となりのトトロの聖地と伝統工芸品|アニメ八十八箇所巡り【霊場四】

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アニメ八十八箇所巡り・四か所目の霊場は、スタジオジブリ作品の中でも特に子どもたちから根強い人気を誇る名作「となりのトトロ」のモデルとなった埼玉県所沢市をご紹介します。

アニメ八十八箇所巡りとは

サブカルという位置づけが長かった”アニメ”や”漫画”は今や世界的に大人気で、ジャパニーズカルチャーをけん引する存在となっています。

これからの日本の文化を担う”アニメ”と、古来からの日本文化である”工芸品”や”食文化”をなんとか融合できないかと考えたのが、この「アニメ八十八箇所巡り」です。

お遍路巡りになぞらえて、日本各地のアニメの聖地とその地域に伝わる伝統工芸品を紹介していきます。

『となりのトトロ』あらすじ

スタジオジブリ作品の中でも特に子どもたちから根強い人気を誇る名作。夏になると見たくなるという大人も多いのではないでしょうか。1988年に公開されてから30年以上経つ今も、キャラクターや主題歌、挿入歌も広く親しまれています。

4人家族の草壁家は、病気療養中の母の病院の近くの田舎に引っ越してくるところから始まります。自然に恵まれた土地で、初めての田舎暮らしにはしゃぐサツキとメイ。

ある日、庭で遊んでいたメイはひょんなことから大きなクスノキの根本の穴に落ちてしまい、見たこともない大きな生き物”トトロ”に出会います。

新しい家の暮らしにも慣れたころ、メイは母に会いに一人で出かけるのですが、迷子になってしまい…。

あらすじ
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今回は、となりのトトロの舞台と言われている埼玉県所沢市の聖地の紹介と、所沢の伝統工芸や郷土料理を紹介していきます。

【聖地巡礼】となりのトトロに登場する所沢市の場所は?

狭山丘陵

通称「トトロの森」と呼ばれる狭山丘陵は、トトロのふるさと基金により保護、管理されています。クヌギ、コナラといった広葉樹林や、ヒノキ、アカマツなどの針葉樹林などを見ることができます。

サツキとメイのお母さんが入院しているのは七国山病院ですが、狭山丘陵にある八国山緑地が由来とされています。

クロスケの家という明治30年代に建てられた国の登録有形文化財もすぐ近くにあるので、合わせてみてみるのもおすすめです。

白旗塚(小手指古戦場跡)

サツキとメイの家の裏に当たる塚森にトトロが住むとされています。その塚森のモデルとなったのが白旗塚。メイが初めてトトロに会うことになった際にくぐった木のトンネルにそっくりの場所です。

奥にはトトロが住んでいたクスノキとも言える大きなクスノキが祀られています。

稲荷町停留所

東所沢駅から出ている「ところバス」の稲荷町というバス停。景色は似ていませんが、サツキとメイが傘を持ってお父さんを待ち、サツキが初めてトトロに出会う有名なシーンに出てくる「稲荷前バス停」のモデルとされています。

一時間に数本しかバスが通っていないため、訪れる際は注意が必要です。

聖地の伝統文化

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埼玉県所沢市とその周辺の伝統文化を紹介します。

伝統工芸1:小川和紙(細川紙)

小川和紙は1300年の歴史を誇り、素朴で温かみがある独特の風合いと、見た目の美しさ、丈夫さが特徴です。その中でも、楮(こうぞ)だけを使用した「細川紙」は、国の「重要無形文化財」となっています。

小川盆地に流れる槻川や兜川の綺麗な水が和紙の美しさの秘密です。さらに、原料となる楮が豊富だったことから小川町で和紙が盛んになった理由と言えます。

壁紙や障子紙のほか、ハガキや便せんなど手軽に手にできる製品も多いので、お土産にもオススメです。

伝統工芸2:所沢人形

ひな人形の原型となったとされているのが、この所沢人形です。江戸末期から作られはじめ、工芸士によってその技術が今に伝えられています。

人形は1体1体手作りで、丹精こめて作られています。人形作りはもちろん、その衣装の着付までこだわり抜かれた世界に一つだけの人形です。

伝統食1:ゆでまんじゅう(うでまんじゅう)

古くから麦類、いも、お茶などを中心とした畑作地帯であった所沢市は、特に麦の生産が盛んでした。秋に種をまき、6月下旬に収穫される新小麦を使って作られるのがこちらの「うでまんじゅう」です。

うでまんじゅうは、ゆでまんじゅうがなまって呼ばれるようになりました。お饅頭といえば蒸し器で蒸してつくられるのが一般的ですが、このうでまんじゅうはその名の通りお湯で茹でて作られます。ふんわりとした蒸し饅頭と異なり、もちもちの食感に仕上がるのが特徴です。

伝統食2:とっちゃなげ

とっちゃなげとは、練った小麦粉を取っては投げ(とっちゃなげ)を繰り返すことから名前が付きました。いわゆる”すいとん”です。

所沢市の他に、群馬県藤岡市や、神奈川県相模原市でもとっちゃなげを食べる風習があります。

伝統芸能1:岩崎簓獅子舞

岩崎簓(ささら)獅子舞は所沢市の岩崎地区に伝わる伝統芸能です。瑞岩寺にて、毎年10月に行なわれます。

江戸時代初期に岩崎村を知行した地頭の宇佐美助右衛門長元が、大坂冬の陣に出陣際し、京都で3頭の獅子頭を買い、獅子舞の師匠を伴って凱旋しました。後に村の若者たちに稽古をさせたのが始まりと伝わります。
昭和44年に所沢市の市指定無形民俗文化財に指定されました。

伝統芸能2:重松流祭ばやし

所沢生まれの古谷重松が編み出した囃子の流派が重松流祭ばやしです。幕末から明治にかけて、所沢を中心に広まりました。お囃子に合わせて、三番叟さんばそう・天狐・獅子・おかめ・ひょっとこ・藤助・外道など、様々な踊りが繰り出されます。

昭和44年に所沢市の市指定無形民俗文化財に指定されています。

聖地巡りをした人の口コミ

まとめ

となりのトトロは大人から子どもまで幅広い年代に愛される名作アニメーション映画です。ファンタジーの世界ながら、なつかしさを感じる風景に定評があるジブリ作品。一度はその景色の中に入ってみたいと思った方も多いのではないでしょうか。埼玉県所沢市は都心からもアクセスしやすく、夏休みの思い出作りにもぴったりな場所です。
トトロが現れそうな美しい自然の他、昔から受け継がれる伝統工芸、郷土料理も多数存在するので、トトロの聖地を訪れた際には、ぜひ合わせて楽しんでみてください。

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