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2021年12月の記事一覧

  • 世界に誇る日本文化「和食」世界無形文化遺産に選ばれたのはなぜ?

    世界的に高い人気を誇る和食。寿司をはじめ、多くの国で親しまれています。見た目の美しさ、繊細な味、健康の観点から見たバランスの良さ等、優れた特徴を持ちます。 ここでは、日本の伝統文化である和食がなぜ世界無形文化遺産に選ばれたのか、その理由をまとめます。 12月4日は和食が世界無形文化遺産に登録された日 12月4日は、2013年、ユネスコが「和食;日本人の伝統的な食文化」を無形文化遺産に登録した日です。これは、無形文化遺産の保護に関する条約を締結することで対象となり、日本は2004年6月に締結しています。 ユネスコ無形文化遺産とは 無形文化遺産の保護を確保するために必要な措置をすることや、「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表(代表一覧表)」や、「緊急に保護する必要がある無形文化遺産の一覧表」の作成を定めています。 代表一覧には、現在約500件の無形文化遺産が記載されており、日本からは22件が挙げられています。「和食」はその一つに数えられます。 なぜ和食が世界遺産に選ばれた? 日本は、四季がはっきりと変化する気候であり、そこに暮らす日本人は、その移り変わりを大切にしてきた背景があります。さらに、地形にも恵まれており、自然を尊重した豊かな食材との関わりがあります。 そして、季節、食材の影響を受けながら、年中行事というものが発展しました。これが社会的慣習として、文化的保護をする対象であると定められたのです。 食のしきたりやマナーも、日本人の価値観を表わすものとして、文化的な意味を持ちます。 ここがすごい!和食の4つの特徴 “日本人の伝統的な食文化”の内容は以下の4つのように定義されています。 ①新鮮で多様な食材とその持ち味の尊重 日本は南北に長い島国であり、世界有数の漁場を持ちます。海の幸だけでなく、野菜や米、畜産においても、豊かな地形と丁寧な農畜産業技術により安心安全で高品質な食材を手にすることができます。素材そのものがよいため、本来の味を生かした味付けがなされるのも和食の特徴です。 また、旨味(うまみ)も日本人独特の味覚と言われています。魚介類や野菜等からとる出汁は和食の核になるものと言えます。 ②栄養バランスに優れた健康的な食生活 “一汁三菜(いちじゅうさんさい)”と言われる「飯・汁・菜・香の物」というのが和食の基本的な膳立てです。①で述べたような様々な食材を用いることで、理想的な栄養バランスとなっています。日本人の長寿にも繋がっているのでしょう。 ③自然の美しさや季節の移ろいを表現した盛り付け 和食は、見た目にも楽しませてくれる工夫が詰まっています。特に、季節ごとの食材だけでなく、器や添えられた花や葉などの自然の素材を使って四季を表わすこともよくあります。 味の面と見た目両方に良い効果をもたらす飾り包丁もポイントです。 ④正月行事などの年中行事との密接な関わり 食文化と年中行事に密接な関わりがあるのも日本独特の習慣です。正月にはおせち、ひな祭りにちらし寿司、大晦日には年越しそばを食べるといったことは、日本で暮らしていれば当たり前に取り入れてきた習慣です。お食い初め、七五三といった人生の節目の行事もあります。このように、食は家族や地域との関わりに不可欠なものとされてきました。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA 和食をどのように保護していくか グローバル化が進み、ファストフード店で手軽に海外の食に触れられる今、「和食離れ」が進んでいることに危機感を持たなければなりません。 一覧表には、保護措置として「学校給食や地域の行事での郷土料理の提供,親子教室等の各種食育活動の実施,郷土料理や食文化に関するシンポジウムの開催等を実施」と書かれています。子どものころから行事へ参加し、地域の食材や郷土料理に親しめる環境を作ることが、長い目で見て必要です。 世界では、ヘルシーさや見た目の美しさから和食はブームとなっています。これをチャンスととらえ、世界への発信をしながら、我々自身も和食の良さに目を向けて後世に繋いでいくことが必要です。

  • 【絶対間違えない】着物の”右前”ってどっちが上?左前はなぜダメ?見分けるコツ5つをご紹介

    着物初心者の方にありがちなのが「どちらの衿が上?」という疑問です。自分で着付けるときに必ずクリアしなければならないところなので、絶対に間違えないポイントをご紹介いたします。 右前・左前ってなに? 着物の着付けの際に登場する言葉の「右前」「左前」とは、衿合わせのことです。 通常の着付けでどちらが用いられるかというと、「右前」が正解です。反対の「左前」になってしまうと、古くから縁起が悪いとされており、葬儀で亡くなられた方が経帷子という着物の着方になってしまいます。 さて、では「右前」はどのような形かと言うと、自分から見て右側が下、その上に左側の身ごろが重なっている状態です。これは男女関係なく、同じです。洋服の身ごろの合わせ方が、男性は着物でいう右前、女性は左前となっているため、女性の方が混乱しやすいので注意が必要です。 なぜ右前の決まりになった? 着物の右前がルール付けられたのは、719年で奈良時代のことです。元正天皇によって発令された衣服令の中の「右衽着装法(うじんちゃくそうほう)」で、すべての衣服は右前で着るということが定められました。 今、これを守らないから罰則があるという訳では決してありませんが、伝統として今日まで守られています。 右前を絶対に間違えないコツ ①「右」を「前(先)」に着付ける 一番のおすすめは、「右前」の意味を理解することです。右前と言われると、右が前に出ていると誤解されがちですが、そうではありません。 右前の「前」には、「先」という意味があります。その通りに右側の身ごろを先に、左側を後に着付けると、「右前」が完成します。 ②自分から見て「右が”手前”」になるようにする 自分から見て、「右」側の衿元が自分の「手前」になるのが『右前』です。この覚え方であれば、鏡を見たとしても混乱しません。 ③右手が入る 手を衿元に入れようとしたとき、右手が入るのが「右前」の状態です。 着物にはポケットがない代わりに、ハンカチや貴重品、扇子などを懐にしまうことがあります。9割以上が右利きなので、右利きの人が出し入れしやすいのが右前です。 ④女性の場合、洋服と逆 混乱してしまう原因の一つが、着慣れている洋服と違うためです。洋服の場合、男性が着物でいう「右前」、女性が「左前」の状態が通常の衿合わせです。 女性は普段と逆のため違和感がある方も多いですが、それを逆手にとって、「普段のブラウスと逆」と確認するとよいでしょう。 ⑤相手から見て「yの字」になる これは自分で確認しにくいのですが、相手から見て衿元が「y」の形になっていれば正しい右前になっています。 自分で着付けるというよりは、誰かに着付けてあげる機会に役立つ見分け方と言えます。 現代ならではの“右前の落とし穴” 先に述べたように、着付けの際に右前をしっかり確認して外出したとします。普通に歩いている分には特に問題はありません。ところが、写真を撮る機会があったときは、要注意です。なぜかというと、思い出を残すために皆さんお友達と自撮りをする方も多いと思いますが、その際に写真が反転して撮影されることがかなりの確率であるのです。 撮った写真をSNSにアップする際に、反転したまま載せてしまうと、せっかく確認した衿合わせが誤って左前にしてしまっているように見えてしまいます。そのため、カメラアプリの設定で自撮りの際の鏡モードをオフにしたり、撮影してSNSに載せる前に反転しなおすという作業を挟む必要があります。 たいていの方はアプリの関係で反転してしまっているとわかると思いますが、気になる方は、そのあたりも確認をするとよいでしょう。 さいごに 右前を正しく見分けられるポイントは見つかりましたか?覚え方は人それぞれなので、自分に合った方法で覚えて着付けを楽しんでみてください。

  • 「土屋鞄」×「河忠酒造」ハレの日の食卓を彩るプレミアムな日本酒を新発売。

    1965年創業の老舗革製品ブランド「土屋鞄製造所」は、約260年続く新潟の老舗酒造「河忠酒造」とのコラボ商品の発売を発表しました。2021年12月14日(火)より、数量限定・オンラインストア限定ハレの日の食卓を彩る日本酒「Tsudou」を新発売します。 “ハレの日の食卓を彩る日本酒” 日本酒「Tsudou」は、人と集う時間の大切さに気付かされた今だからこそ、家族や友人と「集う」時間を豊かに過ごして欲しいという土屋鞄の想いが込められた、“ハレの日の食卓を彩る日本酒”がコンセプト。15年間国税庁で酒類行政に従事した経歴を持つ石渡英和氏を監修に迎え、河忠酒造が製造した新商品。「Tsudou 雫取り純米大吟醸」は限定50本、Tsudou 純米大吟醸は限定150本の希少な日本酒です。 ハレの日の食事にぴったりの、素材にこだわり洗練された技術で作り上げられた食中酒に仕上がりました。 盃を酌み交わすようなハレの日をイメージした特別なパッケージもこのコラボ商品ならでは。ギフトとしても喜ばれること間違いなしです。 純度の高い繊細な日本酒「Tsudou 雫取り純米大吟醸」 Tsudou 雫取り 純米大吟醸 大吟醸のもろみから時間をかけて丁寧に一滴ずつ搾った純度の高い日本酒です。ほのかに感じられるお米の甘さと澄んだ味わいが楽しめ、特に繊細な味わいの料理との相性は秀逸で、和洋問わず料理の味わいに寄り添います。●価格:18,700円(税込)●内容量:720ml●販売本数:限定50本 キレと旨味の「Tsudou 純米大吟醸」 Tsudou 純米大吟醸 キレの良さと心地良い苦味が特徴の、純米大吟醸酒ならではの風格と旨味を感じる日本酒です。甘みを抑えた味わいで食事にメリハリを付けてくれ、刺し身や寿司など、魚料理と好相性です。 ●価格:8,800円(税込)●内容量:720ml●販売本数:限定150本 日本酒「Tsudou」は、明治時代の酵母を現在に蘇らせた大変希少な「協会1号酵母」と新潟県産の酒米「越神楽」を100%使用、さらに水にには西山連山の雪解け水から流れる天然水を用いました。1765年の創業から9代続く老舗酒造の高い技術によって手造りされ、最良の品質を得るため小規模で丁寧に仕込まれた一品です。 口に含んだ際の上品な香りとふわりとした甘みや旨み、飲み込んだ時のノスタルジックな軽いアクセントが特徴の味わいで、食事と合わせることで、料理の味わいを引き立て、日本酒の旨味の余韻がふくらみます。 ●発売日:2021年12月14日(火)●詳細ページ:https://tsuchiya-kaban.jp/blogs/library/20211125 ※11/25(木)12:00頃公開予定●販売店舗:「土屋鞄製造所」オンラインストア:https://tsuchiya-kaban.jp ハレの日にふさわしい特別なデザインと専用のレザーバッグ ラベルは、土屋鞄のデザイナーが今回のためだけに特別にデザインしました。「Tsudou」のコンセプトを元に、杯を交わしている楽しいひとときを表現。特別な化粧箱に梱包されているので、ギフトとしてもおすすめです。 手土産に土屋鞄のインテリア雑貨シリーズ「ホームコレクション」の「レザーボトルバッグ」に入れることにより雰囲気が増し特別な贈り物となるでしょう。 日本酒の四合瓶が収まるサイズで、内装は防水レザーを採用しました。上質なヌメ革のバッグに収納して持ち運べば、ハレの日の特別感が味わえます。 レザーボトルバッグ ●価格 :51,700円(税込) ●製品詳細:https://tsuchiya-kaban.jp/products/hc-leatherbottlebag 河忠酒造(かわちゅうしゅぞう) 新潟県長岡市脇野町で1765年の創業から9代続く老舗の酒造蔵。食中酒としての品質向上に研鑽しており、現杜氏の野水杜氏は、きれいさやキレの良さの中にも米の旨味や甘味を引き出す造りを得意とする。越後流の第一人者といわれた郷杜氏から酒造りの技を引き継ぎ、「伝統の継承と発展」に若い感性を取り入れながら酒造りを行う。 土屋鞄製造所(つちやかばんせいぞうしょ) 1965年創業、東京でランドセル職人が立ち上げた工房を発祥とする、老舗革製品ブランド。「時を超えて愛されるもの」をコンセプトにしたランドセルや革製品を製造・販売している。日本の感性と職人の手仕事による、長く愛せるシンプルさと品のある佇まいを目指した、丁寧なものづくりを大切にする。工房を併設した西新井本店と軽井澤工房店、大人向け革鞄専門店14店舗(国内12、海外2)、ランドセル専門店10店舗、あわせて26店舗を展開。 会社概要・会社名:株式会社 土屋鞄製造所・代表取締役社長:土屋成範・所在地(本社):〒123‐0841 東京都足立区西新井7‐15‐5・事業内容:オリジナルブランドでの皮革製品を中心としたランドセル、鞄・小物の企画・製作、及び販売。【URL】 https://tsuchiya-kaban.jp お客様お問い合わせ先電話:0120-907-647(平日10:00~17:00)メール:support@tsuchiya-kaban.com

  • 大阪の町工場の精緻な金属加工技術から生まれた、富士山の造形が美しいカトラリーレスト「ITADAKI(いただき)」登場

    1972年創業の大阪のプラスチック用金型製造会社、株式会社武林製作所は、富士山型カトラリーレスト「ITADAKI(いただき)」の新柄となる“吉祥文様シリーズ”の販売を開始。11月24日(水)より自社オンラインショップにて購入可能です。 大阪の町工場の高度な技術から生まれた富士山型カトラリーレスト 大阪の町工場の高度な技術から生まれた工芸品「ITADAKI(いただき)」。歯ブラシ用の金型製造で国内トップシェアを誇る大阪の町工場 株式会社武林製作所が、これまで研鑽を重ねてきた技術を活かして、日本の技術を世界にアピールできる工芸品を作れないかという想いから企画したカトラリーレストです。 富士山をイメージした美しい曲線は、切削が難しいステンレスの角材を3次元加工機で1/1000ミリ単位で少しずつ削り出すことで生まれた繊細な商品です。 2018年度「大阪製ブランド」ベストプロダクトにも選ばれています。 ITADAKI商品詳細 メインページ https://itadaki.shopselect.net/▼吉祥文様シリーズステンレス(シルバー) https://itadaki.shopselect.net/categories/3889679金メッキ(ゴールド) https://itadaki.shopselect.net/categories/3889681金箔(シルバーゴールド) https://itadaki.shopselect.net/categories/3889682 ステンレスの本来の色を生かしたシルバー、金メッキ加工を前面に施したゴールド、斜面に金箔加工を施したコントラストの美しいシルバーゴールドの3色をご用意しました。 新シリーズはお正月にもピッタリな縁起のいい吉祥文様 吉祥文様シリーズは全部で5種類となります。 charset=Ascii binary comment 「いただきます」の瞬間に、まさに”頂きの眺め”をお楽しみいただけます。 確かな金属加工技術の新たな活用 歯ブラシ用の金型の作成は、歯ブラシの磨きやすさを追求するほど形状が複雑なものになります。海外製の金型とは一線を画す精密で高度な技術が求められます。 1/1000ミリを求めるような、国内金型製造メーカーの”頂(いただき)”をめざす高度な技術を世界に伝えたいという想いから生まれた工芸品、富士山型のカトラリーレスト「ITADAKI(いただき)」。 大阪府知事より鏡面磨きの技術で「なにわの名工」を受賞した金型職人による技術。微細な文様を崩さずに、加工時にわずかに発生する小キズを磨き上げる仕上げ技術も、手に取って感じていただければと思います。 株式会社武林製作所(コーポレートサイト)https://tmc1972.com/

  • 世界に誇る日本文化「和食」世界無形文化遺産に選ばれたのはなぜ?

    世界的に高い人気を誇る和食。寿司をはじめ、多くの国で親しまれています。見た目の美しさ、繊細な味、健康の観点から見たバランスの良さ等、優れた特徴を持ちます。 ここでは、日本の伝統文化である和食がなぜ世界無形文化遺産に選ばれたのか、その理由をまとめます。 12月4日は和食が世界無形文化遺産に登録された日 12月4日は、2013年、ユネスコが「和食;日本人の伝統的な食文化」を無形文化遺産に登録した日です。これは、無形文化遺産の保護に関する条約を締結することで対象となり、日本は2004年6月に締結しています。 ユネスコ無形文化遺産とは 無形文化遺産の保護を確保するために必要な措置をすることや、「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表(代表一覧表)」や、「緊急に保護する必要がある無形文化遺産の一覧表」の作成を定めています。 代表一覧には、現在約500件の無形文化遺産が記載されており、日本からは22件が挙げられています。「和食」はその一つに数えられます。 なぜ和食が世界遺産に選ばれた? 日本は、四季がはっきりと変化する気候であり、そこに暮らす日本人は、その移り変わりを大切にしてきた背景があります。さらに、地形にも恵まれており、自然を尊重した豊かな食材との関わりがあります。 そして、季節、食材の影響を受けながら、年中行事というものが発展しました。これが社会的慣習として、文化的保護をする対象であると定められたのです。 食のしきたりやマナーも、日本人の価値観を表わすものとして、文化的な意味を持ちます。 ここがすごい!和食の4つの特徴 “日本人の伝統的な食文化”の内容は以下の4つのように定義されています。 ①新鮮で多様な食材とその持ち味の尊重 日本は南北に長い島国であり、世界有数の漁場を持ちます。海の幸だけでなく、野菜や米、畜産においても、豊かな地形と丁寧な農畜産業技術により安心安全で高品質な食材を手にすることができます。素材そのものがよいため、本来の味を生かした味付けがなされるのも和食の特徴です。 また、旨味(うまみ)も日本人独特の味覚と言われています。魚介類や野菜等からとる出汁は和食の核になるものと言えます。 ②栄養バランスに優れた健康的な食生活 “一汁三菜(いちじゅうさんさい)”と言われる「飯・汁・菜・香の物」というのが和食の基本的な膳立てです。①で述べたような様々な食材を用いることで、理想的な栄養バランスとなっています。日本人の長寿にも繋がっているのでしょう。 ③自然の美しさや季節の移ろいを表現した盛り付け 和食は、見た目にも楽しませてくれる工夫が詰まっています。特に、季節ごとの食材だけでなく、器や添えられた花や葉などの自然の素材を使って四季を表わすこともよくあります。 味の面と見た目両方に良い効果をもたらす飾り包丁もポイントです。 ④正月行事などの年中行事との密接な関わり 食文化と年中行事に密接な関わりがあるのも日本独特の習慣です。正月にはおせち、ひな祭りにちらし寿司、大晦日には年越しそばを食べるといったことは、日本で暮らしていれば当たり前に取り入れてきた習慣です。お食い初め、七五三といった人生の節目の行事もあります。このように、食は家族や地域との関わりに不可欠なものとされてきました。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA 和食をどのように保護していくか グローバル化が進み、ファストフード店で手軽に海外の食に触れられる今、「和食離れ」が進んでいることに危機感を持たなければなりません。 一覧表には、保護措置として「学校給食や地域の行事での郷土料理の提供,親子教室等の各種食育活動の実施,郷土料理や食文化に関するシンポジウムの開催等を実施」と書かれています。子どものころから行事へ参加し、地域の食材や郷土料理に親しめる環境を作ることが、長い目で見て必要です。 世界では、ヘルシーさや見た目の美しさから和食はブームとなっています。これをチャンスととらえ、世界への発信をしながら、我々自身も和食の良さに目を向けて後世に繋いでいくことが必要です。

  • 【絶対間違えない】着物の”右前”ってどっちが上?左前はなぜダメ?見分けるコツ5つをご紹介

    着物初心者の方にありがちなのが「どちらの衿が上?」という疑問です。自分で着付けるときに必ずクリアしなければならないところなので、絶対に間違えないポイントをご紹介いたします。 右前・左前ってなに? 着物の着付けの際に登場する言葉の「右前」「左前」とは、衿合わせのことです。 通常の着付けでどちらが用いられるかというと、「右前」が正解です。反対の「左前」になってしまうと、古くから縁起が悪いとされており、葬儀で亡くなられた方が経帷子という着物の着方になってしまいます。 さて、では「右前」はどのような形かと言うと、自分から見て右側が下、その上に左側の身ごろが重なっている状態です。これは男女関係なく、同じです。洋服の身ごろの合わせ方が、男性は着物でいう右前、女性は左前となっているため、女性の方が混乱しやすいので注意が必要です。 なぜ右前の決まりになった? 着物の右前がルール付けられたのは、719年で奈良時代のことです。元正天皇によって発令された衣服令の中の「右衽着装法(うじんちゃくそうほう)」で、すべての衣服は右前で着るということが定められました。 今、これを守らないから罰則があるという訳では決してありませんが、伝統として今日まで守られています。 右前を絶対に間違えないコツ ①「右」を「前(先)」に着付ける 一番のおすすめは、「右前」の意味を理解することです。右前と言われると、右が前に出ていると誤解されがちですが、そうではありません。 右前の「前」には、「先」という意味があります。その通りに右側の身ごろを先に、左側を後に着付けると、「右前」が完成します。 ②自分から見て「右が”手前”」になるようにする 自分から見て、「右」側の衿元が自分の「手前」になるのが『右前』です。この覚え方であれば、鏡を見たとしても混乱しません。 ③右手が入る 手を衿元に入れようとしたとき、右手が入るのが「右前」の状態です。 着物にはポケットがない代わりに、ハンカチや貴重品、扇子などを懐にしまうことがあります。9割以上が右利きなので、右利きの人が出し入れしやすいのが右前です。 ④女性の場合、洋服と逆 混乱してしまう原因の一つが、着慣れている洋服と違うためです。洋服の場合、男性が着物でいう「右前」、女性が「左前」の状態が通常の衿合わせです。 女性は普段と逆のため違和感がある方も多いですが、それを逆手にとって、「普段のブラウスと逆」と確認するとよいでしょう。 ⑤相手から見て「yの字」になる これは自分で確認しにくいのですが、相手から見て衿元が「y」の形になっていれば正しい右前になっています。 自分で着付けるというよりは、誰かに着付けてあげる機会に役立つ見分け方と言えます。 現代ならではの“右前の落とし穴” 先に述べたように、着付けの際に右前をしっかり確認して外出したとします。普通に歩いている分には特に問題はありません。ところが、写真を撮る機会があったときは、要注意です。なぜかというと、思い出を残すために皆さんお友達と自撮りをする方も多いと思いますが、その際に写真が反転して撮影されることがかなりの確率であるのです。 撮った写真をSNSにアップする際に、反転したまま載せてしまうと、せっかく確認した衿合わせが誤って左前にしてしまっているように見えてしまいます。そのため、カメラアプリの設定で自撮りの際の鏡モードをオフにしたり、撮影してSNSに載せる前に反転しなおすという作業を挟む必要があります。 たいていの方はアプリの関係で反転してしまっているとわかると思いますが、気になる方は、そのあたりも確認をするとよいでしょう。 さいごに 右前を正しく見分けられるポイントは見つかりましたか?覚え方は人それぞれなので、自分に合った方法で覚えて着付けを楽しんでみてください。

  • 「土屋鞄」×「河忠酒造」ハレの日の食卓を彩るプレミアムな日本酒を新発売。

    1965年創業の老舗革製品ブランド「土屋鞄製造所」は、約260年続く新潟の老舗酒造「河忠酒造」とのコラボ商品の発売を発表しました。2021年12月14日(火)より、数量限定・オンラインストア限定ハレの日の食卓を彩る日本酒「Tsudou」を新発売します。 “ハレの日の食卓を彩る日本酒” 日本酒「Tsudou」は、人と集う時間の大切さに気付かされた今だからこそ、家族や友人と「集う」時間を豊かに過ごして欲しいという土屋鞄の想いが込められた、“ハレの日の食卓を彩る日本酒”がコンセプト。15年間国税庁で酒類行政に従事した経歴を持つ石渡英和氏を監修に迎え、河忠酒造が製造した新商品。「Tsudou 雫取り純米大吟醸」は限定50本、Tsudou 純米大吟醸は限定150本の希少な日本酒です。 ハレの日の食事にぴったりの、素材にこだわり洗練された技術で作り上げられた食中酒に仕上がりました。 盃を酌み交わすようなハレの日をイメージした特別なパッケージもこのコラボ商品ならでは。ギフトとしても喜ばれること間違いなしです。 純度の高い繊細な日本酒「Tsudou 雫取り純米大吟醸」 Tsudou 雫取り 純米大吟醸 大吟醸のもろみから時間をかけて丁寧に一滴ずつ搾った純度の高い日本酒です。ほのかに感じられるお米の甘さと澄んだ味わいが楽しめ、特に繊細な味わいの料理との相性は秀逸で、和洋問わず料理の味わいに寄り添います。●価格:18,700円(税込)●内容量:720ml●販売本数:限定50本 キレと旨味の「Tsudou 純米大吟醸」 Tsudou 純米大吟醸 キレの良さと心地良い苦味が特徴の、純米大吟醸酒ならではの風格と旨味を感じる日本酒です。甘みを抑えた味わいで食事にメリハリを付けてくれ、刺し身や寿司など、魚料理と好相性です。 ●価格:8,800円(税込)●内容量:720ml●販売本数:限定150本 日本酒「Tsudou」は、明治時代の酵母を現在に蘇らせた大変希少な「協会1号酵母」と新潟県産の酒米「越神楽」を100%使用、さらに水にには西山連山の雪解け水から流れる天然水を用いました。1765年の創業から9代続く老舗酒造の高い技術によって手造りされ、最良の品質を得るため小規模で丁寧に仕込まれた一品です。 口に含んだ際の上品な香りとふわりとした甘みや旨み、飲み込んだ時のノスタルジックな軽いアクセントが特徴の味わいで、食事と合わせることで、料理の味わいを引き立て、日本酒の旨味の余韻がふくらみます。 ●発売日:2021年12月14日(火)●詳細ページ:https://tsuchiya-kaban.jp/blogs/library/20211125 ※11/25(木)12:00頃公開予定●販売店舗:「土屋鞄製造所」オンラインストア:https://tsuchiya-kaban.jp ハレの日にふさわしい特別なデザインと専用のレザーバッグ ラベルは、土屋鞄のデザイナーが今回のためだけに特別にデザインしました。「Tsudou」のコンセプトを元に、杯を交わしている楽しいひとときを表現。特別な化粧箱に梱包されているので、ギフトとしてもおすすめです。 手土産に土屋鞄のインテリア雑貨シリーズ「ホームコレクション」の「レザーボトルバッグ」に入れることにより雰囲気が増し特別な贈り物となるでしょう。 日本酒の四合瓶が収まるサイズで、内装は防水レザーを採用しました。上質なヌメ革のバッグに収納して持ち運べば、ハレの日の特別感が味わえます。 レザーボトルバッグ ●価格 :51,700円(税込) ●製品詳細:https://tsuchiya-kaban.jp/products/hc-leatherbottlebag 河忠酒造(かわちゅうしゅぞう) 新潟県長岡市脇野町で1765年の創業から9代続く老舗の酒造蔵。食中酒としての品質向上に研鑽しており、現杜氏の野水杜氏は、きれいさやキレの良さの中にも米の旨味や甘味を引き出す造りを得意とする。越後流の第一人者といわれた郷杜氏から酒造りの技を引き継ぎ、「伝統の継承と発展」に若い感性を取り入れながら酒造りを行う。 土屋鞄製造所(つちやかばんせいぞうしょ) 1965年創業、東京でランドセル職人が立ち上げた工房を発祥とする、老舗革製品ブランド。「時を超えて愛されるもの」をコンセプトにしたランドセルや革製品を製造・販売している。日本の感性と職人の手仕事による、長く愛せるシンプルさと品のある佇まいを目指した、丁寧なものづくりを大切にする。工房を併設した西新井本店と軽井澤工房店、大人向け革鞄専門店14店舗(国内12、海外2)、ランドセル専門店10店舗、あわせて26店舗を展開。 会社概要・会社名:株式会社 土屋鞄製造所・代表取締役社長:土屋成範・所在地(本社):〒123‐0841 東京都足立区西新井7‐15‐5・事業内容:オリジナルブランドでの皮革製品を中心としたランドセル、鞄・小物の企画・製作、及び販売。【URL】 https://tsuchiya-kaban.jp お客様お問い合わせ先電話:0120-907-647(平日10:00~17:00)メール:support@tsuchiya-kaban.com

  • 大阪の町工場の精緻な金属加工技術から生まれた、富士山の造形が美しいカトラリーレスト「ITADAKI(いただき)」登場

    1972年創業の大阪のプラスチック用金型製造会社、株式会社武林製作所は、富士山型カトラリーレスト「ITADAKI(いただき)」の新柄となる“吉祥文様シリーズ”の販売を開始。11月24日(水)より自社オンラインショップにて購入可能です。 大阪の町工場の高度な技術から生まれた富士山型カトラリーレスト 大阪の町工場の高度な技術から生まれた工芸品「ITADAKI(いただき)」。歯ブラシ用の金型製造で国内トップシェアを誇る大阪の町工場 株式会社武林製作所が、これまで研鑽を重ねてきた技術を活かして、日本の技術を世界にアピールできる工芸品を作れないかという想いから企画したカトラリーレストです。 富士山をイメージした美しい曲線は、切削が難しいステンレスの角材を3次元加工機で1/1000ミリ単位で少しずつ削り出すことで生まれた繊細な商品です。 2018年度「大阪製ブランド」ベストプロダクトにも選ばれています。 ITADAKI商品詳細 メインページ https://itadaki.shopselect.net/▼吉祥文様シリーズステンレス(シルバー) https://itadaki.shopselect.net/categories/3889679金メッキ(ゴールド) https://itadaki.shopselect.net/categories/3889681金箔(シルバーゴールド) https://itadaki.shopselect.net/categories/3889682 ステンレスの本来の色を生かしたシルバー、金メッキ加工を前面に施したゴールド、斜面に金箔加工を施したコントラストの美しいシルバーゴールドの3色をご用意しました。 新シリーズはお正月にもピッタリな縁起のいい吉祥文様 吉祥文様シリーズは全部で5種類となります。 charset=Ascii binary comment 「いただきます」の瞬間に、まさに”頂きの眺め”をお楽しみいただけます。 確かな金属加工技術の新たな活用 歯ブラシ用の金型の作成は、歯ブラシの磨きやすさを追求するほど形状が複雑なものになります。海外製の金型とは一線を画す精密で高度な技術が求められます。 1/1000ミリを求めるような、国内金型製造メーカーの”頂(いただき)”をめざす高度な技術を世界に伝えたいという想いから生まれた工芸品、富士山型のカトラリーレスト「ITADAKI(いただき)」。 大阪府知事より鏡面磨きの技術で「なにわの名工」を受賞した金型職人による技術。微細な文様を崩さずに、加工時にわずかに発生する小キズを磨き上げる仕上げ技術も、手に取って感じていただければと思います。 株式会社武林製作所(コーポレートサイト)https://tmc1972.com/