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ひぐらしのなく頃にの聖地と伝統工芸品|アニメ八十八箇所巡り【霊場七】 - QUON

ひぐらしのなく頃にの聖地と伝統工芸品|アニメ八十八箇所巡り【霊場七】

投稿 更新

contents section

アニメ八十八箇所巡り・七か所目の霊場は、2006年から5期に渡って放送された人気アニメ「ひぐらしのなく頃に」の舞台となった岐阜県白川村をクローズアップしてお届けします。

アニメ八十八箇所巡りとは

「アニメ」や「漫画」は世界的に大人気で、ジャパニーズカルチャーをけん引する存在となっています。

現在の日本文化の象徴である「アニメ」と、古来からの日本の文化である伝統工芸品をなんとか融合できないかと考えたのが、この「アニメ八十八箇所巡り」です。

お遍路巡りになぞらえて、日本各地のアニメの聖地とその地域に伝わる伝統工芸品を紹介していきます。

ひぐらしのなく頃にとは

ひぐらしのなく頃には、同人サークルである07th Expansionが製作した同人ゲーム「ひぐらしのなく頃に」が原作で、2006年4月にテレビアニメ1期が放送されました。

本作は、出題編「鬼隠し編」「綿流し編」「祟殺し編」「暇潰し編」と解答編「目明し編」「罪滅し編」に分かれており、合計6編から構成されています。

2007年7月にはテレビアニメ2期「ひぐらしのなく頃に解」、2009年2月「ひぐらしのなく頃に礼」、2011年7月「ひぐらしのなく頃に煌」、2020年10月「ひぐらしのなく頃に業」、2021年7月「ひぐらしのなく頃に卒」の順番で5期に渡り、テレビアニメが放送された根強いファンを持つアニメです。

ホラーやミステリー要素が詰まっていて、それぞれのキャラクター全員に焦点をあててストーリーも展開されていくのでスリルを味わえる面もあります。

アニメ、マンガ、ゲームなど、どれも人気が高く日本が誇る代表的なコンテンツの1つと言えるでしょう。

昭和58年。舞台は、自然に囲まれた田舎村の雛見沢。

舞台の雛見沢は、岐阜県白川村がモデルになっています。

過疎化が進む田舎の雛見沢に、都会から転校生の前原圭一が引っ越してきました。圭一は雛見沢での生活にもすぐ慣れ、学校で友達ができて充実した日々を送っていました。

雛見沢では、毎年6月に行われる伝統的な夏祭りの「綿流し」が有名なのですが、ここ数年「綿流し」の日に必ず誰かが死ぬという不可解な出来事が起きていたのです。この一連の事件は、「オヤシロさまの祟り」と囁かれていました。

「オヤシロさまの祟り」の噂を耳にした圭一は、友達の竜宮レナや園崎魅音に真相を尋ねますが、ハッキリした回答は得られませんでした。

このことから、圭一は次第に疑心暗鬼になっていき、学校でも態度がおかしくなっていきます。そして訪れた昭和58年の「綿流し」で再び犠牲者が…

あらすじ
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今回は、ひぐらしのなく頃にのモデルとなった岐阜県白川村の紹介と、白川村の伝統工芸や郷土芸能を紹介していきます。

【聖地巡礼】「ひぐらしのなく頃に」に登場する岐阜県白川町の場所は?

ひぐらしのなく頃にの聖地は岐阜県白川村です。

アニメにも登場するシーンの場所は、聖地とされているので紹介していきます。

  • 「ひぐらしのなく頃に」の聖地1:白川八幡神社
  • 「ひぐらしのなく頃に」の聖地2:荻町城跡展望台
  • 「ひぐらしのなく頃に」の聖地3:明善寺
  • 「ひぐらしのなく頃に」の聖地4:和田家

それぞれの描かれたシーンとストーリーを踏まえ聖地について解説していきますね。

「ひぐらしのなく頃に」の聖地1:白川八幡神社

出典元:白川八幡神社
出典元:@_syoan

白川八幡神社は、作品で登場する古手神社のモデルとなった場所です。

古手神社は「オヤシロさま」が祀られている神社として重要な場所で、村人から恐れられています。

神社の一人娘である古手 梨花は、毎年行われる「綿流し」の際に、巫女の役を務めています。

神社にはキャラクターが描かれた絵馬がたくさんあり、「ひぐらしのなく頃に」が好きな方の多くが、聖地巡礼で訪れている場所の1つです。

『白川八幡神社』の詳細

  • 住所:岐阜県大野郡白川村荻町
  • アクセス:JR高山本線高山駅から濃飛バス白川郷線白川郷方面行きで50分、白川郷バスターミナル下車すぐ

「ひぐらしのなく頃に」の聖地2:荻町城跡展望台

荻町城跡展望台からの景色は、梨花が雛見沢を見下ろしているシーンで登場します。

白川郷を見渡すことができ、季節によってさまざまな美しい景色が一望できる場所です。

展望台の近くには、「梨花のお気に入りの場所」もあるので、ファン必見の聖地と言えますね。

『荻町城跡展望台』の詳細

  • 住所:岐阜県大野郡白川村
  • アクセス:荻町集落から徒歩約30分、シャトルバスで約10分

「ひぐらしのなく頃に」の聖地3:明善寺

出典元:明善寺

明善寺は、「夢現し編(ゆめうつしへん)」で幼いころの梨花と羽生が出会う場所です。

白川八幡神社の近くにあり、珍しい茅葺屋根の鐘楼門があるお寺。岐阜県の文化財に指定されています。

隣の「明善寺郷土館」から明善寺の中に入ることができます。

『明善寺』の詳細

  • 住所:岐阜県大野郡白川村荻町679
  • アクセス:JR高山線「高山」駅より濃飛・北陸鉄道バスで約50分

「ひぐらしのなく頃に」の聖地4:和田家

出典元:KANON廃園

和田家は、メインキャラクターの1人である園崎魅音が暮らす「園崎家」のモデルとなった場所です。

雛見沢の御三家筆頭で、雛見沢を実質的に支配しているほどの権力を持つ園崎家。アニメでも家は大きく、立派なたたずまいをしていました。

合掌造りの民家として、和田家は国の重要文化財に指定されています。300円の入館料で中に入ることができるので、魅音の生活を感じ取れる聖地と言えますね。

『和田家』の詳細

  • 住所:岐阜県大野郡白川村荻町山越997
  • アクセス:白川郷バスターミナルより徒歩約4分

聖地巡りをした人の口コミ

アニメ聖地巡礼

ひぐらしのなく頃に

2年前の写真だけど

来月行けるかもしれない

またあの景色がみたい 白川郷素晴らしすぎた👏🏻

引用元:ゼノモーフ@Q8Bh9m

はぅぅ〜(/////)

聖地巡礼スポット行って参りました😍

とても楽しい一日なのでした❤️

引用元:麗蘭@rayran24

白川郷の休憩所にはひぐらしのなく頃に聖地巡礼ノートが!

ちょうど最後のページだったので沙都子を描かせて頂きました。

次に来る時は新しいノートになってるかな?

引用元:魔公子@10/2 07th大浴場Web 10/15 07th村民集会 村-02 沙都子&梨花ちゃん本@makoushi

雛見沢村行ってきた!ひぐらしのなく頃にのモチーフになった家とか見つけたよ!

引用元:@ano_chandayo

「ひぐらしのなく頃に」が好きなファンは、キャラクターのと住んでいる家や登場する場所を訪れていますね。

また、聖地巡礼として訪れた白川郷の美しさや魅力についても語られている口コミがたくさんありました。

聖地を巡ることで、その地域の文化などにも触れる機会になるので、ぜひ足を運んで実感して欲しいです。

岐阜県大野郡周辺の伝統文化

岐阜県大野郡は飛騨市、高山市と隣接しています。
大野郡周辺には魅力的な伝統工芸や伝統芸能、郷土料理が複数あるので紹介していきます。

  • 伝統工芸1:飛騨染
  • 伝統工芸2:さるぼぼ
  • 伝統工芸3:美濃焼
  • 伝統芸能1:こだいじん
  • 伝統芸能2:春駒踊り
  • 伝統芸能3:地歌舞伎
  • 郷土料理1:すったて汁・すったて鍋
  • 郷土料理2:石豆腐

それぞれ場所と画像で詳しく解説していきますね。

伝統工芸1:飛騨染

飛騨染は、岐阜県高山市に伝わる伝統的な染物です。

石・土・鉄:銅・亜鉛・石炭・松煙等から作られた染料の顔料を豆汁(呉汁)で溶き、染め付けた物を指します。

日本三大美祭にも数えられる高山祭とともに、江戸時代から発展してきました。

現在は、無形民俗文化財に指定されている飛騨の祭りをはじめとする闘鶏楽衣装・獅子舞の油単に使われています。

発色の美しさと色落ちせず長持ちする特徴と、お祭りをイメージさせる独特な絵柄が魅力的な伝統工芸品です。

伝統工芸2:さるぼぼ

さるぼぼとは、飛騨地方で昔から作られる人形で、飛騨の言葉で「猿の赤ん坊」という意味を持ってます。

「さる(猿)」には「去る」「縁・円」という意味も込められていて、困難や災い、病気が「去る」ことを指しています。

さるぼぼは持ち主自身を表す「映し鏡」として、顔があえて描かれていないのが特徴的。

可愛らしいデザインなので、お守りやお土産として人気の工芸品です。

伝統工芸3:美濃焼

美濃焼は、岐阜県南部、東濃地方で製作されている陶磁器の総称です。

日本最大の陶磁器生産拠点で、国内シェアの50%を担っているとも言われています。

その歴史は1300年以上と言われていて、安土桃山時代には千利休や古田織部といった人物を筆頭に、この地に美濃焼黄金期を築きました。

特徴がないことが特徴と言われるほど、多種多様なデザイン様式・デザインが存在します。

茶碗や湯呑、お皿、コップなど、食器類が多く、私たちの生活を身近で支えてくれている伝統工芸品と言えます。

伝統芸能1:こだいじん

こだいじんは、白川郷の民謡として県指定の重要無形民俗文化財に指定されています。

名は古い時代の「子大事節」から出たものとされており、その後「こだいじん」と転訛したものといわれています。

囃しは三味線、尺八、太鼓、四ツ竹をそれぞれ1〜2人で演じ、踊りは傘おどりと手おどりの2種で、共に4人ずつで踊る民謡です。

白川八幡神社、荻町八幡宮などの各神社の奉芸殿で一般公開されています。

伝統芸能2:春駒踊り

出典元:全国観るなび

春駒踊りは、新年の元旦に春駒保存会の方が七福神や舞女に変装して春駒踊りを舞う伝統芸能です。

県指定の無形文化財に指定されています。

春駒・銭大黒・きり大黒・七福神のまくら踊り、鯛釣り、俵ころがしの6つの演目を踊り、集落内の民宿や飲食店、一般家庭にも訪れてくれる新年の恒例行事です。

伝統芸能3:地歌舞伎

地歌舞伎は、地元の素人役者たちによって神社の祭礼や芝居小屋などで演じられてきた地域に根付いた歌舞伎のことで、岐阜県では地歌舞伎と呼ばれています。

特徴は役者と観客の一体感です。稽古や着物作り、道具の製作なども全て村人たちで行うからこそ、全員でつくり上げる地元の文化として愛されているのです。

郷土料理1:すったて汁・すったて鍋

出典元:農林水産省

すったて汁・すったて鍋は、白川郷に古くから伝わる郷土料理です。

すったてとは、大豆を石臼ですりつぶしペースト状にしたもので、これに味噌や醤油などを加えた汁物や鍋をすったて汁・すったて鍋と呼びます。

大豆の旨味を味わえるシンプルで素朴な汁物ですが、飛騨牛や地元産のきくらげ、小松菜、人参などを入れアレンジすることで、さらに美味しいすったて鍋となります。

2014年のニッポン全国鍋グランプリでは、初出場ながら見事優勝も果たしており、白川村に訪れた際にはぜひ味わって欲しい一品ですね。

郷土料理2:石豆腐

出典元:ippin

石豆腐は、白川村で古くから食べられている伝統食材の1つ。

その名前から想像できるように、縄で縛っても崩れないと言われるほど固いのが特徴です。

固さはある反面、しっとりとしたなめらかさも兼ね備えていて、大豆の味と香りを楽しめます。

特性を活かして田楽やステーキ、冷や奴などのように調理しても美味しい豆腐です。

まとめ

「ひぐらしのなく頃に」は、2006年から5期に渡ってテレビアニメが放送され、現在でも多くのファンから愛されています。

雛見沢のモデルとなった岐阜県白川村は、土地の生活様式・文化が多く残っていて、訪れるだけで貴重な体験ができる村です。

聖地を巡れば、「ここ、あのシーンの場所だ!」と興奮するポイントもたくさんあるため、ファンなら一度は行ってみたい場所ですね。

なお、「ひぐらしのなく頃に」の聖地は数が多いため、あらかじめ計画を立てて回ることをおすすめします。

圭一やレナ達が過ごした雛見沢を感じられる白川村に、あなたも足を運んでみませんか?

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