アニメ八十八箇所巡り・二か所目の霊場は、30年以上に渡り根強い人気を誇るバスケットボール漫画「スラムダンク」の舞台となった鎌倉・湘南地区をクローズアップしてお届けします。
サブカルという位置づけが長かった”アニメ”や”漫画”は今や世界的に大人気で、ジャパニーズカルチャーをけん引する存在となっています。
これからの日本の文化を担う”アニメ”と、古来からの日本文化である”工芸品”や”食文化”をなんとか融合できないかと考えたのが、この「アニメ八十八箇所巡り」です。
お遍路巡りになぞらえて、日本各地のアニメの聖地とその地域に伝わる伝統工芸品を紹介していきます。
「スラムダンク」あらすじ
井上雄彦作の1990年から週刊少年ジャンプにて連載され、数あるバスケットボール漫画の中でも最も人気のある伝説的な漫画です。
中学時代に不良で有名だった主人公の桜木花道が湘北高校に入学し、ヒロインの影響でバスケットボールと出会い急速に才能を開花させていきます。
ライバルの流川やキャプテンの赤木らのチームメイトや監督の安斎先生とともに、競合のライバル校の面々との試合の中でバスケットボールにのめり込んでいく姿が描かれます。
あらすじ

物語の舞台である湘北高校は、神奈川県・湘南にあり、鎌倉、江の島も漫画の中で描かれています。
今回は、湘南~鎌倉にかけて、スラムダンクに出てくる聖地と、その地区の伝統文化を紹介していきます。
【聖地巡礼】スラムダンクに登場する場所は?
聖地1:江ノ電の踏切(鎌倉高校前)

スラムダンクの聖地巡礼で一番人気なのがこちらのスポット。アニメのオープニングシーンに登場するので、コアなファンでなくても見たことがある、という方も多いと思います。同じポーズで写真をとるのもいいですね。
但し、特に人気な場所なので人気の少ない時間を狙って行くのがオススメです。
聖地2:鵠沼海岸

漫画の一番最後のシーンで登場するのがこの鵠沼海岸です。インターハイの大事な試合の後、手紙を読む桜木と流川が印象的です。
江の島の見える景色が抜群にいい場所なので、散歩感覚で立ち寄ってみてもいいでしょう。
聖地3:鎌倉高校

こちらは主人公たちの高校ではなく、ライバル校・陵南高校のモデルとなった高校です。
アニメのオープニングの場所からすぐ近く、立ち寄りやすいところにあります。
聖地4:平塚総合体育館

インターハイの舞台となったのが、平塚総合体育館です。ガラス張りの建物や球状のモニュメントなどが漫画でもしっかりと描写されていて、分かりやすい聖地と言えます。
最後の試合の場所であるため、数々の名シーンが思い出されます。
【PRODUCT】鎌倉・湘南・江の島地区の伝統工芸品
鎌倉彫

鎌倉時代に木彫彩漆(もくちょうさいしつ)の仏具としてつくられたのが鎌倉彫の始まりです。茶道の普及とともに、一般的に広がりました。
お盆やお皿など、さまざまな器の形があります。ひとつひとつに手作業で模様を掘り、丁寧に漆を重ねてつくられる光沢と質感の美しい伝統工芸品です。
政宗工芸

約700年前に執権北条氏に各地から招かれた刀工が鎌倉に集められ、鎌倉鍛冶の基礎を築きました。その刀工の一人が五郎入道政宗です。大きな5つの作風の一つ「相州伝(そうしゅうでん)」を作り上げました。
戦国の時代には戦いの刀が主な製品でしたが、時代によって形を変えながら現代に続いています。
生活に馴染み深い包丁や鋏も今でも手に取ることが可能ですので、その抜群の切れ味を自分の手で確かめてみてください。
【FOOD】鎌倉・湘南・江の島地区の食文化

観光地として多くの飲食店や観光スポットを持つ鎌倉・湘南地区の特産品をご紹介!
湘南しらす

湘南地区の名物と言えばシラスが有名です。相模湾は日本3大湾のひとつで、海の幸に恵まれており、カタクチイワシの稚魚であるシラスも豊富に獲れるのです。
毎年3月11日から12月31日の10か月間のみ漁が行われているので、生シラスが食べたい方はそのシーズンを狙って行きましょう。
聖地巡りをした人の口コミ

30年以上に渡り支持される名作であるのに加えて、映画化が決定しているため人気が再燃しているスラムダンク。
ライトなファンでも行きやすいというのもポイントです。
聖地巡りをした方々の実際の声を見ていきましょう。
まとめ
バスケットボール漫画の枠を越えて、スポーツ漫画と言えば、という括りでも名前が上がるほど根強い人気のスラムダンク。
今回は、スラムダンクで描かれている聖地とその土地の伝統文化を紹介しました。どれも実際に訪れることができ、都内からのアクセスもしやすい場所にあります。
鎌倉や湘南、江の島は観光スポットとして楽しめる場所やグルメがたくさんあるので、ぜひスラムダンクの聖地にも立ち寄って、伝統文化にも触れていただければと思います。