付けたそうです。 西陣織とは 西陣織とは、「西陣地区で生産される先染の紋織物」。素材ではなく、技術自体を指します。西陣織は、この20年弱で関連企業は半減、事業主の高齢化、転廃業を決めている事業主も急増しているという事実があります。 今でさえ貴重な西陣織は、もう二度と作られなくなる幻の織物になってしまう危険性もあります。そのような事態を食い止めるため、renacnattaは今回のような新しい用途を提案しています。 商品情報 <サイズ> ①ドレス:Free(S~Mをカバー Tops:着丈cm バスト72~85cmスカート丈は2種類Skirt 80:丈80cm ウエスト58~70cmSkirt 90:丈90cm ウエスト58~70cm体型別着画はこちらから ②ネクタイ 全長:約148cm大剣幅:7cm <価格> セットアップ刺繍あり:214,500円(税込)セットアップ刺繍なし:115,500円(税込)ネクタイ:15,000円(税込) 全て税込価格です。 試着会・注文について 東京、渋谷エリアにて2022年1月30日(日)に試着会をおこないます。感染症対策として、少人数の完全予約制となっていますので、下記のフォームからお申し込みください。 お申し込みはコチラ 受注期間:2022年1月18日(火)~2月6日(日)(延長する可能性あり)下記オンラインサイトからご注文が可能です。 オンラインサイトはこちら 刺繍なしは春頃、刺繍ありは夏頃のお届けを予定しております。

  • 【絶対間違えない】着物の”右前”ってどっちが上?左前はなぜダメ?見分けるコツ5つをご紹介

    着物初心者の方にありがちなのが「どちらの衿が上?」という疑問です。自分で着付けるときに必ずクリアしなければならないところなので、絶対に間違えないポイントをご紹介いたします。 右前・左前ってなに? 着物の着付けの際に登場する言葉の「右前」「左前」とは、衿合わせのことです。 通常の着付けでどちらが用いられるかというと、「右前」が正解です。反対の「左前」になってしまうと、古くから縁起が悪いとされており、葬儀で亡くなられた方が経帷子という着物の着方になってしまいます。 さて、では「右前」はどのような形かと言うと、自分から見て右側が下、その上に左側の身ごろが重なっている状態です。これは男女関係なく、同じです。洋服の身ごろの合わせ方が、男性は着物でいう右前、女性は左前となっているため、女性の方が混乱しやすいので注意が必要です。 なぜ右前の決まりになった? 着物の右前がルール付けられたのは、719年で奈良時代のことです。元正天皇によって発令された衣服令の中の「右衽着装法(うじんちゃくそうほう)」で、すべての衣服は右前で着るということが定められました。 今、これを守らないから罰則があるという訳では決してありませんが、伝統として今日まで守られています。 右前を絶対に間違えないコツ ①「右」を「前(先)」に着付ける 一番のおすすめは、「右前」の意味を理解することです。右前と言われると、右が前に出ていると誤解されがちですが、そうではありません。 右前の「前」には、「先」という意味があります。その通りに右側の身ごろを先に、左側を後に着付けると、「右前」が完成します。 ②自分から見て「右が”手前”」になるようにする 自分から見て、「右」側の衿元が自分の「手前」になるのが『右前』です。この覚え方であれば、鏡を見たとしても混乱しません。 ③右手が入る 手を衿元に入れようとしたとき、右手が入るのが「右前」の状態です。 着物にはポケットがない代わりに、ハンカチや貴重品、扇子などを懐にしまうことがあります。9割以上が右利きなので、右利きの人が出し入れしやすいのが右前です。 ④女性の場合、洋服と逆 混乱してしまう原因の一つが、着慣れている洋服と違うためです。洋服の場合、男性が着物でいう「右前」、女性が「左前」の状態が通常の衿合わせです。 女性は普段と逆のため違和感がある方も多いですが、それを逆手にとって、「普段のブラウスと逆」と確認するとよいでしょう。 ⑤相手から見て「yの字」になる これは自分で確認しにくいのですが、相手から見て衿元が「y」の形になっていれば正しい右前になっています。 自分で着付けるというよりは、誰かに着付けてあげる機会に役立つ見分け方と言えます。 現代ならではの“右前の落とし穴” 先に述べたように、着付けの際に右前をしっかり確認して外出したとします。普通に歩いている分には特に問題はありません。ところが、写真を撮る機会があったときは、要注意です。なぜかというと、思い出を残すために皆さんお友達と自撮りをする方も多いと思いますが、その際に写真が反転して撮影されることがかなりの確率であるのです。 撮った写真をSNSにアップする際に、反転したまま載せてしまうと、せっかく確認した衿合わせが誤って左前にしてしまっているように見えてしまいます。そのため、カメラアプリの設定で自撮りの際の鏡モードをオフにしたり、撮影してSNSに載せる前に反転しなおすという作業を挟む必要があります。 たいていの方はアプリの関係で反転してしまっているとわかると思いますが、気になる方は、そのあたりも確認をするとよいでしょう。 さいごに 右前を正しく見分けられるポイントは見つかりましたか?覚え方は人それぞれなので、自分に合った方法で覚えて着付けを楽しんでみてください。

  • 快適に着物を着よう!着物の季節を解説

    着物を快適に着るためには、気候や気温に合ったものを選ぶことが重要です。気候に合わせて、寒い季節には暖かくする工夫を、暑い夏には涼しく過ごすための工夫が着物にはなされています。また、日本には昔から季節を大切にする風習がありました。仕立て方や素材、見た目の変化とともに着物を着る楽しみを味わってみてください。 着物に季節はある?月別に解説 着物には大きく分けて「袷(あわせ)」「単衣(ひとえ)」「薄物(うすもの)」の3つの種類があります。それぞれ特徴を解説していきます。 袷 袷は、文字通り表地と裏地の2枚の布を合わせて作られます。布が重なっているので、冬にも暖かく過ごせます。時期的に成人式の振袖は合わせである場合が多いです。胴裏と八掛(はっかけ)という部分に分けられ、袖口や八掛は着て動くと見える部分でもあるため、表地に合わせて色合いになっている場合もあります。適応時期:1月~5月、10月~12月 単衣 単衣は、裏地のない1枚の生地で作られます。袷よりも軽く、涼しく過ごすことができます。一般的に6月と9月に着るものとされていますが、下に着る襦袢や下着などで調整しやすいので春や秋には非常に重宝します。適応時期:6月、9月 薄物(夏着物・浴衣) 夏に着る涼しさに特化した夏用の着物を薄物と言います。薄物には、夏着物と浴衣があります。裏地はなく、紗(しゃ)や絽(ろ)といった透ける程薄い織り方の織物で作られます。格でいうと、絽がフォーマル、紗はカジュアル寄りです。中に着るものが透けるので、襦袢の色にも気を遣う必要があります。 浴衣は湯上りの寝間着として使用されていた歴史があります。また、暑い夏のカジュアル着としても使用されてきました。浴衣と夏着物の違いは、①襦袢を着るか②透け感があるか③足袋を履くか④合わせる帯の格 などで見分けることができます。しかし、現代では浴衣を着物風に着ることもあるので一概には言えません。あまり神経質に線引きをせず、おしゃれとして楽しむのがよいでしょう。 着物カレンダー 目安となる月は上の図のようになっています。ただ、あくまで目安なので、例えば5月で20度を越えるような暖かい日に無理して袷を着ないといけないわけではありません。状況に合わせて判断してみてください。 温度調整には素材も大切 着物の素材によっても、保温性や通気性が変わってきます。 正絹は保温性と通気性に優れるため、寒い季節に最適です。また、ウールは羊毛コートが暖かいように単衣でも袷と同じくらい暖かいものもあります。 春~夏、初秋にかけての単衣や、浴衣に用いられることが多い綿は吸湿性もあり、暑い季節によく用いられます。麻の素材で作られた着物も通気性がいいので夏におすすめです。 ポリエステルは熱が籠りやすいため、夏にはあまり向きません。 着物の季節と柄 日本は季節を大切にする文化があるため、着物の柄と切っても切れない関係です。 季節による柄の違い 季節を感じる着物の柄は、自然文様が代表的です。四季折々の草花や自然現象をモチーフにした柄は定番で用いられます。春の桜、初夏や夏の紫陽花、秋の紅葉、冬は椿など、花の種類に限っても多数存在し、我々の目を楽しませてくれます。 その季節のものを取り入れる場合もありますが、反対に暑い季節だからこそ、雪の結晶の柄や冷たい色味の夏着物や浴衣を着て涼を取る、という場合もあります。 柄を先取りするとは? 季節に合う柄の着物を着るのはわかりやすい基準ですが、さらに深く知っていくと、花であれば、その花の咲くピークの季節ではなく、半月ほど早く着るのが粋、とされます。これは先取りしなければならないという訳ではなく、あくまでトレンドを先取りするのがおしゃれ、とう感覚的なものです。 季節に合った着こなしのコツ 季節に関わらず、着付け方法は大きく変わりません。しかし、寒い時期に暖かく、暑い時期に涼しく着るために、少し変化を付けることはよくあります。 冬は着物の下にたくさん着こんだり、襦袢も袷のものを用いたりして暖かく着ることができます。現代の衣服を用いて、襦袢や肌着だけでなくタイツ(レギンス)を履いたり、ヒートテックを着たりすることで、暖かさがかなり変わります。ただし、裾や袖口から見えてしまうこともあるので注意が必要です。夏の時期は、通気性をよくするために襟元を通常よりもゆったり着付けることもあります。帯の間に保冷剤をはさむのもおすすめです。 まとめ 今回は、季節によってどのような着物を着ると快適に過ごせるか、解説してきました。 昔からの基準はありますが、それらは快適に過ごすための目安として伝えられてきたものです。何月だからこの着物は着なければならない、と囚われずに、その都度快適な着物を選んで着ましょう。

  • 着物とアウトドアのコラボレーション「OUTDOOR*KIMONO」から2022年春夏新作を発売

    老舗の着物専門店「株式会社やまと」と、アウトドアメーカー「スノーピーク」とのコラボレーションシリーズである「OUTDOOR*KIMONO」シリーズから、2022年春夏の新作が発売されます。 やまとオンラインストアはこちら 「OUTDOOR*KIMONO」とは 着物で楽しむ日本らしいアウトドアの雛型を一緒に創りたい、という想いから、アウトドアメーカーである「スノーピーク」と、着物専門店である「やまと」がコラボ―レーションして誕生しました。 コンセプトは、「アウトドアシーンで気軽に着ることができるKIMONO」。ボタンとバックルベルトで留められるようになっており、和装の仕立ての美しさを保ちながらも、帯なしで着用できる気軽さが特徴です。 さらに、アウトドアシーンでも問題なく着用できるような生地を採用し、着る以外にも「包む」「掛ける」「敷く」など、さまざまな用途で活躍する万能な着物です。 2022年春夏の特徴 軽量で通気性に優れた素材「Dot air™️」は、その使用感から毎シーズン人気を博しております。今回は、定番のKIMONO(着物)に加え、同生地で作られたHAORI(羽織)が登場。 シワ加工を施したパナマライクな表情が特徴の生地は、これまでの「Dot air™️」シリーズに比べさらに薄手かつ軽量に進化しました。 またHAORIには取り外しできるフードとポケットがつき、一段とカジュアルな仕様になったため、より普段着に取り入れやすくなりました。 カラーはブラックとブラウンの2色が発売となり、ユニセックスで着用可能となっています。和装としてはもちろんのこと、ライトなアウターとして、またTシャツやパンツと合わせてラフに着られるアイテムです。 商品情報 商品名Quick Dry OUTDOOR KIMONO価格42,900円(税込 / マイサイズ仕立付き)カラーBlack/Brown発売日2022年4月29日(金) 商品名OUTDOOR KIMONO Quick Dry HAORI価格52,800円(税込 / マイサイズ仕立付き)カラーBlack/Brown発売日2022年5月30日(月) やまとオンラインストアまたはY. & SONS 各店での販売となります。 やまとオンラインストアはこちら YAMATO Tsunagari Project 産地と私たちの<つながり>を生かし、私たちと<つながり>がある人、ブランドとともに作った新たなプロダクトで、きものと世の中の<つながり>を生み出すプロジェクトとして株式会社やまとが推進しています。 企業情報 株式会社スノーピーク “ものづくりのまち”新潟県三条市にて創業したアウトドアメーカー。「人と自然、そして人と人をつなぎ、人間性を回復する」ことを社会的使命とし、キャンプ用品、アパレルの開発、国内外での販売のほか、 地方創生、ビジネスソリューション等、幅広い事業を展開する。 株式会社やまと 大正6年創業のきもの専門店。「“きもの”でエキサイティングな世の中をつくる」というビジョンを掲げ、歴史に裏打ちされた信頼感に加え、チャレンジ精神を大切に、生活者や産地と共に革新を続けている。「きものやまと」「KIMONO by NADESHIKO」「Y. & SONS」「DOUBLE MAISON」「THE YARD」の5ブランドを全国に約80店舗展開している。

  • 西陣織で作るウェディングドレス「renacnatta(レナクナッタ)」受注開始 伝統文化をまとう結婚式とその後の日常にも

    株式会社Dodiciが展開するD2Cブランドrenacnatta(レナクナッタ)より、京都・西陣の伝統工芸「西陣織」の生地を使用したウェディングドレスと、同生地で作成したネクタイの受注販売が2022年1月18日(火)より開始されます。 文化を纏うブランドrenacnatta(レナクナッタ) renacnattaは「文化を纏う」をコンセプトに、イタリアと日本のデッドストック素材や伝統工芸品を用いたアイテムを展開するブランド。日本とイタリアで使わ「れなくなった」、着ら「れなくなった」テキスタイルが新たなものへ生まれ変わるというコンセプトがブランド名の由来とのこと。 また、第二の取り組みとして、昔よりも作ら「れなくなった」伝統工芸を継承する職人さんとタッグを組んだ商品も展開されています。 公式サイト 京都の西陣織織元とのコラボレーションは今回で三度目で、ウェディングドレスとネクタイが販売となります。作り手と需要の減少が著しい西陣織を、新しい形で纏う機会を作り、可能性を広げたいと考え作ったのがこの西陣織の記事を使った「一生着られるウェディングドレス」です。 西陣織の生地そのままのシンプルなデザインのほかに、西陣織の上にさらに繊細な手刺繍を施している贅沢な品もご用意。刺繍はファッションデザイナーであり刺繍デザイナーの田中大資氏がデザインされました。 一生着られるウェディングドレス 「一生着られるウェディングドレス」というコンセプトのもと、ドレスはトップスとスカートのセットアップとなっており、挙式を終えた後もトップスやスカートの単体で使用することができます。 このドレスでは西陣織をポリエステルで織っているため、水や摩擦に強く、絹の西陣織より扱いやすい生地となっています。絹に劣らない柔らかい質感、上品な光沢感が楽しめる「現代の西陣織」として活躍します。 結婚記念日やお子様の入学式など、人生の特別な節目に着続けることができます。人生に寄り添う一着になってほしいという願いをこめて「一生着られるウェディングドレス」と名付けたそうです。 西陣織とは 西陣織とは、「西陣地区で生産される先染の紋織物」。素材ではなく、技術自体を指します。西陣織は、この20年弱で関連企業は半減、事業主の高齢化、転廃業を決めている事業主も急増しているという事実があります。 今でさえ貴重な西陣織は、もう二度と作られなくなる幻の織物になってしまう危険性もあります。そのような事態を食い止めるため、renacnattaは今回のような新しい用途を提案しています。 商品情報 <サイズ> ①ドレス:Free(S~Mをカバー Tops:着丈cm バスト72~85cmスカート丈は2種類Skirt 80:丈80cm ウエスト58~70cmSkirt 90:丈90cm ウエスト58~70cm体型別着画はこちらから ②ネクタイ 全長:約148cm大剣幅:7cm <価格> セットアップ刺繍あり:214,500円(税込)セットアップ刺繍なし:115,500円(税込)ネクタイ:15,000円(税込) 全て税込価格です。 試着会・注文について 東京、渋谷エリアにて2022年1月30日(日)に試着会をおこないます。感染症対策として、少人数の完全予約制となっていますので、下記のフォームからお申し込みください。 お申し込みはコチラ 受注期間:2022年1月18日(火)~2月6日(日)(延長する可能性あり)下記オンラインサイトからご注文が可能です。 オンラインサイトはこちら 刺繍なしは春頃、刺繍ありは夏頃のお届けを予定しております。

  • 【絶対間違えない】着物の”右前”ってどっちが上?左前はなぜダメ?見分けるコツ5つをご紹介

    着物初心者の方にありがちなのが「どちらの衿が上?」という疑問です。自分で着付けるときに必ずクリアしなければならないところなので、絶対に間違えないポイントをご紹介いたします。 右前・左前ってなに? 着物の着付けの際に登場する言葉の「右前」「左前」とは、衿合わせのことです。 通常の着付けでどちらが用いられるかというと、「右前」が正解です。反対の「左前」になってしまうと、古くから縁起が悪いとされており、葬儀で亡くなられた方が経帷子という着物の着方になってしまいます。 さて、では「右前」はどのような形かと言うと、自分から見て右側が下、その上に左側の身ごろが重なっている状態です。これは男女関係なく、同じです。洋服の身ごろの合わせ方が、男性は着物でいう右前、女性は左前となっているため、女性の方が混乱しやすいので注意が必要です。 なぜ右前の決まりになった? 着物の右前がルール付けられたのは、719年で奈良時代のことです。元正天皇によって発令された衣服令の中の「右衽着装法(うじんちゃくそうほう)」で、すべての衣服は右前で着るということが定められました。 今、これを守らないから罰則があるという訳では決してありませんが、伝統として今日まで守られています。 右前を絶対に間違えないコツ ①「右」を「前(先)」に着付ける 一番のおすすめは、「右前」の意味を理解することです。右前と言われると、右が前に出ていると誤解されがちですが、そうではありません。 右前の「前」には、「先」という意味があります。その通りに右側の身ごろを先に、左側を後に着付けると、「右前」が完成します。 ②自分から見て「右が”手前”」になるようにする 自分から見て、「右」側の衿元が自分の「手前」になるのが『右前』です。この覚え方であれば、鏡を見たとしても混乱しません。 ③右手が入る 手を衿元に入れようとしたとき、右手が入るのが「右前」の状態です。 着物にはポケットがない代わりに、ハンカチや貴重品、扇子などを懐にしまうことがあります。9割以上が右利きなので、右利きの人が出し入れしやすいのが右前です。 ④女性の場合、洋服と逆 混乱してしまう原因の一つが、着慣れている洋服と違うためです。洋服の場合、男性が着物でいう「右前」、女性が「左前」の状態が通常の衿合わせです。 女性は普段と逆のため違和感がある方も多いですが、それを逆手にとって、「普段のブラウスと逆」と確認するとよいでしょう。 ⑤相手から見て「yの字」になる これは自分で確認しにくいのですが、相手から見て衿元が「y」の形になっていれば正しい右前になっています。 自分で着付けるというよりは、誰かに着付けてあげる機会に役立つ見分け方と言えます。 現代ならではの“右前の落とし穴” 先に述べたように、着付けの際に右前をしっかり確認して外出したとします。普通に歩いている分には特に問題はありません。ところが、写真を撮る機会があったときは、要注意です。なぜかというと、思い出を残すために皆さんお友達と自撮りをする方も多いと思いますが、その際に写真が反転して撮影されることがかなりの確率であるのです。 撮った写真をSNSにアップする際に、反転したまま載せてしまうと、せっかく確認した衿合わせが誤って左前にしてしまっているように見えてしまいます。そのため、カメラアプリの設定で自撮りの際の鏡モードをオフにしたり、撮影してSNSに載せる前に反転しなおすという作業を挟む必要があります。 たいていの方はアプリの関係で反転してしまっているとわかると思いますが、気になる方は、そのあたりも確認をするとよいでしょう。 さいごに 右前を正しく見分けられるポイントは見つかりましたか?覚え方は人それぞれなので、自分に合った方法で覚えて着付けを楽しんでみてください。

  • 快適に着物を着よう!着物の季節を解説

    着物を快適に着るためには、気候や気温に合ったものを選ぶことが重要です。気候に合わせて、寒い季節には暖かくする工夫を、暑い夏には涼しく過ごすための工夫が着物にはなされています。また、日本には昔から季節を大切にする風習がありました。仕立て方や素材、見た目の変化とともに着物を着る楽しみを味わってみてください。 着物に季節はある?月別に解説 着物には大きく分けて「袷(あわせ)」「単衣(ひとえ)」「薄物(うすもの)」の3つの種類があります。それぞれ特徴を解説していきます。 袷 袷は、文字通り表地と裏地の2枚の布を合わせて作られます。布が重なっているので、冬にも暖かく過ごせます。時期的に成人式の振袖は合わせである場合が多いです。胴裏と八掛(はっかけ)という部分に分けられ、袖口や八掛は着て動くと見える部分でもあるため、表地に合わせて色合いになっている場合もあります。適応時期:1月~5月、10月~12月 単衣 単衣は、裏地のない1枚の生地で作られます。袷よりも軽く、涼しく過ごすことができます。一般的に6月と9月に着るものとされていますが、下に着る襦袢や下着などで調整しやすいので春や秋には非常に重宝します。適応時期:6月、9月 薄物(夏着物・浴衣) 夏に着る涼しさに特化した夏用の着物を薄物と言います。薄物には、夏着物と浴衣があります。裏地はなく、紗(しゃ)や絽(ろ)といった透ける程薄い織り方の織物で作られます。格でいうと、絽がフォーマル、紗はカジュアル寄りです。中に着るものが透けるので、襦袢の色にも気を遣う必要があります。 浴衣は湯上りの寝間着として使用されていた歴史があります。また、暑い夏のカジュアル着としても使用されてきました。浴衣と夏着物の違いは、①襦袢を着るか②透け感があるか③足袋を履くか④合わせる帯の格 などで見分けることができます。しかし、現代では浴衣を着物風に着ることもあるので一概には言えません。あまり神経質に線引きをせず、おしゃれとして楽しむのがよいでしょう。 着物カレンダー 目安となる月は上の図のようになっています。ただ、あくまで目安なので、例えば5月で20度を越えるような暖かい日に無理して袷を着ないといけないわけではありません。状況に合わせて判断してみてください。 温度調整には素材も大切 着物の素材によっても、保温性や通気性が変わってきます。 正絹は保温性と通気性に優れるため、寒い季節に最適です。また、ウールは羊毛コートが暖かいように単衣でも袷と同じくらい暖かいものもあります。 春~夏、初秋にかけての単衣や、浴衣に用いられることが多い綿は吸湿性もあり、暑い季節によく用いられます。麻の素材で作られた着物も通気性がいいので夏におすすめです。 ポリエステルは熱が籠りやすいため、夏にはあまり向きません。 着物の季節と柄 日本は季節を大切にする文化があるため、着物の柄と切っても切れない関係です。 季節による柄の違い 季節を感じる着物の柄は、自然文様が代表的です。四季折々の草花や自然現象をモチーフにした柄は定番で用いられます。春の桜、初夏や夏の紫陽花、秋の紅葉、冬は椿など、花の種類に限っても多数存在し、我々の目を楽しませてくれます。 その季節のものを取り入れる場合もありますが、反対に暑い季節だからこそ、雪の結晶の柄や冷たい色味の夏着物や浴衣を着て涼を取る、という場合もあります。 柄を先取りするとは? 季節に合う柄の着物を着るのはわかりやすい基準ですが、さらに深く知っていくと、花であれば、その花の咲くピークの季節ではなく、半月ほど早く着るのが粋、とされます。これは先取りしなければならないという訳ではなく、あくまでトレンドを先取りするのがおしゃれ、とう感覚的なものです。 季節に合った着こなしのコツ 季節に関わらず、着付け方法は大きく変わりません。しかし、寒い時期に暖かく、暑い時期に涼しく着るために、少し変化を付けることはよくあります。 冬は着物の下にたくさん着こんだり、襦袢も袷のものを用いたりして暖かく着ることができます。現代の衣服を用いて、襦袢や肌着だけでなくタイツ(レギンス)を履いたり、ヒートテックを着たりすることで、暖かさがかなり変わります。ただし、裾や袖口から見えてしまうこともあるので注意が必要です。夏の時期は、通気性をよくするために襟元を通常よりもゆったり着付けることもあります。帯の間に保冷剤をはさむのもおすすめです。 まとめ 今回は、季節によってどのような着物を着ると快適に過ごせるか、解説してきました。 昔からの基準はありますが、それらは快適に過ごすための目安として伝えられてきたものです。何月だからこの着物は着なければならない、と囚われずに、その都度快適な着物を選んで着ましょう。