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  • 美しい西陣織の伝統技法「引箔」を使った箸の海外展開をクラウドファンディングにて開始~SERENDOUCE CRAFTS × 西陣織 箔屋 『楽芸工房』のあらたなコラボレーション~

    株式会社ポーラ・オルビスホールディングス(本社:東京都中央区 社長:鈴木郷史)の新規事業プロジェクトである『SERENDOUCE CRAFTS(セレンドゥースクラフツ)』は、西陣織 箔屋 『楽芸工房(らくげいこうぼう)』 三代目の村田紘平氏と共に、伝統技法「引箔(ひきばく)」の美しさを世界に発信すべくプロジェクトを始動。美しい日本の四季を表現した新たな作品を 、2022 年 8 月 16 日(火)~2022 年 9 月 30 日(金)まで、世界最大のクラウドファンディング KICKSTARTER で展開しています。 SERENDOUCE CRAFTS プロジェクト 内面の美しさの支えとなる文化・芸術を支援し、世界に発信する同グループ。SERENDOUCE CRAFTS プロジェクトでは、「日本の工芸品との出会いのきっかけを創る」ことをミッションに、伝統工芸の活躍の場を創造することで技術を継承し、さらなる発展に寄与すべく、手仕事でつくられる上質な伝統工芸品の情報発信や販売をしています。 日本の食文化と四季を表現した「引箔」の箸 今回、クラウドファンディング KICKSTARTER で展開するのは、西陣織の華やかな光沢のある糸を作る技法である「引箔」の技術を応用した箸です。食を通して四季を感じる文化をもつ日本での食卓を代表する食器である箸に、村田氏の創造力とインスピレーションで日本の美しい四季を箸の色彩の中に表現しています。 クラウドファンディングでの展開を通して、より多くの人々に伝統工芸の魅力を発信することでグループ理念「感受性のスイッチを全開にする」というミッションの実現を目指しています。 プロジェクト名Rakugei Chopsticks & Coasters from Nishijin受付期間2022 年 8 月 16 日(火)~2022 年 9 月 30 日(金) クラウドファンディング詳細はこちら 西陣織の伝統技法「引箔」とは 引箔とは、西陣織の糸に使われる素材をつくる技法です。 和紙に箔を施し、織り込んだものを素地とすることで華やかなデザインが周りを引き立てます。和紙の表面に色漆やラッカーなどで彩色し、そこに柄(模様)付けをしていきます。素材は金・銀・色箔・プラチナ箔・らでん(螺鈿)箔などがあります。手作業で一つ一つ細かい工程を踏むため、作り手のアーティスト的な感性が溢れる仕事により唯一無二のデザインが生まれるのです。 さらに西陣織では、これを織物にするために「切屋」という専門の職人が裁断します。その細さは約0.3mm、髪の毛ほどの糸になります。裁断された引箔は、職人の手によって一本ずつ織り込まれ、元の和紙に描いた模様が織物に再現されます。 職人が箔糸を織り込む際に箔糸が裏返らぬよう、一本ずつ丁寧にヘラに引っ掛けながら引っ張ります。これが「引き」箔と言う名前に繋がっています。 まるで絵具を何重にも重ねた絵画のような奥行きや深みが、西陣織の豪華絢爛さを支えています。 https://serendouce-crafts.com/blogs/journal/journal-37-kickstrater1 楽芸工房 京都・西陣にて箔屋を営む村田商店の直営工房・意匠部として平成元年に創業。西陣織の特徴のひとつであり、300年以上前に開発されたと言われている箔を織り込む技術“引箔”を、今もなお支え、守り続けています。 村田紘平氏(西陣織 箔屋 『楽芸工房』三代目。経済産業大臣指定伝統的工芸品 西陣織 製糸部門 伝統工芸士。)は世界に誇る西陣織の芸術性と高度な技術を継承する一方、伝統工芸の枠を超えた新たなモノづくりにも積極的に挑戦。アート、デザイン、インテリア、ファッションなど、幅広いジャンルと接点をつくりながら、国内外のマーケットに向けて革新的なデザインの提案を続けています。 楽芸工房詳細はこちら SERENDOUCE CRAFTS について 「日本の工芸品との出会いのきっかけを創る」ことをミッションに生まれたプロジェクトです。“SERENDOUCE(セレンドゥース)”は、 意外な新しい発見(Serendipity)と心地よさ(Douce)を組み合わせた造語です。伝統的な技術を守り、新たな価値を生みだす作り手がつくる伝統工芸品を、オンライン中心で情報発信・販売しています。SERENDOUCE CRAFTS 公式サイト: SERENDOUCE CRAFTS 公式サイトはこちら

  • 耳をすませばの聖地と伝統工芸品|アニメ八十八箇所巡り【霊場五】

    アニメ八十八箇所巡りとは サブカルという位置づけが長かった"アニメ"や"漫画"は今や世界的に大人気で、ジャパニーズカルチャーをけん引する存在となっています。 これからの日本の文化を担う"アニメ"と、古来からの日本文化である"工芸品"や"食文化"をなんとか融合できないかと考えたのが、この「アニメ八十八箇所巡り」です。 お遍路巡りになぞらえて、日本各地のアニメの聖地とその地域に伝わる伝統工芸品を紹介していきます。 「耳をすませば」とは 出典元:https://www.ghibli.jp/works/mimi/ 1995年公開のスタジオジブリ作品。柊あおいの同名漫画が原作で近藤喜文氏の初監督作品です。 中学生で作家になる夢を見る主人公と、バイオリン職人を目指す少年の青春ストーリー、は多くの人の心をつかみました。 「嫌なやつ!」のセリフや、映画の中に出てくるバロンに因むとされている『猫の恩返し』も公開されており、根強いファンのいる作品です。 2022年10月には、清野菜名と松坂桃李のダブル主演で実写映画も公開予定で、ますます注目されています。 高校受験を控えた中学3年生の主人公『月島雫(しずく)』は、読書が好きで密かに作家になりたいという夢を持っています。学校の図書館で借りた本の貸出カードに『天沢聖司』という名前が共通してあることを見つけた雫は、どんな素敵な人なのかと胸を膨らませます。 ある日、親友からカントリー・ロードの翻訳を頼まれた雫。様々な偶然からある少年がその歌詞を見ることになり、「コンクリートロードはやめたほうがいい」と嫌味を言われ、憤る雫でしたが、その少年は実は...。 あらすじ [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#000" col="#fff" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]今回は、耳をすませばのモデルとなった東京都多摩市・聖蹟桜ヶ丘の紹介と、多摩市の伝統工芸や郷土芸能を紹介していきます。[/ふきだし] 【聖地巡礼】耳をすませばに登場する多摩市の場所は? 耳をすませばで出てくる坂やお店は、多摩市の聖蹟桜ヶ丘周辺に実在する場所がモデルと言われています。 今回は、お散歩コースとしてもおすすめな3つの聖地をご紹介します。 「耳をすませば」の聖地1:いろは坂通り 「耳をすませば」の聖地2:金毘羅宮 「耳をすませば」の聖地3:ノア洋菓子店 耳をすませばの聖地1:いろは坂通り 出典元:聖蹟桜ヶ丘 いろは坂通り - 多摩市の道路 - Foursquare 出典元:https://www.ghibli.jp/works/mimi/ 聖蹟桜ヶ丘駅の南川、大栗川を越えたところから高台までの坂を「いろは坂」と呼びます。 劇中で図書館に通う雫が通る坂で、実際の坂から望む景色はとても開放的で人気スポットとなっています。春には桜が綺麗に見えるため、お花見にもおすすめです。 坂を登り切ったところに、次に紹介する金毘羅宮があるため、聖地巡礼にぴったりです。 『いろは坂通り』の詳細 住所:〒206-0013 東京都多摩市桜ケ丘4丁目43−25 アクセス:京王線聖蹟桜ヶ丘駅 西口より徒歩10分 耳をすませばの聖地2:金毘羅宮 出典元:金比羅宮(多摩市/聖蹟桜ヶ丘)の御朱印と見どころ 出典元:https://www.ghibli.jp/works/mimi/ 雫が同級生の杉村から告白されるシーンで登場したのが、この金毘羅宮。 いろは坂から桜が丘ロータリーに向かうまでの途中にあり、見つけやすいのもポイントです。 天守台と呼ばれる高台に位置し、景色を眺めるためにも最適であるのに加え、聖蹟桜ヶ丘のパワースポットとして知られおり、御朱印や恋みくじがある点も人気の理由です。 『金毘羅宮』の詳細 住所:〒206-0013 東京都多摩市桜ケ丘1丁目54−4 アクセス:京王線聖蹟桜ヶ丘駅 西口より徒歩15分 耳をすませばの聖地3:ノア洋菓子店 出典元:【多摩市】映画「耳をすませば」聖地巡礼のピットイン?!ノア洋菓子店に行ってきたレポート♪ 出典元:https://www.ghibli.jp/works/mimi/ 耳をすませばの中に出てくるロータリーの近くに、「地球屋」という雑貨屋が出てきます。キーポイントとなるこの雑貨屋のモデルと言われているのが、ノア洋菓子店です。 店内では、ケーキや焼き菓子が売られているほか、聖地巡りをした方々が書き込めるノートが置いてあり、聖地巡礼に欠かせないスポットとなっています。 『ノア洋菓子店』の詳細 住所:〒206-0013 東京都多摩市桜ケ丘2丁目2−9 桜ヶ丘ロータリー商店会 アクセス:京王線聖蹟桜ヶ丘駅 西口より徒歩20分、京王線京王永山駅 西口より徒歩20分 聖地の伝統文化 [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#000" col="#fff" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]多摩市は東京都の西側に位置し、八王子市や府中市と隣接しています。多摩市周辺の伝統工芸や郷土芸能を紹介していきます。[/ふきだし] 多摩市周辺の伝統工芸1:多摩織り 出典元:多摩織(たまおり)の特徴 や歴史 - Kogei Japan 多摩織りとは、御召織(おめしおり)、風通織(ふうつうおり)、紬織(つむぎおり)、もじり織、変り綴の五つの織物の総称で、経済産業省から伝統的工芸品として指定されています。 平安末期から絹の生産が盛んになった多摩川周辺で作られるようになった織物。重くなく、皺になりにくい特徴を持つため、衣服の素材として広く用いられるようになります。 明治以降、分業制により製造量も製造スピードも増したため、さらに発展していきました。 シボのある風合いや幾何学的で高度な模様織が今もなお人気となっています。 着物の他、現代ではネクタイやスカーフとして洋装にも取り入れられています。 多摩市周辺の伝統工芸2:多摩だるま 出典元:多摩だるま/ちょう布だるま | TOKYO GIFTS62 別名東京だるまとも呼ばれる東京を代表する伝統工芸です。 先に説明した多摩織りにも通じますが、織物業が盛んだったこの地域の養蚕農家が豊作や息災を願い、神棚に飾ったのが始まりとされる縁起物です。 現在、毎年3月に日本三大だるま市の一つ「深大寺だるま市」が深大寺にて開催されています。 多摩市周辺の伝統芸能1:青渭神社獅子舞・穴澤天神社獅子舞(稲城市) 出典元:獅子舞(ししまい) 稲城市ホームページ 毎年10月1日の例大祭の日に奉納される青渭神社獅子舞(あおいじんじゃししまい)と、毎年8月25日に奉納される穴澤天神社獅子舞(あなさわてんじんしゃししまい)が多摩地域に伝わっている伝統的な獅子舞です。 どちらの獅子舞も獅子や天狗の他に、はやし方として笛吹・貝吹・歌方などが登場し、その場を盛り上げます。 五穀豊穣・厄除やくよけ・雨乞い等の祈願として農民の支えであり、当時の数少ない娯楽のひとつでもありました。 多摩市周辺の伝統芸能2:武蔵国府太鼓 出典元:武蔵国府太鼓 武蔵国と呼ばれた府中市周辺に伝わる郷土芸能である武蔵国府太鼓。府中市の自然、歴史、風土を盛り込んだ曲は、全5曲から構成されます。 武蔵国府太鼓では、120cmの大太鼓1台、90cmの中太鼓2台、60cm小太鼓)6台のほか鉦と金棒が基本構成です。 大・中・小太鼓のそれぞれが独特なリズムで観客を楽しませてくれます。 後継者育成のための講習会も盛んで、府中市のお祭りなどでも目にすることができます。 耳をすませばの聖地巡りをした人の口コミ ジブリの名作「耳をすませば」の聖地巡礼しました🛣真夏に行くのは無謀だったかと途中で思ったけど行ってよかったです神社で告白するシーン、近所に思いっきり聞こえてるんじゃないかな😇引用元:aki マリオ35(@hr_nts_aki_fy) せっかくなんで、耳をすませば、一週間フレンズの聖地、聖蹟桜ヶ丘🌸に行ってきた。ほんと、名前がいいですね🌸 #今日D引用元:白みそ雑煮🌸(@saltg223) 早起きしたから耳をすませばの聖地までお散歩 恋愛運は良くないらしー引用元:たなか(@numbuh1021) 今日リプ頂いて思ったんだけど耳をすませばの聖地っていうほうが一般的に有名なのね聖蹟桜ヶ丘。作中に出る?神社には行ったけど。引用元:オタク屋(@otakuyasann) まとめ 「耳をすませば」は原作の漫画から始まり、今年2022年には実写映画化されるなど、長く愛されています。 ジブリ映画としては珍しく、あまりデフォルメされずに実際の景色が作中に描かれているため、聖地巡りの感動が大きい作品です。 耳をすませばの舞台である多摩市周辺は、古くから織物業で栄えた地域であることから、織物や養蚕を中心に発展した伝統文化を感じられる珍しい地域でもあります。 都心からも電車で30分程度とアクセスしやすいため、気軽に聖地巡りと伝統文化を楽しんでみてください。

  • となりのトトロの聖地と伝統工芸品|アニメ八十八箇所巡り【霊場四】

    アニメ八十八箇所巡り・四か所目の霊場は、スタジオジブリ作品の中でも特に子どもたちから根強い人気を誇る名作「となりのトトロ」のモデルとなった埼玉県所沢市をご紹介します。 アニメ八十八箇所巡りとは サブカルという位置づけが長かった"アニメ"や"漫画"は今や世界的に大人気で、ジャパニーズカルチャーをけん引する存在となっています。 これからの日本の文化を担う"アニメ"と、古来からの日本文化である"工芸品"や"食文化"をなんとか融合できないかと考えたのが、この「アニメ八十八箇所巡り」です。 お遍路巡りになぞらえて、日本各地のアニメの聖地とその地域に伝わる伝統工芸品を紹介していきます。 『となりのトトロ』あらすじ スタジオジブリ作品の中でも特に子どもたちから根強い人気を誇る名作。夏になると見たくなるという大人も多いのではないでしょうか。1988年に公開されてから30年以上経つ今も、キャラクターや主題歌、挿入歌も広く親しまれています。 4人家族の草壁家は、病気療養中の母の病院の近くの田舎に引っ越してくるところから始まります。自然に恵まれた土地で、初めての田舎暮らしにはしゃぐサツキとメイ。 ある日、庭で遊んでいたメイはひょんなことから大きなクスノキの根本の穴に落ちてしまい、見たこともない大きな生き物”トトロ”に出会います。 新しい家の暮らしにも慣れたころ、メイは母に会いに一人で出かけるのですが、迷子になってしまい...。 あらすじ [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#000" col="#fff" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]今回は、となりのトトロの舞台と言われている埼玉県所沢市の聖地の紹介と、所沢の伝統工芸や郷土料理を紹介していきます。[/ふきだし] 【聖地巡礼】となりのトトロに登場する所沢市の場所は? トトロが住む森には、モデルとなった場所があります。今回は、その舞台となった埼玉県所沢市をご紹介して行きます。 「となりのトトロ」の聖地1:狭山丘陵 「となりのトトロ」の聖地2:白旗塚(小手指古戦場跡) 「となりのトトロ」の聖地3:稲荷町停留所 聖地1:狭山丘陵 出典元:【埼玉】トトロの舞台を散歩しよう! 里山風景が素敵な狭山丘陵へ 通称「トトロの森」と呼ばれる狭山丘陵は、トトロのふるさと基金により保護、管理されています。クヌギ、コナラといった広葉樹林や、ヒノキ、アカマツなどの針葉樹林などを見ることができます。 出典元:https://www.ghibli.jp/works/totoro/ サツキとメイのお母さんが入院しているのは七国山病院ですが、狭山丘陵にある八国山緑地が由来とされています。 クロスケの家という明治30年代に建てられた国の登録有形文化財もすぐ近くにあるので、合わせてみてみるのもおすすめです。 『狭山丘陵』の詳細 住所:東京都東村山市多摩湖町3丁目17−19 アクセス:西武多摩湖線多摩湖駅から徒歩約3分 聖地2:白旗塚(小手指古戦場跡) 出典元:マニアックすぎる「となりのトトロ」聖地巡礼!ママチャリで6時間の旅 サツキとメイの家の裏に当たる塚森にトトロが住むとされています。その塚森のモデルとなったのが白旗塚。メイが初めてトトロに会うことになった際にくぐった木のトンネルにそっくりの場所です。 出典元:https://www.ghibli.jp/works/totoro/ 奥にはトトロが住んでいたクスノキとも言える大きなクスノキが祀られています。 『白旗塚』の詳細 住所:埼玉県所沢市北野2丁目12 アクセス:西武池袋線狭山ヶ丘駅から徒歩約20分 聖地3:稲荷町停留所 出典元:【聖地巡礼】『となりのトトロ』ゆかりの地を巡る! トトロの住処やあのバス停も発見! 東所沢駅から出ている「ところバス」の稲荷町というバス停。景色は似ていませんが、サツキとメイが傘を持ってお父さんを待ち、サツキが初めてトトロに出会う有名なシーンに出てくる「稲荷前バス停」のモデルとされています。 出典元:https://www.ghibli.jp/works/totoro/ 一時間に数本しかバスが通っていないため、訪れる際は注意が必要です。 『稲荷町停留所』の詳細 住所:埼玉県所沢市上安松521−12 アクセス:西武池袋線・新宿線所沢駅から徒歩約25分 聖地の伝統文化 [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#000" col="#fff" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]埼玉県所沢市とその周辺の伝統文化を紹介します。[/ふきだし] 伝統工芸1:小川和紙(細川紙) 出典元:小川和紙について | 和紙のふるさと 小川町 小川和紙は1300年の歴史を誇り、素朴で温かみがある独特の風合いと、見た目の美しさ、丈夫さが特徴です。その中でも、楮(こうぞ)だけを使用した「細川紙」は、国の「重要無形文化財」となっています。 小川盆地に流れる槻川や兜川の綺麗な水が和紙の美しさの秘密です。さらに、原料となる楮が豊富だったことから小川町で和紙が盛んになった理由と言えます。 壁紙や障子紙のほか、ハガキや便せんなど手軽に手にできる製品も多いので、お土産にもオススメです。 伝統工芸2:所沢人形 出典元:倉片人形 – ひな人形 節句人形の老舗専門店です。 ひな人形の原型となったとされているのが、この所沢人形です。江戸末期から作られはじめ、工芸士によってその技術が今に伝えられています。 人形は1体1体手作りで、丹精こめて作られています。人形作りはもちろん、その衣装の着付までこだわり抜かれた世界に一つだけの人形です。 伝統食1:ゆでまんじゅう(うでまんじゅう) 出典元:うでまんじゅう 埼玉県 | うちの郷土料理:農林水産省 古くから麦類、いも、お茶などを中心とした畑作地帯であった所沢市は、特に麦の生産が盛んでした。秋に種をまき、6月下旬に収穫される新小麦を使って作られるのがこちらの「うでまんじゅう」です。 うでまんじゅうは、ゆでまんじゅうがなまって呼ばれるようになりました。お饅頭といえば蒸し器で蒸してつくられるのが一般的ですが、このうでまんじゅうはその名の通りお湯で茹でて作られます。ふんわりとした蒸し饅頭と異なり、もちもちの食感に仕上がるのが特徴です。 伝統食2:とっちゃなげ 出典元:所沢郷土料理”とっちゃなげ”づくり教室 とっちゃなげとは、練った小麦粉を取っては投げ(とっちゃなげ)を繰り返すことから名前が付きました。いわゆる”すいとん”です。 所沢市の他に、群馬県藤岡市や、神奈川県相模原市でもとっちゃなげを食べる風習があります。 伝統芸能1:岩崎簓獅子舞 出典元:岩崎簓獅子舞 岩崎簓(ささら)獅子舞は所沢市の岩崎地区に伝わる伝統芸能です。瑞岩寺にて、毎年10月に行なわれます。 江戸時代初期に岩崎村を知行した地頭の宇佐美助右衛門長元が、大坂冬の陣に出陣際し、京都で3頭の獅子頭を買い、獅子舞の師匠を伴って凱旋しました。後に村の若者たちに稽古をさせたのが始まりと伝わります。昭和44年に所沢市の市指定無形民俗文化財に指定されました。 伝統芸能2:重松流祭ばやし 出典元:重松流祭ばやし 所沢生まれの古谷重松が編み出した囃子の流派が重松流祭ばやしです。幕末から明治にかけて、所沢を中心に広まりました。お囃子に合わせて、三番叟さんばそう・天狐・獅子・おかめ・ひょっとこ・藤助・外道など、様々な踊りが繰り出されます。 昭和44年に所沢市の市指定無形民俗文化財に指定されています。 聖地巡りをした人の口コミ 電車ガラガラで王様気分で嬉しい😆 今夜21時からはテレビで となりのトトロが放送なので 聖地巡礼として 【トトロの森@所沢市】はどうでしょう? トトロがいる家はコロナ対策で現在お休み中なので、トトロの森のハイキングなら楽しめますよ! みんなも来てくだ埼玉❤️ HP▶︎https://totoro.or.jp/kurosuke/引用元:よね♥来てくだ埼玉(@lovemarietic) 20年振りくらいにトトロちゃんと見た気がする 昔はよくビデオで見てたのにw 近いうちにまた聖地行きますか、所沢のトトロの森っていうんですけど #となりのトトロ引用元:おかむーおかむら(@oceanokamu) 2月10日彩の国紀行 所沢 14:45将軍塚 ここは埼玉県です(まだコダワル) 義貞公が旗を建てたという伝説が残ります。八国の名は上野、下野、常陸、安房、相模、駿河、信濃、甲斐の八カ国の山々が眺望できたことに由来する、と言われています。トトロの森の聖地でもあります!引用元:うぐい すまめ(@vWuLxdhg1UjHCmX) トトロの聖地巡礼! サツキとメイが下校中に雨が降ってきて雨宿りしてた地蔵。カンタが傘を貸してくれたシーンね。 そしてお父さんを傘持って迎えに行ったバス停。周辺は開発されて住宅と畑で鬱蒼とした森はなかったけど(´・_・`) #隣のトトロ #聖地巡礼引用元:れっくす☘️412(@LEX412T1) まとめ となりのトトロは大人から子どもまで幅広い年代に愛される名作アニメーション映画です。ファンタジーの世界ながら、なつかしさを感じる風景に定評があるジブリ作品。一度はその景色の中に入ってみたいと思った方も多いのではないでしょうか。埼玉県所沢市は都心からもアクセスしやすく、夏休みの思い出作りにもぴったりな場所です。トトロが現れそうな美しい自然の他、昔から受け継がれる伝統工芸、郷土料理も多数存在するので、トトロの聖地を訪れた際には、ぜひ合わせて楽しんでみてください。 https://www.ghibli.jp/works/totoro/

  • 竜とそばかすの姫の聖地と伝統工芸品|アニメ八十八箇所巡り【霊場三】

    アニメ八十八箇所巡り・三か所目の霊場は、2021年に公開され話題となった細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』の舞台となった高知県越知町をクローズアップしてお届けします。 アニメ八十八箇所巡りとは サブカルという位置づけが長かった"アニメ"や"漫画"は今や世界的に大人気で、ジャパニーズカルチャーをけん引する存在となっています。 これからの日本の文化を担う"アニメ"と、古来からの日本文化である"工芸品"や"食文化"をなんとか融合できないかと考えたのが、この「アニメ八十八箇所巡り」です。 お遍路巡りになぞらえて、日本各地のアニメの聖地とその地域に伝わる伝統工芸品を紹介していきます。 『竜とそばかすの姫』あらすじ 「時をかける少女」「サマーウォーズ」の細田守監督が手掛ける2021年公開のアニメーション映画。若手人気俳優の面々や、ミュージシャンの中村佳穂さん、YOASOBIの幾田りらさんが声優を務めたことでも話題となりました。 自然豊かな高知の田舎に住む17歳の女子高校生・内藤鈴(すず)は、幼い頃に母を事故で亡くしたことをきっかけに大好きだった歌を歌うことができなくなっていた。ある日、親友に誘われてインターネット上の仮想世界「U(ユー)」に参加することになった鈴。その仮装世界で自分の分身「ベル」を作り出し、ベルとして謳うことで歌姫と言われるほど人気となる。その仮想世界での大規模なコンサートが行われる日、ベルの前に「竜」が現れて...。あらすじ [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#000" col="#fff" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]今回ご紹介するは『竜とそばかすの姫』は、実写と見間違うほど非常に細密な描写が特徴のアニメーション映画です。その舞台となった高知県越知町を、伝統工芸品と共に見ていきましょう。[/ふきだし] 【聖地巡礼】『竜とそばかすの姫』に登場する高知県の場所は? 『竜とそばかすの姫』は高知県が舞台となっているアニメです。車で簡単に回れる範囲にアニメにも登場する場所が点在しているので、順にご紹介して行きます。 「竜とそばかすの姫」の聖地1:浅尾沈下橋 「竜とそばかすの姫」の聖地2:安居渓谷 「竜とそばかすの姫」の聖地3:伊野駅 「竜とそばかすの姫」の聖地4:ふれあいの里柳野 聖地1:浅尾沈下橋 出典元:浅尾沈下橋 | 観光スポット | 一般社団法人 仁淀ブルー 『竜とそばかすの姫』で最も有名といっても過言でない聖地がこちら。日本で一番きれいな川とも言われる仁淀川にかかる浅尾沈下橋です。鈴の通学路として度々登場する、全長約121mの橋です。 近くには、郵便局のモデルとなった鎌居田簡易郵便局もあるため、効率的に聖地をめぐりたい方におすすめです。 『浅尾沈下橋』の詳細 住所:高知県高岡郡越知町浅尾 鎌井田本村 アクセス:高知自動車道伊野ICから車で45分 聖地2:安居渓谷 出典元:「竜とそばかすの姫」の聖地巡礼の旅!高知ドライブで映画の場所を巡ろう 登場シーンは少ないのですが、その美しさから印象に残っている人も多いと思われる安居渓谷。幼少期の回想シーンでのみ、ほんの少し映っています。 川底が見えるほど透明度の高い川で、「仁淀ブルー」と呼ばれ高知県の観光スポットの中でも特に人気です。 『安居渓谷』の詳細 住所:〒781-1628 高知県吾川郡仁淀川町大屋1627−4 アクセス:高知自動車道伊野ICから車で45分 聖地3:伊野駅 出典元:【竜とそばかすの姫 聖地巡礼】映画で使われた場所を徹底取材! こちらの伊野駅は、鈴が登校するシーンで数回登場します。バスから電車にここで乗り換えをして、毎朝通学していました。 駅前の風景もそのままなので、ぜひそちらにも注目してみてください。 『伊野駅』の詳細 住所:〒781-2110 高知県吾川郡いの町新町 アクセス:四国旅客鉄道土讃線井野駅 聖地4:ふれあいの里柳野 出典元:ふれあいの里柳野 - 高知旅行 主人公鈴の自宅近所にある集落活動センターで、地元の野菜等が売られる直売所となっています。親友ヒロちゃんと一緒に訪れて、定食を食べるシーンが描かれています。 『ふれあいの里柳野』の詳細 住所:〒781-2325 高知県吾川郡いの町小川柳野2482 アクセス:高知自動車道伊野ICから車で40分 聖地の伝統文化 [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#000" col="#fff" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]自然豊かで昔ながらの伝統が色濃く残る高知県の中でも、越知町とその周辺の伝統文化を紹介します。[/ふきだし] 伝統工芸1:土佐和紙 出典元:土佐和紙(土佐の手づくり工芸品) 三大和紙に数えられるのが、福井県の「越前和紙」、岐阜県の「美濃和紙」と並んで高知県の「土佐和紙」です。千年以上の歴史があり、様々な歴史書にも登場します。 種類も非常に豊富で、書道用紙から絵画や版画、印刷用紙、手工芸用紙として幅広く使われています。生活用品としてだけでなく、美術品や文化財の修理用紙としても高い評価を得ており、日本のみならず世界中で使用されています。 伝統工芸2:土佐打刃物 出典元:有限会社 トヨクニ(土佐の手づくり工芸品 土佐打刃物) 1590年代から始まった土佐打刃物は、刀鍛冶から伝承されてきた技術によって、鎌や鍬など農業や林業で使われる刃物類を製造して発達してきました。刃の厚みや重心まで考え抜かれた技術により、長時間の作業でも疲れにくいと評判です。 現在、全国で造られる森林用の刃物の約60%のシェアを占めるものもあるほど、重要なポジションです。 伝統工芸3:虎斑竹細工 出典元:虎斑竹専門店 竹虎 虎斑竹とは(Tiger Bamboo)? 表面に虎の皮ような模様があることから呼び名のついた虎斑竹(トラフタケ)。全国的に見ても、安和にしか生息しない珍しい竹です。 寛政三年に早川八郎左衛門という名代官が岡山県の虎竹の保護に当たり、条例を設けたのが日本に於ける文化財条例の始まりと言われています。土佐の虎竹は岡山の天然記念物に指定された竹とは種類が違いますが、同じ虎竹ですが、天然記念物に指定されなかったことが逆に発展に繋がります。 わずか1.5k㎡にしか生息していない虎竹でしたが、釣り竿に最適であることが分かったことをきっかけに生活用品に発展していき、茶道や華道などの日本文化を支え、建築用や庭園用の袖垣にも使われるようになりました。 伝統食1:つがに(モクズガニ)料理 出典元:つがに汁 高知県 | うちの郷土料理:農林水産省 四万十川や仁淀川(によどがわ)などの河川に棲息するモクズガニの事を「ツガニ」と呼びます。8月1日から11月30日がツガニ漁の解禁期間で、産卵期の秋が旬と言われています。 つがに料理の中でも代表的な「つがに汁」は、ツガニを生きたまま石臼などで粉砕し、その出汁からつくった豪快な汁物料理です。カニそのもの旨味をそのまま楽しむことができます。 郷土料理を提供しているお店ではよくメニューにもあるので、食べられる機会も多いかと思います。ツガニの旬の秋がオススメです。 伝統食2:田舎寿司 出典元:田舎ずし 高知県 | うちの郷土料理:農林水産省 全国的にも珍しい野菜を使ったお寿司が田舎寿司です。土佐の言葉で宴会を「おきゃく」と呼びますが、そのおきゃくのさいに振舞われるのが定番です。色鮮やかな見た目で、冠婚葬祭やお祭りなどにもよく登場します。 地元の方が手造りした田舎ずしが直売所やお土産屋さん等で買える場合があるので、ぜひチェックしてみてください。 伝統芸能1:おなばれ 出典元:おなばれ(11月) - 越知町 おなばれは、毎年11月に大川美良布神社や弘瀬仁井田神社で行われます。約300年前から続く悪病退散の願いを込めた行事での伝承芸能で、碁盤振、獅子舞、挾箱、神相撲の奉納芸が執り行われます。 時期が限られているため見られる機会は少ないのですが、気候の良い11月の行事なので、その時期に行かれる際は見られるかもしれません。 聖地巡りをした人の口コミ みなさこんにちは!!いよいよ本日公開の映画『竜とそばかすの姫』佐川店スタッフも、竜のしっぽの先くらいにはのっかろうと、佐川店より20分の聖地『浅尾沈下橋』まで撮影隊を派遣😄✨自然豊かな仁淀川の風景に心が癒されます😇三人の笑顔もいつも以上!引用元:高知ダイハツ【公式】(@kochi_daihatsu) 竜とそばかすの姫の聖地巡礼(っ´ω`c)☆彡.。 #竜とそばかすの姫 #聖地巡礼引用元:バーニィ(@Burnie074) 【舞台探訪記事更新】映画『竜とそばかすの姫』舞台探訪(聖地巡礼)~高知県~ http://tsurebashi.blog123.fc2.com/blog-entry-504.html #竜とそばかすの姫 ようやく高知を訪れることができたので、実際に現地の写真で比較してみました!引用元:リジス@高木さん本&ゆゆゆ本 メロン委託中(@lidges) 『竜とそばかすの姫』聖地巡礼 高知 仁淀川周辺#竜とそはかすの姫引用元:yano🎥..(@yano_creator) 昨日、竜とそばかすの姫の聖地巡礼で、 高知まで行ってきた☺️笑 浅尾沈下橋、景色最高すぎた!!✨ 普通にまた行きたい😃 #竜とそばかすの姫 #浅尾沈下橋 #伊野駅引用元:よねじゅん(@yomejum) 高知の川が本当にレベチだった 無加工でこの美しさ😮‍💨😮‍💨✨ 寄れなかったけど竜とそばかすの姫の 聖地も見れた😢💖 淡路島の渋滞やばすぎて 往復16時間かかりました。 淡路島の渋滞だけで往復8時間。 引用元:みき(@boc5150) まとめ 昨年公開され話題を呼んだ『竜とそばかすの姫』の聖地を紹介いたしました。写真と見分けがつかないくらいに美しく細かい描写がされており、モデルとなった場所では映画の中そのままの写真を取ることができます。 豊かな自然と美味しい郷土料理を誇る高知県ですが、古くから守られている伝統文化や伝統工芸品もたくさんあります。竜とそばかすの姫の聖地巡礼で高知県に行かれた際は、土地の伝統文化にも触れてみてください。

  • スラムダンクの聖地と伝統工芸品|アニメ八十八箇所巡り【霊場二】

    アニメ八十八箇所巡り・二か所目の霊場は、30年以上に渡り根強い人気を誇るバスケットボール漫画「スラムダンク」の舞台となった鎌倉・湘南地区をクローズアップしてお届けします。 アニメ八十八箇所巡りとは サブカルという位置づけが長かった"アニメ"や"漫画"は今や世界的に大人気で、ジャパニーズカルチャーをけん引する存在となっています。 これからの日本の文化を担う"アニメ"と、古来からの日本文化である"工芸品"や"食文化"をなんとか融合できないかと考えたのが、この「アニメ八十八箇所巡り」です。 お遍路巡りになぞらえて、日本各地のアニメの聖地とその地域に伝わる伝統工芸品を紹介していきます。 「スラムダンク」あらすじ 井上雄彦作の1990年から週刊少年ジャンプにて連載され、数あるバスケットボール漫画の中でも最も人気のある伝説的な漫画です。 中学時代に不良で有名だった主人公の桜木花道が湘北高校に入学し、ヒロインの影響でバスケットボールと出会い急速に才能を開花させていきます。ライバルの流川やキャプテンの赤木らのチームメイトや監督の安斎先生とともに、競合のライバル校の面々との試合の中でバスケットボールにのめり込んでいく姿が描かれます。あらすじ [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#000" col="#fff" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]物語の舞台である湘北高校は、神奈川県・湘南にあり、鎌倉、江の島も漫画の中で描かれています。今回は、湘南~鎌倉にかけて、スラムダンクに出てくる聖地と、その地区の伝統文化を紹介していきます。[/ふきだし] 【聖地巡礼】スラムダンクに登場する場所は? 聖地1:江ノ電の踏切(鎌倉高校前) 出典元:Tokyo Day Trip スラムダンクの聖地巡礼で一番人気なのがこちらのスポット。アニメのオープニングシーンに登場するので、コアなファンでなくても見たことがある、という方も多いと思います。同じポーズで写真をとるのもいいですね。 但し、特に人気な場所なので人気の少ない時間を狙って行くのがオススメです。 『江ノ電の踏切(鎌倉高校前)』の詳細 住所:〒248-0033 神奈川県鎌倉市腰越1丁目1 アクセス:江ノ島電鉄鎌倉高校前駅より徒歩1分 聖地2:鵠沼海岸 出典元:にじめん 漫画の一番最後のシーンで登場するのがこの鵠沼海岸です。インターハイの大事な試合の後、手紙を読む桜木と流川が印象的です。 江の島の見える景色が抜群にいい場所なので、散歩感覚で立ち寄ってみてもいいでしょう。 『鵠沼海岸』の詳細 住所:〒251-0037 神奈川県藤沢市鵠沼海岸4 アクセス:小田急電鉄江ノ島線 鵠沼海岸駅より徒歩15分 聖地3:鎌倉高校 出典元:みんなの高校情報-鎌倉高等学校 こちらは主人公たちの高校ではなく、ライバル校・陵南高校のモデルとなった高校です。 アニメのオープニングの場所からすぐ近く、立ち寄りやすいところにあります。 『鎌倉高校』の詳細 住所:〒248-0026 神奈川県鎌倉市七里ガ浜2丁目21−1 アクセス:江ノ島電鉄鎌倉高校前駅より徒歩5分 聖地4:平塚総合体育館 出典元:KUGENUMA×STILE インターハイの舞台となったのが、平塚総合体育館です。ガラス張りの建物や球状のモニュメントなどが漫画でもしっかりと描写されていて、分かりやすい聖地と言えます。 最後の試合の場所であるため、数々の名シーンが思い出されます。 『平塚総合体育館』の詳細 住所:〒254-0074 神奈川県平塚市大原1−1 アクセス:JR東海道線平塚駅西口より徒歩25分 【PRODUCT】鎌倉・湘南・江の島地区の伝統工芸品 鎌倉彫 出典元:鎌倉市-鎌倉彫 鎌倉時代に木彫彩漆(もくちょうさいしつ)の仏具としてつくられたのが鎌倉彫の始まりです。茶道の普及とともに、一般的に広がりました。 お盆やお皿など、さまざまな器の形があります。ひとつひとつに手作業で模様を掘り、丁寧に漆を重ねてつくられる光沢と質感の美しい伝統工芸品です。 政宗工芸 出典元:政宗工芸-包丁 約700年前に執権北条氏に各地から招かれた刀工が鎌倉に集められ、鎌倉鍛冶の基礎を築きました。その刀工の一人が五郎入道政宗です。大きな5つの作風の一つ「相州伝(そうしゅうでん)」を作り上げました。 戦国の時代には戦いの刀が主な製品でしたが、時代によって形を変えながら現代に続いています。 生活に馴染み深い包丁や鋏も今でも手に取ることが可能ですので、その抜群の切れ味を自分の手で確かめてみてください。 【FOOD】鎌倉・湘南・江の島地区の食文化 [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#000" col="#fff" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]観光地として多くの飲食店や観光スポットを持つ鎌倉・湘南地区の特産品をご紹介![/ふきだし] 湘南しらす 出典元:SHUN GATE 湘南地区の名物と言えばシラスが有名です。相模湾は日本3大湾のひとつで、海の幸に恵まれており、カタクチイワシの稚魚であるシラスも豊富に獲れるのです。 毎年3月11日から12月31日の10か月間のみ漁が行われているので、生シラスが食べたい方はそのシーズンを狙って行きましょう。 聖地巡りをした人の口コミ スラムダンクの聖地巡礼しました。引用元:あかね🐷(@akaneruck) スラムダンク聖地巡礼なう!!!オープニングの体育館うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ<◎>..<◎>引用元:秋良(@akira01260) スラムダンクの聖地巡礼してきた(超地元・笑)。 新作映画が全国大会編だとしたら、改めてロケハン隊が来たりするのだろーか?引用元:ゲンダイサエキ(@GendaiSaeki) 聖地巡礼🏀💨💨 「スラムダンク」の舞台!神奈川県湘南の聖地巡礼レポートを公開しました🚇 世界的に有名なスポットをはじめ、新たに追加された(?)聖地などなど作品の世界観を感じるエリアをお届けします🌸🔥 https://nijimen.net/topics/241444 #スラムダンク #スラダン #SLAMDUNK引用元:にじめん編集部(@nijimen) まとめ バスケットボール漫画の枠を越えて、スポーツ漫画と言えば、という括りでも名前が上がるほど根強い人気のスラムダンク。 今回は、スラムダンクで描かれている聖地とその土地の伝統文化を紹介しました。どれも実際に訪れることができ、都内からのアクセスもしやすい場所にあります。 鎌倉や湘南、江の島は観光スポットとして楽しめる場所やグルメがたくさんあるので、ぜひスラムダンクの聖地にも立ち寄って、伝統文化にも触れていただければと思います。

  • 秒速5センチメートルの聖地と伝統工芸品|アニメ八十八箇所巡り【霊場一】

    アニメ八十八箇所巡り・一か所目の霊場は、人気アニメーション映画「秒速5センチメートル」に登場する「種子島」をクローズアップしてお届けします。 アニメ八十八箇所巡りとは サブカルという位置づけが長かった"アニメ"や"漫画"は今や世界的に大人気で、ジャパニーズカルチャーをけん引する存在となっています。 これからの日本の文化を担う"アニメ"と、古来からの日本文化である"工芸品"や"食文化"をなんとか融合できないかと考えたのが、この「アニメ八十八箇所巡り」です。 お遍路巡りになぞらえて、日本各地のアニメの聖地とその地域に伝わる伝統工芸品を紹介していきます。 「秒速5センチメートル」あらすじ 「君の名は。」「天気の子」の新海誠監督が手掛ける2007年公開の長編アニメーション映画。主題歌の「One more time one more chance/山崎まさよし」も有名です。 東京で暮らす遠野貴樹と篠原明里は、お互い転勤族であるという共通点から仲良くなる。中学校へ上がると同時に明里が栃木へ転校になってしまう。そこから文通を始める二人だが、貴樹も東京から鹿児島に転校することになり、最後に明里に会いに行く...。あらすじ 舞台を東京、栃木、種子島と変えながら、時間の経過と共に変わる主人公の心境が印象的な作品です。 第1話「桜花抄」、第2話「コスモナウト」、第3話「秒速5センチメートル」の3部構成となっています。 [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#FD9A8B" col="#fcdcd7" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]今回は、その中から第2話「コスモナウト」で主人公・遠野貴樹が高校生活を過ごす場所である種子島を伝統工芸品と共に見ていきましょう。[/ふきだし] 【聖地巡礼】秒速5センチメートルで登場する種子島の場所は? 秒速センチメートルでは、シリーズごとにメインとなる舞台が変わります。今回は、その中でも種子島の聖地をご紹介します。 「秒速5センチメートル」の聖地1:中山海岸 「秒速5センチメートル」の聖地2:アイショップ石堂 「秒速5センチメートル」の聖地3:通学路のさとうきび畑 「秒速5センチメートル」の聖地4:種子島中央高等学校 「秒速5センチメートル」の聖地5:旧種子島空港 ①中山海岸 出典元:ぶくまる-『秒速5センチメートル』の聖地、種子島を旅好き書店員が徹底解説! 貴樹に片思いをするサーフィンが好きな中学生・澄田花苗がサーフィンの練習をしているのが中山海岸です。実際に多くのサーファーがサーフィンを楽しむ絶好のスポットです。 『西武秩父駅(駅前アーケード)』の詳細 ・住所:鹿児島県熊毛郡中種子町野間・アクセス:種子島空港(コスモポート種子島)から車で17分 ②アイショップ石堂 出典元:ぶくまる-『秒速5センチメートル』の聖地、種子島を旅好き書店員が徹底解説! 貴樹と花苗がよく行くコンビニです。聖地巡礼をした方々は、2人がよく飲んでいたドリンクを」このベンチで飲むそうです。寄せ書きノートの量から、人気が伺えます。 『アイショップ石堂』の詳細 ・住所:鹿児島県熊毛郡中種子町野間2172−1・アクセス:種子島空港(コスモポート種子島)から車で10分 ③通学路のさとうきび畑 出典元:ぶくまる-『秒速5センチメートル』の聖地、種子島を旅好き書店員が徹底解説! 種子島の特徴的な風景の一つであるさとうきび畑は、地元の方々にも馴染み深い景色です。貴樹の通う高校の付近も、このように広いさとうきび畑が広がっており、その中を通って通学している様子が描かれています。 正確には、中種子町の中心部から南に向かったあたりと言われています。 『通学路のさとうきび畑』の詳細 ・住所:鹿児島県熊毛郡中種子町野間・アクセス:種子島空港(コスモポート種子島)から車で13分 ④種子島中央高等学校 出典元:ぶくまる-『秒速5センチメートル』の聖地、種子島を旅好き書店員が徹底解説! 貴樹と花苗が通う高校は種子島の中心部に位置します。作品の公開時には「中種子島高校」でしたが、統合により現在の「種子島中央高校」という名称になっています。 アニメの世界そのままの場所が多数存在します。 『種子島中央高等学校』の詳細 ・住所:鹿児島県熊毛郡中種子町野間4258−1・アクセス:種子島空港(コスモポート種子島)から車で12分 ⑤旧種子島空港 出典元:ぶくまる-『秒速5センチメートル』の聖地、種子島を旅好き書店員が徹底解説! こちらは第2話「コスモナウト」ではなく、第3話「秒速5センチメートル」で登場します。中種子町野間にある「旧種子島空港」がモデルとなっていますが、2006年に閉鎖されており、現在は立ち入り禁止となっています。 『旧種子島空港』の詳細 ・住所:鹿児島県熊毛郡中種子町野間16915・アクセス:種子島空港(コスモポート種子島)から車で13分 以下の記事では、漫画のシーンと合わせて聖地の情報が掲載されています。詳しく知りたい人はどうぞ。 →『秒速5センチメートル』の聖地、種子島を旅好き書店員が徹底解説! 【PRODUCT】種子島の伝統工芸品は? [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#FD9A8B" col="#fcdcd7" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]種子島で今でも作られている伝統工芸品は①種子鋏・種子包丁 ②種子島焼(熊野焼)です。いずれも元々の土壌と、鉄砲伝来の地という文化的要素が強く影響しています。[/ふきだし] ①種子鋏・種子包丁 出典元:職人と作家の工芸店 梅木本種子鋏製作所– 本種子鋏 5寸 1543年、ポルトガル船が漂着したことにより日本に持ち込まれたことで有名なのが「鉄砲」です。もう一つ、その船に乗り合わせていた鍛冶師によって、はさみ鍛冶の技術が伝えられました。 種子島は元々質のいい砂鉄が取れる地域であり、材料と技術の両方が合わさって独自の製品を作り上げました。その技術は熟練の職人によって今に伝えられます。 特徴は、何といってもその抜群の切れ味と精巧な作りです。日本刀の技法も取り入れ、伝統的な鍛冶技術によって作られています。一度使ったら量産されているはさみには戻れないと言われるほど、その使い心地には定評があります。 ②種子島焼(熊野焼) 出典元:福元陶苑-作品紹介 種子島では、300年以上前から焼き物の制作が行われてきました。西之表市をはじめ、たくさんの窯元が存在します。その原点は西之表市上熊野地域に伝わる熊野焼(よきのやき)と言われています。 残念ながら熊野焼は明治中期に衰退してしまい、”幻の名陶”と言われています。現在は新たな窯が登場し、伝統を引き継いでいます。 良質な砂鉄を含む土壌が種子島の最大の特徴です。この土で作られた陶器は、砂鉄による鉄分が多分に含まれます。それにより、鮮やかな茶色が発色し、その質感は重厚な風情を醸し出します。種子島焼の器は素朴でぬくもりを感じ、使い込むほどに色艶が増してくる味わい深さがあると人気です。 【FOOD】種子島の食文化は? [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#FD9A8B" col="#fcdcd7" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]食のイメージがあまりない種子島ですが、独自の食材ももちろんあります。[/ふきだし] ①安納芋 出典元:たねがしまや - 安納芋の歴史 ねっとりとした食感と濃厚な甘さが特徴で、さつまいもの中でも人気の高い安納芋は、実は種子島が発祥とされています。種子島は国内で初めてさつまいもの栽培を成功させた場所でもあります。現在は全国各地で安納芋が栽培されていますが、やはりその土壌の影響もあり、品質の高い種子島で採れた安納芋を試してみてください。 ②インギー地鶏 出典元:インギー地鶏の里 - インギー鶏とは 天然記念物であるインギー鶏を別の鶏と交配させたのがインギー地鶏で、種子島にしか存在しない地鶏です。 イギリスの貿易船が種子島に流れ着き、それを島の人々が助けた御礼として贈られたのが始まりです。鶏の正式な名前でなく、当時イギリス人の事をインギーさんと呼んでいたことからその名がついたと言われています。 非常に珍しい地鶏のインギー鶏は、種子島でも食べられるお店は限られていますのでご注意ください。 【食べログ】食事処 インギー地鶏の里 【食べログ】美の吉食堂 歯ごたえのある肉質と旨味が特徴の種子島でしか食べられない地鶏ですので、訪れた際には一度は食べておきたい食材です。 【CULTURE】種子島の伝統芸能は? [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#FD9A8B" col="#fcdcd7" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]近年ではロケットのイメージの強い種子島。古くからの伝統芸能にはどのようなものがあるのでしょうか?[/ふきだし] ①城川内種子島踊り 出典元:鹿児島県ホームページ - 城川内種子島踊り 「種子島楽」とも呼ばれるこの踊りは、種子島の出水地方に昔から伝わる郷土芸能です。踊りの構成は先頭に「妙鉢(チャッパー)」を持つ者、次に大太鼓・小太鼓が、最後に鉦柴を持つ者が続きます。総勢30~40人で執り行われます。 毎年8月8日に行われるため、タイミングが合えば見られるかもしれません。 ②民謡 種子島には、「草切り節」「増田節・周袈裟(しゅうけさ)節」「めでた節」といった民謡が古くから伝わります。よく聞くと方言も確認できます。運がよければ地元の方が謳ってくださるかも…? 民謡についてはこちらのサイトで一部を聞くことができます。 → 種子島の民謡 聖地巡りをした人の口コミ [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#FD9A8B" col="#fcdcd7" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]放映から数年が経つ秒速5センチメートルですが、今も聖地としてアニメに登場する場所を訪れる人がたくさんいらっしゃいます。[/ふきだし] 秒速5センチメートルの聖地にカブで来ました引用元:ほびー(@Hoobee773) スーパーカブ(C125)で念願の種子島・秒速5センチメートル聖地巡礼を果たしました( ´∀`)引用元:けーおー@C125(@Versys1nomiya) オタクだから秒速5センチメートルみたいな恋愛したことないのに秒速5センチメートルの聖地巡礼してワンワン泣いとる引用元:李白®︎(@limited__exp) 申し訳程度の秒速5センチメートル聖地巡礼とゆで卵引用元:む〜〜〜〜〜〜〜ん🌙(@Violet_Moon636) まとめ 秒速5センチメートルは、公開から数年が経った今も聖地を訪れる人が絶えない人気アニメです。その聖地の一つである種子島は、JAXAのロケット発射が見られたり、綺麗な海が合ったりと、観光するにも楽しい場所です。 島に古くから伝わる伝統工芸品に触れることで、よりその土地を知り、アニメの見解が深まることでしょう。種子島を訪れた際は、ぜひ伝統工芸品や食事、文化も合わせてお楽しみください。

  • 日本最古の布「しな織」帽子が販売開始

    木の皮から作られる「しな織」の製造・販売をおこなっているしな織創芸石田(有限会社丸石産業)から、折りたたみ可能で日除け効果抜群のブリムの広い帽子の販売が開始されました。 風通しがよく夏にぴったりの商品です。 「しな織」詳細はこちら しな織とは 「しな織」は、日本最古の織物の一つであり、シナノキ、オオバボダイジュの木の皮から糸を紡いで作られます。木綿や絹が普及する以前、樹皮から作ったしな織の耐久性と水にも強い特性から、寝具、穀物入れ、漁網、調味料の漉し袋など生活必需品として様々に活用されてきました。 布作りの工程は木の皮を剥ぐところから全て手作業でおこなわれ、織り上がりには約一年がかかります。そのため生産量は少なく、かつては日本各地で織られていましたが徐々に減っていきました。山形県と新潟県の三つの村では、昔と変わらない製法で現在も織り継がれています。 生活の手段となるものは山からの恵みであるという考え方で、必要以上に木を切るなど自然を乱すことなく、自然と共生してきました。梅雨の時期に皮をはぎ、農閑期の冬に糸を作る。山里の暮らしのサイクルを今に残すのがしな織です。 商品詳細 価格88,000(税込)サイズ57cm(オーダー可)販売場所5月11日~17日 大阪髙島屋5月18日~24日 仙台三越5月25日~31日 松坂屋名古屋店 商品詳細はこちら 製品に込めた想い ~古代の布を現代へ~ 歴史あるしな織を後世に残そうと「しな織創芸石田」1990年に操業して以来32年間、現代の生活に合ったデザインで製品を作り続けてきました。中でも、その通気性の良さと丈夫さから帽子が定番商品になっています。 そして今回、お客様の声を集約した新たな定番帽子が完成しました。 特徴 ・風通しが良く飛ばされにくいしな織はその技法により独特の透け感を持ちます。風通しがよく夏でも涼しく過ごすことができます。他の天然素材に比べて糸が太く、強い撚りをかけているので、ざっくりとした織物に仕上がります。 ・折りたたみ可能布の接ぎに沿って折りたたみが可能です。屋内や旅行先などでバッグの中に収納するのも簡単。折りジワができた場合も、霧吹きで湿らせて形を整えることできれいに取れます。 ・経年変化丈夫で耐久性のあるしな織は使っていくうちにしなやかになり、色もアメ色に変わっていきます。20年、30年と変わっていく風合いを楽しみながら、長く使用していただけるサステナブルな商品です。 会社概要 会社名:有限会社丸石産業屋号:しな織創芸石田 「しな織」詳細はこちら

  • 着物とアウトドアのコラボレーション「OUTDOOR*KIMONO」から2022年春夏新作を発売

    老舗の着物専門店「株式会社やまと」と、アウトドアメーカー「スノーピーク」とのコラボレーションシリーズである「OUTDOOR*KIMONO」シリーズから、2022年春夏の新作が発売されます。 やまとオンラインストアはこちら 「OUTDOOR*KIMONO」とは 着物で楽しむ日本らしいアウトドアの雛型を一緒に創りたい、という想いから、アウトドアメーカーである「スノーピーク」と、着物専門店である「やまと」がコラボ―レーションして誕生しました。 コンセプトは、「アウトドアシーンで気軽に着ることができるKIMONO」。ボタンとバックルベルトで留められるようになっており、和装の仕立ての美しさを保ちながらも、帯なしで着用できる気軽さが特徴です。 さらに、アウトドアシーンでも問題なく着用できるような生地を採用し、着る以外にも「包む」「掛ける」「敷く」など、さまざまな用途で活躍する万能な着物です。 2022年春夏の特徴 軽量で通気性に優れた素材「Dot air™️」は、その使用感から毎シーズン人気を博しております。今回は、定番のKIMONO(着物)に加え、同生地で作られたHAORI(羽織)が登場。 シワ加工を施したパナマライクな表情が特徴の生地は、これまでの「Dot air™️」シリーズに比べさらに薄手かつ軽量に進化しました。 またHAORIには取り外しできるフードとポケットがつき、一段とカジュアルな仕様になったため、より普段着に取り入れやすくなりました。 カラーはブラックとブラウンの2色が発売となり、ユニセックスで着用可能となっています。和装としてはもちろんのこと、ライトなアウターとして、またTシャツやパンツと合わせてラフに着られるアイテムです。 商品情報 商品名Quick Dry OUTDOOR KIMONO価格42,900円(税込 / マイサイズ仕立付き)カラーBlack/Brown発売日2022年4月29日(金) 商品名OUTDOOR KIMONO Quick Dry HAORI価格52,800円(税込 / マイサイズ仕立付き)カラーBlack/Brown発売日2022年5月30日(月) やまとオンラインストアまたはY. & SONS 各店での販売となります。 やまとオンラインストアはこちら YAMATO Tsunagari Project 産地と私たちの<つながり>を生かし、私たちと<つながり>がある人、ブランドとともに作った新たなプロダクトで、きものと世の中の<つながり>を生み出すプロジェクトとして株式会社やまとが推進しています。 企業情報 株式会社スノーピーク “ものづくりのまち”新潟県三条市にて創業したアウトドアメーカー。「人と自然、そして人と人をつなぎ、人間性を回復する」ことを社会的使命とし、キャンプ用品、アパレルの開発、国内外での販売のほか、 地方創生、ビジネスソリューション等、幅広い事業を展開する。 株式会社やまと 大正6年創業のきもの専門店。「“きもの”でエキサイティングな世の中をつくる」というビジョンを掲げ、歴史に裏打ちされた信頼感に加え、チャレンジ精神を大切に、生活者や産地と共に革新を続けている。「きものやまと」「KIMONO by NADESHIKO」「Y. & SONS」「DOUBLE MAISON」「THE YARD」の5ブランドを全国に約80店舗展開している。

  • 広島県の地酒YOGANSUから米とテロワールを味わう純米酒「OKITA9241」を発売

    広島県三原市の地元の”米”と”テロワール”にこだわり、それらの違いを味わう価値観を育む「次世代の日本酒」造りに挑戦するため、地元素材を融合して醸した日本酒「OKITA9241」が発売されます。 よがんす白竜オフィシャルサイトはこちら OKITA9241 とは? OKITA9241は、「自然を味わう楽しみを持てるお酒」を目指して、地元三原の老舗酒蔵「醉心山根本店」との連携によってつくられています。 かつて、広島県三原市は品質の高い日本酒を造る酒処として全国的に知られていましたが、現在も残る酒蔵は『醉心山根本店』のみとなってしまいました。160年の歴史をもつ地元の老舗酒蔵『醉心山根本店』は、今も当時の高い技術と品質を維持し続けている酒蔵です。 自分たちの愛する土地にある貴重な地域資源を、「醉心山根本店」の歴史に裏打ちされた技術と融合させ、新しい価値を持った「次世代の日本酒」造りに挑戦することにしました。 テロワールとは、”風土の、土地の個性の”という意味があります。葡萄の品種とテロワールでワインの味わいが変わるなら、日本酒でも同じことが言えるはずだと考え、”米”と”テロワール”にこだわり、それらの違いを味わう価値観を育む「次世代の日本酒」造りに挑戦して生まれた新しい日本酒です。 OKITA9241 3つのこだわり テロワールを固定するため「単一の田んぼ」三原市大和町大草沖田(おきた)9241番地の田圃で原料米を自家栽培する。米本来の味を引き出すため、精米歩合90%「お米は磨かない」で醸す。類を見ない酒質を目指すため、原料米に「イタリア米と日本米」の交配種を使う。カルナローリと北陸204号DNAを併せ持つリゾット専用米「和みリゾット」 無濾過生原酒と、原酒一度火入れの2タイプご用意しています。 OKITA9241の特徴 味覚のコンセプトは「白ワイン」を意識し、しっかりとした酸味と同時に、米本来の甘味と旨味、苦みがバランスよく混ざり合って複雑な印象を与え、余韻も長く続く残るよう仕上げています。 香りは爽やかな柑橘系の中に少し甘いフルーツが混ざるようなイメージ。これが「OKITA9241」の味と香りです。 商品情報 商品名OKITA9241 無濾過生原酒(純米酒) 720ml原材料名米(国産)、米こうじ(国産米)精米歩合90%アルコール分14%内容量720ml保存方法冷蔵保存販売予定価格5,500円(税込) 商品名OKITA9241 原酒一度火入れ(純米酒) 720ml原材料名米(国産)、米こうじ(国産米)精米歩合90%アルコール分14%内容量720ml保存方法冷蔵保存販売予定価格4,400円(税込) 販売スケジュール ①Makuakeのクラウドファンディングにて先行販売 公開期間:2022年5月2日(月)~6月5日(日) ②一般販売 販売開始予定:2022年6月17日(金) 販売場所:道の駅よがんす特産品売り場等 今後の展開 三原市大和町大草沖田9241番地で原料米の生産をスタートしましたが、来年以降は、様々な場所の単一田と様々な品種の米でお酒をつくる予定。日本酒にもワインと同じような、米とテロワールの違いによる”お酒の味と香りの変化を楽しむ文化”を広めていくことを目標に展開していく予定です。 販売者情報 会社名:株式会社よがんす白竜 ~「おどろき」を提供し続ける生真面目な田舎企業~所在地:〒729-1321 広島県三原市大和町和木652-3(道の駅よがんす白竜内)

  • 【伝統工芸×オンライン】クラウドファンディングを通して銀器を後世に…銀師の挑戦 ~日伸貴金属 上川宗伯氏インタビュー~

    日伸貴金属クラウドファンディング詳細はこちら 「用の美」を極めた銀器の魅力 ――まず初めに銀器とはどのようなものか教えてください。 上川さん)銀器というのは、全国に236品目ある日本の伝統工芸品の一つです。南部鉄器だとか、金沢の金箔、江戸切子などが有名ですね。 銀器のルーツは今から約300年前になります。江戸時代の当時の職人さんを記した文献「人倫訓蒙図彙(じんりんきんもうずい)」の中に、「銀師(しろがねし)」と呼ばれる銀細工の職人がいたことが記されています。私共は、1700年に始まった金槌で打って形を作り出す「鍛金(たんきん)」を確立した流派を受け継がせていただいています。令和4年においても根本的な技術・技法は変えずに、それぞれの時代のお客様のニーズに応じて作っていくということをしています。 ――銀細工の一つとおっしゃっていましたが、具体的にどのような技術で、他の銀細工とは何が異なっているのでしょうか。 上川さん)例えば銀の線細工をされる職人さんは全国にたくさんいらっしゃいますが、基本的には装飾品なので強度はそれほど必要なく、形をつくるという目的がメインです。 それに対して、刀や包丁を作る「打ち刃物」という業種があるのですが、こちらは形をつくるために打っているだけではなく、打つことによって材質に実用品として使える強度を出すという目的があります。 私たち職人は、“使っていただけるように作る”というのが一番の仕事です。それが叩いているのか、形を作っているのか、完成品だけ見るとわからないかもしれませんが、それらは使用の目的が異なるということです。 ――銀器、鍛金技法の魅力はどんなところにあるのでしょうか。 上川さん)「用の美」という言葉がありますが、実用的でなおかつ美しさを兼ね備える。これが伝統工芸品の主要要件です。素材を加工して形をつくる産業というのはたくさんありますが、打つことにより生まれる強度が江戸時代から伝わる鍛金技法の根幹であり、結果的に生まれる美しさが魅力だと考えています。 『銀器』なので基本的には器が主な製品です。技法を生かした、装身具、アクセサリーなどがあります。それらは伝統技法で造るというところの根幹がずれてしまうと他で作っても同じ指輪になってしまうので、そこを間違えないように装身具やアクセサリーに生かしていくというのが一番のテーマです。 また、銀は熱伝導率が高く抗菌作用を持つという特性も、器として優秀な機能の一つであります。そして銀という素材ならではの“特別さ”や“記念”といった要素も銀器の価値と言えると思います。 体験型クラウドファンディングに込めた想い ――今回のクラウドファンディングをやってみようと思ったきっかけや、課題と考えられていたことを教えてください。 上川さん)台東区さん主導の地域活性化を目的とした産業と別業種のマッチング商談会というものに参加する機会があり、そこで今回クラウドファンディングでお世話になっているベルトラ株式会社さんとお話させていただいたことがきっかけになりました。 おかげさまで私は銀師となって29年目を迎えます。私の父親も現役で、江戸から11代を越える半世紀以上の職歴を重ね、陛下から黄綬褒章をいただいたこともあります。これまで歴史と伝統を引き継いで技術を磨くことに専念して参りましたが、やはり長く続けていくとなると、後世に伝えていくという役割も担っていると強く感じます。そのためには、広く知ってもらうための新しいチャレンジが必要です。 銀器というと、ショーケースに入った高級品としてのイメージが一般的にあります。ブランドとしてそのような価値ももちろんありますが、多くの方に使っていただくためにネックになったのは、その敷居の高さでした。職人としては、みなさまに使っていただきたいという想いを持って作っています。今のままでは、どこで売っているのか、どういう歴史的背景があるのか、どういう風に使うのかというところがわかりにくいままでしたので、まずは知っていただいて、使っていただくところまで持っていこうという考えがありました。 一方で、10年ほど前から修学旅行生や海外からのお客様に対して銀器の体験をしていただくという取り組みをしており、1万人ほどご対応させていただいておりました。そこで体験を通じた普及促進というものが有効であるという実績もあったため、今回の体験型のクラウドファンディングというものに繋がりました。 若い方でも伝統工芸品に対して興味を持っている方がかなり多いと感じていますので、実際に自分で作ってみることで、より愛着と興味関心につながると考えています。同時に歴史的背景や意義というものもお伝えすることもでき、この体験型クラウドファンディングは多くの方にご賛同いただいています。 ――今回のクラウドファンディングはどのようなシーンで利用されていますか? 上川さん)銀器を広めていく上でのコンセプトとして、「ちょっと豊かに、ちょっと贅沢に。」という位置づけを構想しています。過去にあったのは、カップルの方々の記念だったり、おじいちゃんおばあちゃんがお孫さんのために作るアイススプーンだったり、少し特別な意味で銀器をつくられる方が多いです。 具体的なエピソードですが、普段は指輪を贈るなんて恥ずかしいけど、銀婚式だからちょっと銀器で作ってみようか、というお話をいただきました。ご自身で作られた指輪ってすごく愛着がわくと思うんですね。記念の時にこれ作ったよね、と思い出すことができます。そのように自然な形で使っていただけると嬉しいなと思っております。 あとは、地域全体を使った結婚式をされる方々の指輪制作にも携わりました。今までありそうでなかったのですが、台東区は観光の名所もあるので、地域全体の町おこしとしていい取り組みだったなと思っています。 ――体験することで「思い出」という価値もさらについてくるようなイメージでしょうか。 上川さん)まさにそうです。ものをお買い上げいただくのはもちろんですが、その前にまず、あそこで体験したことあるな、といったように思い出していただける位置づけまでもっていく必要があると思います。 ――銀器というと美しい鏡面が印象的ですが、体験でもこのような作品が出来上がるのですか? 上川さん)そこが一番のポイントなのですが、このツルツルの鏡面にするのは、職人の熟練した技が必要ですので、体験ではそこまではできません。先ほど申し上げたように、使用の目的によってその加工が変わってきます。鏡面にするには、叩いて形にした後に削り出して磨き上げます。そのため工程数がものすごく多くなり体験ではちょっと難しいんですよね。 まずは体験で、自分で作る楽しさや難しさを実感していただく。そうすることで、職人の受け継いできた伝統技術の奥深さや、手間暇の大変をより強く肌で感じられるでしょう。それはとても大切だと思っています。 ――クラウドファンディングや、オンライン、ITを取り入れて変わったことはありますか? 上川さん)職人の世界では顔を出してはいけないというのが通例で、メディアに出させていただくことは全くなかったんですよね。それが今ではこうしてご取材いただいたり、伝統と新技術という題目で理系の大学の講演をお願いされたりすることも増えました。 あとは、全国の伝統工芸やものづくりをなされている方々や、酒蔵の方々などと交流するオンラインイベントがあり、最近それに初めて参加させていただいてすごく刺激を受けました。そこで私共の取り組みも紹介させていただいたのですが、「体験型クラウドファンディングなんてすごいですね」と興味を持っていただけたんですよね。そのような前向きにものづくりに取り組む方々と情報を交換し、刺激し合える関係性を築けたのも一つの成果かもしれません。 オンラインやITを取り入れた理由 ――オンラインなどの取り組みは、コロナ以前からやられていたのですか? 上川さん)オンラインイベントなどは以前から模索していたのですが、実際にやってみるとリアルとの差がかなりあったんですね。お子さんたちを対象として体験キットをご自宅に届けてオンラインで説明しながら銀器を作成するということをしたのですが、やはり難しかったです。ですから、この状況下ではありますが、実際に対面で体験指導していく方法に行き着きました。 ――新型コロナウイルスの感染拡大は、上川さんのお仕事や銀器の産業にどのような影響を与えましたか? 上川さん)影響は非常に大きいものでした。私の77歳の父親よりも上の世代一人親方をされている職人さんも多いんです。コロナ禍で今までの販売体系や流通が全く動かなくなってしまいました。ここ数年の販路としては、百貨店さんなどでの販売がメインだったんですよね。そうするとイベント自体がもう中止で売り上げが立たないし、オンラインの対応もなかなか難しいという現状もあり、廃業を選択される職人さんも後を絶ちません。 「上川さんのところはまだ若い職人もいるから」ということで、廃業される先輩の職人から道具を譲っていただくこともあります。その道具にも専門の職人がいるんですよね。そうやって受け継いだ道具を、今度は新しくやりたいという子に使ってもらえるように、まだ若手と言わる私が銀器の産業に対して今何ができるか。そして地域ぐるみで何ができるかと深く考え、後の世代へ繋げていく方法を模索し続けなければならないと考えています。 受け継いできた技術を次の世代へ ――よく伝統工芸では後継者問題も多く聞かれると思うのですが、銀器の世界でも厳しいのでしょうか? 上川さん)銀器の業界は、圧倒的に廃業なされる方が多いですね。銀器の組合というものがあって、入りたての29年前には青年部員だけで30人以上、本体で2~300人くらいいたんです。当時はいろいろな分業制を行っていたりしたので、現在と形態は違うとはいえ、今は当時の10分の1くらいに減ってしまったんですよね。私は青年部の部長という役を担っているのですが、実働しているのは2割程度くらいになってしまっていているのが実状です。 ――なかなか厳しいですね。高齢の方が多いと、ITやオンラインといった新しいことに対しての抵抗感が強いのではないですか? 上川さん)私がパソコンやスマートフォンで打ち合わせや作業をしていると、「何やっているの?」と。「そんなことしてないで手伝ってくれ」と言われることもあります。他の職人さんに必要性を伝えるのは難しかったですが、少しずつ意義を伝えていきながらようやくオンラインという言葉を覚えてもらったかなというレベルです。 他の職人さんたちにも使ってもらうようになるためには、まず自分が実践していかなければならないと思っています。今はまだ勉強させていただいているところではあるのですが、一つ一つを積み重ねていくことで銀器の世界だけでなく、地域の他の産業にもうまく広がっていけばなと思っております。 ――理解が得られない中で進めるのは大変ですね。 上川さん)伝統工芸は、職人だけでなく使っていただく方々も含め多くの関わりの中で作り上げていくのものだと思います。そういった意味で、私の役割はみなさまに広く知っていたき、継続する方向にしていくことだと考えて活動しております。今はまだ実績もなく直接的な売り上げに繋がっているわけではないのですが、先を見据えるとやらなければいけないことなんです。だから今、このようにチャレンジしています。 ――後継者不足が深刻ですが、例えば「明日から職人さんになりたいです!」と言ってなれるものなのですか? 上川さん)もちろん流派や親方筋によって考え方はそれぞれあると思いますが、うちの父親なんかは明日からでも来ていいよ、というタイプなんですよ。ただ、始めることは簡単でも、続けることが結局難しいんです。続けるために工夫をしたり、時代に合わせたり、ご縁を大切にしたり、それらがあるからこその仕事ですので、そのような辛抱強さは必要なのではないでしょうか。 ――次世代に受け継いでいくことについてどのようにお考えですか? 私の息子は高校生と中学生なんですけれども、家業の事や伝統を受け継いでいくことについては理解しています。「お父さんは英語や中国語はダメだから僕は語学の勉強をして、海外の方々とも取引できるように勉強したい」と言ってくれています。子どもが自主的に見聞きし、考えてくれていて、そうやって新しい世代が興味を持ってくれるのは嬉しいことです。 ――先を見据えた考え方ができる息子さんで将来有望ですね。 上川さん)まだ勉強中なんですけどね。親父が「俺の背中を見ていればいい」という時代でもありません。子どもの方がよくわかってくれていて、私は私の、息子は息子の今だからできる必要だと思うことを行動しようと話しています。いい意味で子どもから学んでいますね。子どもが行動しやすい環境を作っていきたいです。 ――今上川さんの種まきをしていることが、息子さんの代に広がっている画が見えますね。 上川さん)その時代その時代でのお客様のご要望や、ニーズ、社会情勢は変わってくると思うので、そこにどうやって対応するかですね。親として息子の今後を応援したいなと思います。 ――後世に繋げていくには時代のニーズを的確に捉えていくことが不可欠ですね。 上川さん)分かる人にだけ分かってもらえればいいという時代もあったのかもしれないですが、それは今と時代背景が全く違う高度成長期の時代や大量生産でものをいっぱい作るという体制があった時代の使い方です。職人は黙って手を動かしていればそれで生業として成立する、という時代は終わりました。 「伝える」ということは誰かが代わりにやってくれたりどうにかしてくれたりするわけではありません。一生懸命にものづくりをすることと同じくらい、職人として伝えていくことに対して熱量を持って行かないとダメなんだと痛感しています。実績を重ねていく過程も皆さん見ていると思いますので、身が引き締まる思いがしますね。 銀器を普及させるための新しい取り組み ――最近の銀器に対する新しいニーズはありますか? 最近ですと、アイススプーンを作り始めました。これは今体験型のクラウドファンディングでもご案内させていただいております。銀という素材は熱伝導率が金属の中で一番優れているため、自身の体温の熱が伝って、凍っているアイスクリームがゼリーのようにスーッとスプーンが入るんです。それを実感していただくことも非日常の一つで幸せを感じる瞬間とも言えますね。 そのアイススプーンから発想して、ベビースプーンとしてもいいよね、とお客様からアイデアをいただき、形にしました。時代にあったもの、必要なものを教えていただきながら形にしていく作業は楽しいですね。 銀器以外の伝統工芸の素材のものとコラボレーションすることによっていろんなものができるんですよね。例えば、陶器と銀器を合わせる工芸品。この工芸品を生活の中で使っていただけるよう提案していくこともものづくりを楽しさかなと思います。そこから新たなオーダーをいただくこともありますよ。 ――最近ではサステナブルという価値観が若い方に共感されるポイントとなっていますが、これは伝統工芸にとって追い風と言えるかもしれませんね。 上川さん)SDGsやサステナブルといった考え方は、実は日本文化の中で大切にされていた部分と通じる要素が多くあるんです。今がその時代のタイミングになってきているのかな、ということを肌で感じている部分はあります。先程の大学の講演についてもそうですが、若い方に伝える機会をいただけることはすごくありがたいことです。 ――現在ECやオンラインショップもされているのですか? 上川さん)東京都さんの方で今年度からオフィシャルの東京の伝統工芸品として選んでいただいて、ECサイトに出店させていただいています。あとはホームページの方では遠方の方にお買い求めいただけるようなプラットフォームをつくりました。 ――実店舗以外でも楽しめる環境を整えられているのですね。 上川さん)それでも、他の職人が「自分もやってみようかな」と期待値が高くなるほどの成果までは行っていないので、常に課題感を持って進めていければと思います。ここで辞めてしまったら、やっぱり意味がなかった、と思われてしまうと思うので、職人としてやるからには時間がかかってでも成果を出していきたいと思っております。 ――SNSの活用や、ライブコマースなどについてはいかがですか?また、これからの展望を教えてください。 上川さん)東京都の若手の職人さんが集まって開催されるTOKYO職人展というイベントで、僭越ながら実行委員長という大役を担わせていただきました。イベント会場内でやっていただいたインスタライブでは、イベント関係者様のご尽力によりお陰様をもちまして会期中2~3千人の方々に実演風景や商品案内を見ていただきました。来年にも出来たら取り組みたいと思います。 SNSもコロナ禍をきっかけに去年の夏くらいからようやく始めたんです。始めるにあたって周囲からものすごく反対がありました。なんで外に自分の情報を流すのか、という批判がすごいんですよ。でも、出すからには正確な広報をしっかり発信していかなければならないと思い、取り組んでいます。まだまだ周知もできていませんが、いろんな方にご覧いただければなと思います。若い方にはこんなメッセージを提示していこうなどと勉強を重ねていって、物づくりに対して一人でも多くの方の興味に繋がっていけたらと思います。 投稿には、必ず日本語と英語の表記で入れています。息子には中国語もやらないとだめだよとおしりをたたかれていますが。 ――中国は市場が大きいですからね。 上川さん)SNSでも中国や台湾の方からメッセージをたくさんいただくんですよ。気を遣っていただいて日本語だったりするんですけど。やり取りをして、微力ながら興味を持っていただけるよう尽力しております。 銀師としての想いと続けていく原動力 ――銀師をしていて苦労したところはどんなところですか。 上川さん)苦労したところは続けていくことです。やっていくうちにどれだけ大変なことかがわかってきました。私ははじめから銀師だったのではなく、一度社会に出て少し離れた環境からものづくりを見れたので、自分のやりたいことをそのまま表現できるありがたみを実感しています。私が入りたての頃の先輩はものすごく背中が大きくて、まだまだ並べてはいませんが、後輩にもそのように思ってもらえるようになれればなと思います。続けたくてもできない方がいる中で、ご縁があって続けられることがありがたいです。 ――ご縁を大切にされていらっしゃいますが、その辺りが続けていく原動力や喜びに繋がっているのでしょうか。 上川さん)そうですね。体験をされた方がお世辞でなく楽しいと言っていただけた時には、幸せをおすそ分けしていただいたような気持になって元気が出てきます。よし、頑張ってみよう、と思えるような体験や出会いは、僕の原動力になっていると思います。 お客様に限らず、ものづくりをされている別業種の方や、メディア、大学などこれまで関わることのなかった様々な方々と繋がってお話できることはとても刺激になりますし、実際に作品をつくるときにも試行錯誤していいものを作っていこう、という気持ちにさせられます。それもまた原動力ですね。 ――銀器に対する想いや、チャレンジングな姿勢が伝わってきました。様々な取り組みがどのように広がっていくか、楽しみですね。本日はお話いただきありがとうございました。 日伸貴金属クラウドファンディング詳細はこちら

  • 福岡の伝統織物に包まれるホテルステイ 福岡・ホテルグレートモーニング博多にて開始

    福岡県福岡市ホテルグレートモーニング博多にて、福岡の伝統織物「久留米絣」と「博多織」を部屋の様々な場所に使用した宿泊プランが開始されました。 このプランは、福岡市の支援と久留米絣の工房が一番多く残る広川町の観光協会にも協力を受け実現しました。新しい生活様式や潜在ニーズに応え、新たな価値を創造することを目的としています。 ホテルグレートモーニング博多公式サイトはこちら ホテルグレートモーニング公式サイトはこちら 国内外から高い評価を受ける伝統織物「久留米絣」と「博多織」を体験 一番の特徴は、このプランのために特注で誂えられた創業125周年を迎える野村織物の久留米絣の布団カバー。丈夫で、夏は涼しく冬は暖かいという綿織物ならではの特徴を体感いただけます。さらに、ホテルのエントランスには博多織を贅沢に使ったソファーが置かれ、スタッフは久留米絣で仕立てられた制服を羽織ります。 お部屋に置かれた伝統織物の歴史本など、ホテルに一歩入った瞬間から、いま世界的な課題となっている「大量生産・大量消費」で生み出される製品では感じることのできない、伝統織物ならではのサステナブルな魅力が伝わってくる体験型宿泊プランです。 プランの価格と予約方法 プラン名福岡の伝統織物に包まれ癒される「久留米絣なステイ」料金12,000円~予約方法公式サイトより所在地福岡県福岡市博多区店屋町6-3 特別プラン 予約と詳細はこちら 久留米絣とは 「久留米絣」は、「伊予絣(愛媛県松山市)」「備後絣(広島県福山市)」とともに日本三大絣の1つとして数えられる、九州筑後地方に伝わる綿織物です。 無地が主流だった約200年前、優しい風合いの柄を織物に浮かび上がらせる技が、偶然の発見により生み出されました。綿糸を先に染めてから織ることで微妙なズレが生じ、独特なかすれ模様となります。これが久留米絣の大きな特徴であり魅力です。 この久留米絣は、福岡の夏の風物詩である博多山笠の法被にも使われています。ホテルグレートモーニング博多では、プラン限定の布団カバーの他に、制服やポケットチーフに採用されています。 博多織とは 770年以上もの歴史を持つ「博多織」は、中国の王朝・宋から、博多の商人が持ち帰った織の技法がルーツといわれています。多くの経糸に、緯糸を強く打ち込むことで、厚く張りのある生地に織り上がるのが大きな特徴です。 1600年には、筑前福岡藩の初代藩主が、幕府への献上品にも選んだ特別な織物で、「献上柄」「博多献上」などと呼ばれます。現代でも、和服の帯としてよく用いられ、博多地区のシンボル的な模様として、街中のさまざまな場所で使われてます。 こちらのプラン限定で、博多織のソファーとフットスローを楽しむことができます。 宿泊施設だからこそできる価値の伝え方 宿泊施設の中でも、寝具は疲れを癒すために一番長い時間を過ごすと言えます。そんな宿泊施設の特徴を活かして、“福岡の久留米絣や博多織の魅力的な文化をもっと多くの方に知って頂きたい”という想いから今回の取り組みをスタートされたそうです。一過性のプランではなく、感染症が終息した未来も見据え、福岡だからこそ体験できる。世界に誇れるホテルステイの形として期待がされます。 ホテルグレートモーニング博多の特徴 「都市型リフレッシュホテル」として、天然素材、水そして空気にまでこだわっています。 空気が美しい:無風の冷暖システムF-CONを全館に採用天然素材が包み込む:木材は天然の竹、壁は漆喰と珪藻土にこだわって使用ミネラルウォーター:水道から出てくる水は全て、特殊な活水器で濾過されたミネラルウォーターオーガニックタオル:全室に標準採用、洗剤はオリジナルで環境に配慮したものを使用高級寝具:金属のスプリングなどを一切使わないメーカーと共同開発した寝具の自然な寝心地が、最高の目覚めをサポート ホテルグレートモーニング博多 〒812-0025 福岡県福岡市博多区店屋町6-3 TEL : 092-272-1414

  • 日本最大級の江戸切子の祭典『Love Nippon!江戸切子桜祭り2022』3月25日から開催

    2022年3月25日(金)より、東急プラザ銀座にて『第4回 Love Nippon!江戸切子桜祭り2022』が3日間開催されます。 Love Nippon!江戸切子桜祭りとは 江戸切子の販売や体験ワークショップなどを通して、「江戸切子のある豊かな暮らし」を提案する、日本最大の江戸切子の祭典となります。江戸切子協同組合主催『第34回 江戸切子新作展』に特別協力しています。 2018年に第1回目が開催された『Love Nippon!江戸切子桜祭り2022』は、今回で4回目の開催となります。 イベント開催の想い 『江戸切子」は、江戸時代後期から今日まで続く、国および東京都の伝統工芸品に指定されているガラス工芸品です。しかし、技術を継承する職人は年々高齢化が進み、後継者がおらず廃業に追い込まれる場合が多々あり、その職人の技術や作品が失われつつあります。 伝統工芸の未来を明るいものとするため、“現代のライフスタイルに合う新しい価値を江戸切子に与えたい”と考えてきた藤巻百貨店。現在伝統の継承に尽力する「若手職人の育成」が、江戸切子ひいては伝統工芸産業に良い影響を与えると信じて、本イベントの全面サポートを行ってきたと語ります。 本イベントの会場である「東急プラザ銀座」は、その外観のモチーフを江戸切子としています。この場所を江戸切子の魅力発信の 地とし、職人とお客様の交流を創出し、イベントを通じてお客様からの評価が職人たちのモチベーション向上、ひいては「若手職人の育成・発展」を目指しているとのこと。 コロナ禍においてライフスタイルが大きく変わっていく中で、「江戸切子のある豊かな暮らし」を提案していく新しいイベントとなっています。 イベント概要 『Love Nippon!江戸切子桜祭り2022』は、以下の日程、会場で開催されます。 日程2022年3月25日(金)~27日(日)11:00~20:00予定 ※最終日は18:00までメイン会場東急プラザ銀座 3F 特設スペース第2会場東急プラザ銀座 B1F 藤巻百貨店 銀座店オンライン会場藤巻百貨店WEBサイト 藤巻百貨店WEBサイトはこちら 開催内容(予定) 第34回江戸切子新作展『受賞作品特別展示』伝統工芸士『個人作品展示』江戸切子体験ワークショップ江戸切子直売コーナー そのほかにも多くのイベントを開催予定。※開催概要の詳細については順次WEBサイトにて更新されます。また、開催概要は予告なく変更される可能性があります。ご来場に際しましては、事前に藤巻百貨店WEBにてご確認をお願い致します。 江戸切子とは <過去受賞作品(2021年)>1位 経済産業省 製造産業局長賞 【渡部 聖也】沫~Shibuki~ 『江戸切子(エドキリコ)』とは、江戸時代後期より江戸発祥のガラス工芸品。 1834年、江戸大伝馬町のビードロ屋加賀屋久兵衛が、金剛砂を用いてガラスの表面に彫刻したものが原型とされています。その後、明治時代以降ヨーロッパのカットグラス技法が導入され、現代に伝わる江戸切子として発展してゆく。 江戸切子は、1985年7月15日東京都伝統工芸品に指定、また2002年1月30日には国が指定する伝統工芸品に指定されました。 江戸切子新作展とは 江戸切子新作展は、江戸切子協同組合が主催する伝統工芸江戸切子職人による新作作品コンテスト出品作品が⼀堂に会する展示会です。 選考会では、特に秀でた作品へ「経済産業省製造産業局長賞」「経済産業省関東経済産業局長賞」「東京都知事賞」などの賞がに与えられます。 江戸切子協同組合 江戸切子協同組合は、江戸切子をはじめとするガラス加工業に従事する事業所・職人の振興と発展をはかり、美しさと品質を追求したガラス工芸品として江戸切子の伝統を長く継承、育むことを目的としている協同組合。 特に高度な卓越した伝統的技術・技法を有する者に与えられる東京都の伝統工芸士、日本の伝統工芸士をはじめ、数々の名誉ある認定を受けた者が組合に数多く在籍しています。 藤巻百貨店(フジマキヒャッカテン) 株式会社caramoが運営。伊勢丹の名物バイヤーとして知られていた故・藤巻幸大(ふじまきゆきお / 1960-2014)のプロデュースにより、“日本をテーマにしたこだわりの逸品のみを届けるECサイト”として2012年5月にオープン。高いデザイン性と使い勝手の良さを両立した「あっと驚く」オリジナリティ溢れる逸品を取り扱っています。 現在、優れた職人やクリエイターなど取引先は400社以上に上り、厳選された日本の商品のみを扱う日本最大級のECサイトとなっています。 「モノ」に対して関心が高く日々の暮らしにちょっとした豊かさを求める30代後半〜50代の男女をターゲットとし、Facebook会員は約24万人、メルマガ会員は約10万人と多くのファンに愛されています。 2016年3月には初の実店舗を銀座(東急プラザ銀座6階 / 東京都中央区銀座5-2-1)にオープン。※取引先数・会員数は、2021年6月現在のもの 所在地:東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座B1階営業時間:11:00~20:00(「東急プラザ銀座」の定休日に準ずる) 藤巻百貨店WEBサイトはこちら

  • 美しい西陣織の伝統技法「引箔」を使った箸の海外展開をクラウドファンディングにて開始~SERENDOUCE CRAFTS × 西陣織 箔屋 『楽芸工房』のあらたなコラボレーション~

    株式会社ポーラ・オルビスホールディングス(本社:東京都中央区 社長:鈴木郷史)の新規事業プロジェクトである『SERENDOUCE CRAFTS(セレンドゥースクラフツ)』は、西陣織 箔屋 『楽芸工房(らくげいこうぼう)』 三代目の村田紘平氏と共に、伝統技法「引箔(ひきばく)」の美しさを世界に発信すべくプロジェクトを始動。美しい日本の四季を表現した新たな作品を 、2022 年 8 月 16 日(火)~2022 年 9 月 30 日(金)まで、世界最大のクラウドファンディング KICKSTARTER で展開しています。 SERENDOUCE CRAFTS プロジェクト 内面の美しさの支えとなる文化・芸術を支援し、世界に発信する同グループ。SERENDOUCE CRAFTS プロジェクトでは、「日本の工芸品との出会いのきっかけを創る」ことをミッションに、伝統工芸の活躍の場を創造することで技術を継承し、さらなる発展に寄与すべく、手仕事でつくられる上質な伝統工芸品の情報発信や販売をしています。 日本の食文化と四季を表現した「引箔」の箸 今回、クラウドファンディング KICKSTARTER で展開するのは、西陣織の華やかな光沢のある糸を作る技法である「引箔」の技術を応用した箸です。食を通して四季を感じる文化をもつ日本での食卓を代表する食器である箸に、村田氏の創造力とインスピレーションで日本の美しい四季を箸の色彩の中に表現しています。 クラウドファンディングでの展開を通して、より多くの人々に伝統工芸の魅力を発信することでグループ理念「感受性のスイッチを全開にする」というミッションの実現を目指しています。 プロジェクト名Rakugei Chopsticks & Coasters from Nishijin受付期間2022 年 8 月 16 日(火)~2022 年 9 月 30 日(金) クラウドファンディング詳細はこちら 西陣織の伝統技法「引箔」とは 引箔とは、西陣織の糸に使われる素材をつくる技法です。 和紙に箔を施し、織り込んだものを素地とすることで華やかなデザインが周りを引き立てます。和紙の表面に色漆やラッカーなどで彩色し、そこに柄(模様)付けをしていきます。素材は金・銀・色箔・プラチナ箔・らでん(螺鈿)箔などがあります。手作業で一つ一つ細かい工程を踏むため、作り手のアーティスト的な感性が溢れる仕事により唯一無二のデザインが生まれるのです。 さらに西陣織では、これを織物にするために「切屋」という専門の職人が裁断します。その細さは約0.3mm、髪の毛ほどの糸になります。裁断された引箔は、職人の手によって一本ずつ織り込まれ、元の和紙に描いた模様が織物に再現されます。 職人が箔糸を織り込む際に箔糸が裏返らぬよう、一本ずつ丁寧にヘラに引っ掛けながら引っ張ります。これが「引き」箔と言う名前に繋がっています。 まるで絵具を何重にも重ねた絵画のような奥行きや深みが、西陣織の豪華絢爛さを支えています。 https://serendouce-crafts.com/blogs/journal/journal-37-kickstrater1 楽芸工房 京都・西陣にて箔屋を営む村田商店の直営工房・意匠部として平成元年に創業。西陣織の特徴のひとつであり、300年以上前に開発されたと言われている箔を織り込む技術“引箔”を、今もなお支え、守り続けています。 村田紘平氏(西陣織 箔屋 『楽芸工房』三代目。経済産業大臣指定伝統的工芸品 西陣織 製糸部門 伝統工芸士。)は世界に誇る西陣織の芸術性と高度な技術を継承する一方、伝統工芸の枠を超えた新たなモノづくりにも積極的に挑戦。アート、デザイン、インテリア、ファッションなど、幅広いジャンルと接点をつくりながら、国内外のマーケットに向けて革新的なデザインの提案を続けています。 楽芸工房詳細はこちら SERENDOUCE CRAFTS について 「日本の工芸品との出会いのきっかけを創る」ことをミッションに生まれたプロジェクトです。“SERENDOUCE(セレンドゥース)”は、 意外な新しい発見(Serendipity)と心地よさ(Douce)を組み合わせた造語です。伝統的な技術を守り、新たな価値を生みだす作り手がつくる伝統工芸品を、オンライン中心で情報発信・販売しています。SERENDOUCE CRAFTS 公式サイト: SERENDOUCE CRAFTS 公式サイトはこちら

  • 耳をすませばの聖地と伝統工芸品|アニメ八十八箇所巡り【霊場五】

    アニメ八十八箇所巡りとは サブカルという位置づけが長かった"アニメ"や"漫画"は今や世界的に大人気で、ジャパニーズカルチャーをけん引する存在となっています。 これからの日本の文化を担う"アニメ"と、古来からの日本文化である"工芸品"や"食文化"をなんとか融合できないかと考えたのが、この「アニメ八十八箇所巡り」です。 お遍路巡りになぞらえて、日本各地のアニメの聖地とその地域に伝わる伝統工芸品を紹介していきます。 「耳をすませば」とは 出典元:https://www.ghibli.jp/works/mimi/ 1995年公開のスタジオジブリ作品。柊あおいの同名漫画が原作で近藤喜文氏の初監督作品です。 中学生で作家になる夢を見る主人公と、バイオリン職人を目指す少年の青春ストーリー、は多くの人の心をつかみました。 「嫌なやつ!」のセリフや、映画の中に出てくるバロンに因むとされている『猫の恩返し』も公開されており、根強いファンのいる作品です。 2022年10月には、清野菜名と松坂桃李のダブル主演で実写映画も公開予定で、ますます注目されています。 高校受験を控えた中学3年生の主人公『月島雫(しずく)』は、読書が好きで密かに作家になりたいという夢を持っています。学校の図書館で借りた本の貸出カードに『天沢聖司』という名前が共通してあることを見つけた雫は、どんな素敵な人なのかと胸を膨らませます。 ある日、親友からカントリー・ロードの翻訳を頼まれた雫。様々な偶然からある少年がその歌詞を見ることになり、「コンクリートロードはやめたほうがいい」と嫌味を言われ、憤る雫でしたが、その少年は実は...。 あらすじ [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#000" col="#fff" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]今回は、耳をすませばのモデルとなった東京都多摩市・聖蹟桜ヶ丘の紹介と、多摩市の伝統工芸や郷土芸能を紹介していきます。[/ふきだし] 【聖地巡礼】耳をすませばに登場する多摩市の場所は? 耳をすませばで出てくる坂やお店は、多摩市の聖蹟桜ヶ丘周辺に実在する場所がモデルと言われています。 今回は、お散歩コースとしてもおすすめな3つの聖地をご紹介します。 「耳をすませば」の聖地1:いろは坂通り 「耳をすませば」の聖地2:金毘羅宮 「耳をすませば」の聖地3:ノア洋菓子店 耳をすませばの聖地1:いろは坂通り 出典元:聖蹟桜ヶ丘 いろは坂通り - 多摩市の道路 - Foursquare 出典元:https://www.ghibli.jp/works/mimi/ 聖蹟桜ヶ丘駅の南川、大栗川を越えたところから高台までの坂を「いろは坂」と呼びます。 劇中で図書館に通う雫が通る坂で、実際の坂から望む景色はとても開放的で人気スポットとなっています。春には桜が綺麗に見えるため、お花見にもおすすめです。 坂を登り切ったところに、次に紹介する金毘羅宮があるため、聖地巡礼にぴったりです。 『いろは坂通り』の詳細 住所:〒206-0013 東京都多摩市桜ケ丘4丁目43−25 アクセス:京王線聖蹟桜ヶ丘駅 西口より徒歩10分 耳をすませばの聖地2:金毘羅宮 出典元:金比羅宮(多摩市/聖蹟桜ヶ丘)の御朱印と見どころ 出典元:https://www.ghibli.jp/works/mimi/ 雫が同級生の杉村から告白されるシーンで登場したのが、この金毘羅宮。 いろは坂から桜が丘ロータリーに向かうまでの途中にあり、見つけやすいのもポイントです。 天守台と呼ばれる高台に位置し、景色を眺めるためにも最適であるのに加え、聖蹟桜ヶ丘のパワースポットとして知られおり、御朱印や恋みくじがある点も人気の理由です。 『金毘羅宮』の詳細 住所:〒206-0013 東京都多摩市桜ケ丘1丁目54−4 アクセス:京王線聖蹟桜ヶ丘駅 西口より徒歩15分 耳をすませばの聖地3:ノア洋菓子店 出典元:【多摩市】映画「耳をすませば」聖地巡礼のピットイン?!ノア洋菓子店に行ってきたレポート♪ 出典元:https://www.ghibli.jp/works/mimi/ 耳をすませばの中に出てくるロータリーの近くに、「地球屋」という雑貨屋が出てきます。キーポイントとなるこの雑貨屋のモデルと言われているのが、ノア洋菓子店です。 店内では、ケーキや焼き菓子が売られているほか、聖地巡りをした方々が書き込めるノートが置いてあり、聖地巡礼に欠かせないスポットとなっています。 『ノア洋菓子店』の詳細 住所:〒206-0013 東京都多摩市桜ケ丘2丁目2−9 桜ヶ丘ロータリー商店会 アクセス:京王線聖蹟桜ヶ丘駅 西口より徒歩20分、京王線京王永山駅 西口より徒歩20分 聖地の伝統文化 [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#000" col="#fff" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]多摩市は東京都の西側に位置し、八王子市や府中市と隣接しています。多摩市周辺の伝統工芸や郷土芸能を紹介していきます。[/ふきだし] 多摩市周辺の伝統工芸1:多摩織り 出典元:多摩織(たまおり)の特徴 や歴史 - Kogei Japan 多摩織りとは、御召織(おめしおり)、風通織(ふうつうおり)、紬織(つむぎおり)、もじり織、変り綴の五つの織物の総称で、経済産業省から伝統的工芸品として指定されています。 平安末期から絹の生産が盛んになった多摩川周辺で作られるようになった織物。重くなく、皺になりにくい特徴を持つため、衣服の素材として広く用いられるようになります。 明治以降、分業制により製造量も製造スピードも増したため、さらに発展していきました。 シボのある風合いや幾何学的で高度な模様織が今もなお人気となっています。 着物の他、現代ではネクタイやスカーフとして洋装にも取り入れられています。 多摩市周辺の伝統工芸2:多摩だるま 出典元:多摩だるま/ちょう布だるま | TOKYO GIFTS62 別名東京だるまとも呼ばれる東京を代表する伝統工芸です。 先に説明した多摩織りにも通じますが、織物業が盛んだったこの地域の養蚕農家が豊作や息災を願い、神棚に飾ったのが始まりとされる縁起物です。 現在、毎年3月に日本三大だるま市の一つ「深大寺だるま市」が深大寺にて開催されています。 多摩市周辺の伝統芸能1:青渭神社獅子舞・穴澤天神社獅子舞(稲城市) 出典元:獅子舞(ししまい) 稲城市ホームページ 毎年10月1日の例大祭の日に奉納される青渭神社獅子舞(あおいじんじゃししまい)と、毎年8月25日に奉納される穴澤天神社獅子舞(あなさわてんじんしゃししまい)が多摩地域に伝わっている伝統的な獅子舞です。 どちらの獅子舞も獅子や天狗の他に、はやし方として笛吹・貝吹・歌方などが登場し、その場を盛り上げます。 五穀豊穣・厄除やくよけ・雨乞い等の祈願として農民の支えであり、当時の数少ない娯楽のひとつでもありました。 多摩市周辺の伝統芸能2:武蔵国府太鼓 出典元:武蔵国府太鼓 武蔵国と呼ばれた府中市周辺に伝わる郷土芸能である武蔵国府太鼓。府中市の自然、歴史、風土を盛り込んだ曲は、全5曲から構成されます。 武蔵国府太鼓では、120cmの大太鼓1台、90cmの中太鼓2台、60cm小太鼓)6台のほか鉦と金棒が基本構成です。 大・中・小太鼓のそれぞれが独特なリズムで観客を楽しませてくれます。 後継者育成のための講習会も盛んで、府中市のお祭りなどでも目にすることができます。 耳をすませばの聖地巡りをした人の口コミ ジブリの名作「耳をすませば」の聖地巡礼しました🛣真夏に行くのは無謀だったかと途中で思ったけど行ってよかったです神社で告白するシーン、近所に思いっきり聞こえてるんじゃないかな😇引用元:aki マリオ35(@hr_nts_aki_fy) せっかくなんで、耳をすませば、一週間フレンズの聖地、聖蹟桜ヶ丘🌸に行ってきた。ほんと、名前がいいですね🌸 #今日D引用元:白みそ雑煮🌸(@saltg223) 早起きしたから耳をすませばの聖地までお散歩 恋愛運は良くないらしー引用元:たなか(@numbuh1021) 今日リプ頂いて思ったんだけど耳をすませばの聖地っていうほうが一般的に有名なのね聖蹟桜ヶ丘。作中に出る?神社には行ったけど。引用元:オタク屋(@otakuyasann) まとめ 「耳をすませば」は原作の漫画から始まり、今年2022年には実写映画化されるなど、長く愛されています。 ジブリ映画としては珍しく、あまりデフォルメされずに実際の景色が作中に描かれているため、聖地巡りの感動が大きい作品です。 耳をすませばの舞台である多摩市周辺は、古くから織物業で栄えた地域であることから、織物や養蚕を中心に発展した伝統文化を感じられる珍しい地域でもあります。 都心からも電車で30分程度とアクセスしやすいため、気軽に聖地巡りと伝統文化を楽しんでみてください。

  • となりのトトロの聖地と伝統工芸品|アニメ八十八箇所巡り【霊場四】

    アニメ八十八箇所巡り・四か所目の霊場は、スタジオジブリ作品の中でも特に子どもたちから根強い人気を誇る名作「となりのトトロ」のモデルとなった埼玉県所沢市をご紹介します。 アニメ八十八箇所巡りとは サブカルという位置づけが長かった"アニメ"や"漫画"は今や世界的に大人気で、ジャパニーズカルチャーをけん引する存在となっています。 これからの日本の文化を担う"アニメ"と、古来からの日本文化である"工芸品"や"食文化"をなんとか融合できないかと考えたのが、この「アニメ八十八箇所巡り」です。 お遍路巡りになぞらえて、日本各地のアニメの聖地とその地域に伝わる伝統工芸品を紹介していきます。 『となりのトトロ』あらすじ スタジオジブリ作品の中でも特に子どもたちから根強い人気を誇る名作。夏になると見たくなるという大人も多いのではないでしょうか。1988年に公開されてから30年以上経つ今も、キャラクターや主題歌、挿入歌も広く親しまれています。 4人家族の草壁家は、病気療養中の母の病院の近くの田舎に引っ越してくるところから始まります。自然に恵まれた土地で、初めての田舎暮らしにはしゃぐサツキとメイ。 ある日、庭で遊んでいたメイはひょんなことから大きなクスノキの根本の穴に落ちてしまい、見たこともない大きな生き物”トトロ”に出会います。 新しい家の暮らしにも慣れたころ、メイは母に会いに一人で出かけるのですが、迷子になってしまい...。 あらすじ [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#000" col="#fff" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]今回は、となりのトトロの舞台と言われている埼玉県所沢市の聖地の紹介と、所沢の伝統工芸や郷土料理を紹介していきます。[/ふきだし] 【聖地巡礼】となりのトトロに登場する所沢市の場所は? トトロが住む森には、モデルとなった場所があります。今回は、その舞台となった埼玉県所沢市をご紹介して行きます。 「となりのトトロ」の聖地1:狭山丘陵 「となりのトトロ」の聖地2:白旗塚(小手指古戦場跡) 「となりのトトロ」の聖地3:稲荷町停留所 聖地1:狭山丘陵 出典元:【埼玉】トトロの舞台を散歩しよう! 里山風景が素敵な狭山丘陵へ 通称「トトロの森」と呼ばれる狭山丘陵は、トトロのふるさと基金により保護、管理されています。クヌギ、コナラといった広葉樹林や、ヒノキ、アカマツなどの針葉樹林などを見ることができます。 出典元:https://www.ghibli.jp/works/totoro/ サツキとメイのお母さんが入院しているのは七国山病院ですが、狭山丘陵にある八国山緑地が由来とされています。 クロスケの家という明治30年代に建てられた国の登録有形文化財もすぐ近くにあるので、合わせてみてみるのもおすすめです。 『狭山丘陵』の詳細 住所:東京都東村山市多摩湖町3丁目17−19 アクセス:西武多摩湖線多摩湖駅から徒歩約3分 聖地2:白旗塚(小手指古戦場跡) 出典元:マニアックすぎる「となりのトトロ」聖地巡礼!ママチャリで6時間の旅 サツキとメイの家の裏に当たる塚森にトトロが住むとされています。その塚森のモデルとなったのが白旗塚。メイが初めてトトロに会うことになった際にくぐった木のトンネルにそっくりの場所です。 出典元:https://www.ghibli.jp/works/totoro/ 奥にはトトロが住んでいたクスノキとも言える大きなクスノキが祀られています。 『白旗塚』の詳細 住所:埼玉県所沢市北野2丁目12 アクセス:西武池袋線狭山ヶ丘駅から徒歩約20分 聖地3:稲荷町停留所 出典元:【聖地巡礼】『となりのトトロ』ゆかりの地を巡る! トトロの住処やあのバス停も発見! 東所沢駅から出ている「ところバス」の稲荷町というバス停。景色は似ていませんが、サツキとメイが傘を持ってお父さんを待ち、サツキが初めてトトロに出会う有名なシーンに出てくる「稲荷前バス停」のモデルとされています。 出典元:https://www.ghibli.jp/works/totoro/ 一時間に数本しかバスが通っていないため、訪れる際は注意が必要です。 『稲荷町停留所』の詳細 住所:埼玉県所沢市上安松521−12 アクセス:西武池袋線・新宿線所沢駅から徒歩約25分 聖地の伝統文化 [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#000" col="#fff" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]埼玉県所沢市とその周辺の伝統文化を紹介します。[/ふきだし] 伝統工芸1:小川和紙(細川紙) 出典元:小川和紙について | 和紙のふるさと 小川町 小川和紙は1300年の歴史を誇り、素朴で温かみがある独特の風合いと、見た目の美しさ、丈夫さが特徴です。その中でも、楮(こうぞ)だけを使用した「細川紙」は、国の「重要無形文化財」となっています。 小川盆地に流れる槻川や兜川の綺麗な水が和紙の美しさの秘密です。さらに、原料となる楮が豊富だったことから小川町で和紙が盛んになった理由と言えます。 壁紙や障子紙のほか、ハガキや便せんなど手軽に手にできる製品も多いので、お土産にもオススメです。 伝統工芸2:所沢人形 出典元:倉片人形 – ひな人形 節句人形の老舗専門店です。 ひな人形の原型となったとされているのが、この所沢人形です。江戸末期から作られはじめ、工芸士によってその技術が今に伝えられています。 人形は1体1体手作りで、丹精こめて作られています。人形作りはもちろん、その衣装の着付までこだわり抜かれた世界に一つだけの人形です。 伝統食1:ゆでまんじゅう(うでまんじゅう) 出典元:うでまんじゅう 埼玉県 | うちの郷土料理:農林水産省 古くから麦類、いも、お茶などを中心とした畑作地帯であった所沢市は、特に麦の生産が盛んでした。秋に種をまき、6月下旬に収穫される新小麦を使って作られるのがこちらの「うでまんじゅう」です。 うでまんじゅうは、ゆでまんじゅうがなまって呼ばれるようになりました。お饅頭といえば蒸し器で蒸してつくられるのが一般的ですが、このうでまんじゅうはその名の通りお湯で茹でて作られます。ふんわりとした蒸し饅頭と異なり、もちもちの食感に仕上がるのが特徴です。 伝統食2:とっちゃなげ 出典元:所沢郷土料理”とっちゃなげ”づくり教室 とっちゃなげとは、練った小麦粉を取っては投げ(とっちゃなげ)を繰り返すことから名前が付きました。いわゆる”すいとん”です。 所沢市の他に、群馬県藤岡市や、神奈川県相模原市でもとっちゃなげを食べる風習があります。 伝統芸能1:岩崎簓獅子舞 出典元:岩崎簓獅子舞 岩崎簓(ささら)獅子舞は所沢市の岩崎地区に伝わる伝統芸能です。瑞岩寺にて、毎年10月に行なわれます。 江戸時代初期に岩崎村を知行した地頭の宇佐美助右衛門長元が、大坂冬の陣に出陣際し、京都で3頭の獅子頭を買い、獅子舞の師匠を伴って凱旋しました。後に村の若者たちに稽古をさせたのが始まりと伝わります。昭和44年に所沢市の市指定無形民俗文化財に指定されました。 伝統芸能2:重松流祭ばやし 出典元:重松流祭ばやし 所沢生まれの古谷重松が編み出した囃子の流派が重松流祭ばやしです。幕末から明治にかけて、所沢を中心に広まりました。お囃子に合わせて、三番叟さんばそう・天狐・獅子・おかめ・ひょっとこ・藤助・外道など、様々な踊りが繰り出されます。 昭和44年に所沢市の市指定無形民俗文化財に指定されています。 聖地巡りをした人の口コミ 電車ガラガラで王様気分で嬉しい😆 今夜21時からはテレビで となりのトトロが放送なので 聖地巡礼として 【トトロの森@所沢市】はどうでしょう? トトロがいる家はコロナ対策で現在お休み中なので、トトロの森のハイキングなら楽しめますよ! みんなも来てくだ埼玉❤️ HP▶︎https://totoro.or.jp/kurosuke/引用元:よね♥来てくだ埼玉(@lovemarietic) 20年振りくらいにトトロちゃんと見た気がする 昔はよくビデオで見てたのにw 近いうちにまた聖地行きますか、所沢のトトロの森っていうんですけど #となりのトトロ引用元:おかむーおかむら(@oceanokamu) 2月10日彩の国紀行 所沢 14:45将軍塚 ここは埼玉県です(まだコダワル) 義貞公が旗を建てたという伝説が残ります。八国の名は上野、下野、常陸、安房、相模、駿河、信濃、甲斐の八カ国の山々が眺望できたことに由来する、と言われています。トトロの森の聖地でもあります!引用元:うぐい すまめ(@vWuLxdhg1UjHCmX) トトロの聖地巡礼! サツキとメイが下校中に雨が降ってきて雨宿りしてた地蔵。カンタが傘を貸してくれたシーンね。 そしてお父さんを傘持って迎えに行ったバス停。周辺は開発されて住宅と畑で鬱蒼とした森はなかったけど(´・_・`) #隣のトトロ #聖地巡礼引用元:れっくす☘️412(@LEX412T1) まとめ となりのトトロは大人から子どもまで幅広い年代に愛される名作アニメーション映画です。ファンタジーの世界ながら、なつかしさを感じる風景に定評があるジブリ作品。一度はその景色の中に入ってみたいと思った方も多いのではないでしょうか。埼玉県所沢市は都心からもアクセスしやすく、夏休みの思い出作りにもぴったりな場所です。トトロが現れそうな美しい自然の他、昔から受け継がれる伝統工芸、郷土料理も多数存在するので、トトロの聖地を訪れた際には、ぜひ合わせて楽しんでみてください。 https://www.ghibli.jp/works/totoro/

  • 竜とそばかすの姫の聖地と伝統工芸品|アニメ八十八箇所巡り【霊場三】

    アニメ八十八箇所巡り・三か所目の霊場は、2021年に公開され話題となった細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』の舞台となった高知県越知町をクローズアップしてお届けします。 アニメ八十八箇所巡りとは サブカルという位置づけが長かった"アニメ"や"漫画"は今や世界的に大人気で、ジャパニーズカルチャーをけん引する存在となっています。 これからの日本の文化を担う"アニメ"と、古来からの日本文化である"工芸品"や"食文化"をなんとか融合できないかと考えたのが、この「アニメ八十八箇所巡り」です。 お遍路巡りになぞらえて、日本各地のアニメの聖地とその地域に伝わる伝統工芸品を紹介していきます。 『竜とそばかすの姫』あらすじ 「時をかける少女」「サマーウォーズ」の細田守監督が手掛ける2021年公開のアニメーション映画。若手人気俳優の面々や、ミュージシャンの中村佳穂さん、YOASOBIの幾田りらさんが声優を務めたことでも話題となりました。 自然豊かな高知の田舎に住む17歳の女子高校生・内藤鈴(すず)は、幼い頃に母を事故で亡くしたことをきっかけに大好きだった歌を歌うことができなくなっていた。ある日、親友に誘われてインターネット上の仮想世界「U(ユー)」に参加することになった鈴。その仮装世界で自分の分身「ベル」を作り出し、ベルとして謳うことで歌姫と言われるほど人気となる。その仮想世界での大規模なコンサートが行われる日、ベルの前に「竜」が現れて...。あらすじ [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#000" col="#fff" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]今回ご紹介するは『竜とそばかすの姫』は、実写と見間違うほど非常に細密な描写が特徴のアニメーション映画です。その舞台となった高知県越知町を、伝統工芸品と共に見ていきましょう。[/ふきだし] 【聖地巡礼】『竜とそばかすの姫』に登場する高知県の場所は? 『竜とそばかすの姫』は高知県が舞台となっているアニメです。車で簡単に回れる範囲にアニメにも登場する場所が点在しているので、順にご紹介して行きます。 「竜とそばかすの姫」の聖地1:浅尾沈下橋 「竜とそばかすの姫」の聖地2:安居渓谷 「竜とそばかすの姫」の聖地3:伊野駅 「竜とそばかすの姫」の聖地4:ふれあいの里柳野 聖地1:浅尾沈下橋 出典元:浅尾沈下橋 | 観光スポット | 一般社団法人 仁淀ブルー 『竜とそばかすの姫』で最も有名といっても過言でない聖地がこちら。日本で一番きれいな川とも言われる仁淀川にかかる浅尾沈下橋です。鈴の通学路として度々登場する、全長約121mの橋です。 近くには、郵便局のモデルとなった鎌居田簡易郵便局もあるため、効率的に聖地をめぐりたい方におすすめです。 『浅尾沈下橋』の詳細 住所:高知県高岡郡越知町浅尾 鎌井田本村 アクセス:高知自動車道伊野ICから車で45分 聖地2:安居渓谷 出典元:「竜とそばかすの姫」の聖地巡礼の旅!高知ドライブで映画の場所を巡ろう 登場シーンは少ないのですが、その美しさから印象に残っている人も多いと思われる安居渓谷。幼少期の回想シーンでのみ、ほんの少し映っています。 川底が見えるほど透明度の高い川で、「仁淀ブルー」と呼ばれ高知県の観光スポットの中でも特に人気です。 『安居渓谷』の詳細 住所:〒781-1628 高知県吾川郡仁淀川町大屋1627−4 アクセス:高知自動車道伊野ICから車で45分 聖地3:伊野駅 出典元:【竜とそばかすの姫 聖地巡礼】映画で使われた場所を徹底取材! こちらの伊野駅は、鈴が登校するシーンで数回登場します。バスから電車にここで乗り換えをして、毎朝通学していました。 駅前の風景もそのままなので、ぜひそちらにも注目してみてください。 『伊野駅』の詳細 住所:〒781-2110 高知県吾川郡いの町新町 アクセス:四国旅客鉄道土讃線井野駅 聖地4:ふれあいの里柳野 出典元:ふれあいの里柳野 - 高知旅行 主人公鈴の自宅近所にある集落活動センターで、地元の野菜等が売られる直売所となっています。親友ヒロちゃんと一緒に訪れて、定食を食べるシーンが描かれています。 『ふれあいの里柳野』の詳細 住所:〒781-2325 高知県吾川郡いの町小川柳野2482 アクセス:高知自動車道伊野ICから車で40分 聖地の伝統文化 [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#000" col="#fff" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]自然豊かで昔ながらの伝統が色濃く残る高知県の中でも、越知町とその周辺の伝統文化を紹介します。[/ふきだし] 伝統工芸1:土佐和紙 出典元:土佐和紙(土佐の手づくり工芸品) 三大和紙に数えられるのが、福井県の「越前和紙」、岐阜県の「美濃和紙」と並んで高知県の「土佐和紙」です。千年以上の歴史があり、様々な歴史書にも登場します。 種類も非常に豊富で、書道用紙から絵画や版画、印刷用紙、手工芸用紙として幅広く使われています。生活用品としてだけでなく、美術品や文化財の修理用紙としても高い評価を得ており、日本のみならず世界中で使用されています。 伝統工芸2:土佐打刃物 出典元:有限会社 トヨクニ(土佐の手づくり工芸品 土佐打刃物) 1590年代から始まった土佐打刃物は、刀鍛冶から伝承されてきた技術によって、鎌や鍬など農業や林業で使われる刃物類を製造して発達してきました。刃の厚みや重心まで考え抜かれた技術により、長時間の作業でも疲れにくいと評判です。 現在、全国で造られる森林用の刃物の約60%のシェアを占めるものもあるほど、重要なポジションです。 伝統工芸3:虎斑竹細工 出典元:虎斑竹専門店 竹虎 虎斑竹とは(Tiger Bamboo)? 表面に虎の皮ような模様があることから呼び名のついた虎斑竹(トラフタケ)。全国的に見ても、安和にしか生息しない珍しい竹です。 寛政三年に早川八郎左衛門という名代官が岡山県の虎竹の保護に当たり、条例を設けたのが日本に於ける文化財条例の始まりと言われています。土佐の虎竹は岡山の天然記念物に指定された竹とは種類が違いますが、同じ虎竹ですが、天然記念物に指定されなかったことが逆に発展に繋がります。 わずか1.5k㎡にしか生息していない虎竹でしたが、釣り竿に最適であることが分かったことをきっかけに生活用品に発展していき、茶道や華道などの日本文化を支え、建築用や庭園用の袖垣にも使われるようになりました。 伝統食1:つがに(モクズガニ)料理 出典元:つがに汁 高知県 | うちの郷土料理:農林水産省 四万十川や仁淀川(によどがわ)などの河川に棲息するモクズガニの事を「ツガニ」と呼びます。8月1日から11月30日がツガニ漁の解禁期間で、産卵期の秋が旬と言われています。 つがに料理の中でも代表的な「つがに汁」は、ツガニを生きたまま石臼などで粉砕し、その出汁からつくった豪快な汁物料理です。カニそのもの旨味をそのまま楽しむことができます。 郷土料理を提供しているお店ではよくメニューにもあるので、食べられる機会も多いかと思います。ツガニの旬の秋がオススメです。 伝統食2:田舎寿司 出典元:田舎ずし 高知県 | うちの郷土料理:農林水産省 全国的にも珍しい野菜を使ったお寿司が田舎寿司です。土佐の言葉で宴会を「おきゃく」と呼びますが、そのおきゃくのさいに振舞われるのが定番です。色鮮やかな見た目で、冠婚葬祭やお祭りなどにもよく登場します。 地元の方が手造りした田舎ずしが直売所やお土産屋さん等で買える場合があるので、ぜひチェックしてみてください。 伝統芸能1:おなばれ 出典元:おなばれ(11月) - 越知町 おなばれは、毎年11月に大川美良布神社や弘瀬仁井田神社で行われます。約300年前から続く悪病退散の願いを込めた行事での伝承芸能で、碁盤振、獅子舞、挾箱、神相撲の奉納芸が執り行われます。 時期が限られているため見られる機会は少ないのですが、気候の良い11月の行事なので、その時期に行かれる際は見られるかもしれません。 聖地巡りをした人の口コミ みなさこんにちは!!いよいよ本日公開の映画『竜とそばかすの姫』佐川店スタッフも、竜のしっぽの先くらいにはのっかろうと、佐川店より20分の聖地『浅尾沈下橋』まで撮影隊を派遣😄✨自然豊かな仁淀川の風景に心が癒されます😇三人の笑顔もいつも以上!引用元:高知ダイハツ【公式】(@kochi_daihatsu) 竜とそばかすの姫の聖地巡礼(っ´ω`c)☆彡.。 #竜とそばかすの姫 #聖地巡礼引用元:バーニィ(@Burnie074) 【舞台探訪記事更新】映画『竜とそばかすの姫』舞台探訪(聖地巡礼)~高知県~ http://tsurebashi.blog123.fc2.com/blog-entry-504.html #竜とそばかすの姫 ようやく高知を訪れることができたので、実際に現地の写真で比較してみました!引用元:リジス@高木さん本&ゆゆゆ本 メロン委託中(@lidges) 『竜とそばかすの姫』聖地巡礼 高知 仁淀川周辺#竜とそはかすの姫引用元:yano🎥..(@yano_creator) 昨日、竜とそばかすの姫の聖地巡礼で、 高知まで行ってきた☺️笑 浅尾沈下橋、景色最高すぎた!!✨ 普通にまた行きたい😃 #竜とそばかすの姫 #浅尾沈下橋 #伊野駅引用元:よねじゅん(@yomejum) 高知の川が本当にレベチだった 無加工でこの美しさ😮‍💨😮‍💨✨ 寄れなかったけど竜とそばかすの姫の 聖地も見れた😢💖 淡路島の渋滞やばすぎて 往復16時間かかりました。 淡路島の渋滞だけで往復8時間。 引用元:みき(@boc5150) まとめ 昨年公開され話題を呼んだ『竜とそばかすの姫』の聖地を紹介いたしました。写真と見分けがつかないくらいに美しく細かい描写がされており、モデルとなった場所では映画の中そのままの写真を取ることができます。 豊かな自然と美味しい郷土料理を誇る高知県ですが、古くから守られている伝統文化や伝統工芸品もたくさんあります。竜とそばかすの姫の聖地巡礼で高知県に行かれた際は、土地の伝統文化にも触れてみてください。

  • スラムダンクの聖地と伝統工芸品|アニメ八十八箇所巡り【霊場二】

    アニメ八十八箇所巡り・二か所目の霊場は、30年以上に渡り根強い人気を誇るバスケットボール漫画「スラムダンク」の舞台となった鎌倉・湘南地区をクローズアップしてお届けします。 アニメ八十八箇所巡りとは サブカルという位置づけが長かった"アニメ"や"漫画"は今や世界的に大人気で、ジャパニーズカルチャーをけん引する存在となっています。 これからの日本の文化を担う"アニメ"と、古来からの日本文化である"工芸品"や"食文化"をなんとか融合できないかと考えたのが、この「アニメ八十八箇所巡り」です。 お遍路巡りになぞらえて、日本各地のアニメの聖地とその地域に伝わる伝統工芸品を紹介していきます。 「スラムダンク」あらすじ 井上雄彦作の1990年から週刊少年ジャンプにて連載され、数あるバスケットボール漫画の中でも最も人気のある伝説的な漫画です。 中学時代に不良で有名だった主人公の桜木花道が湘北高校に入学し、ヒロインの影響でバスケットボールと出会い急速に才能を開花させていきます。ライバルの流川やキャプテンの赤木らのチームメイトや監督の安斎先生とともに、競合のライバル校の面々との試合の中でバスケットボールにのめり込んでいく姿が描かれます。あらすじ [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#000" col="#fff" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]物語の舞台である湘北高校は、神奈川県・湘南にあり、鎌倉、江の島も漫画の中で描かれています。今回は、湘南~鎌倉にかけて、スラムダンクに出てくる聖地と、その地区の伝統文化を紹介していきます。[/ふきだし] 【聖地巡礼】スラムダンクに登場する場所は? 聖地1:江ノ電の踏切(鎌倉高校前) 出典元:Tokyo Day Trip スラムダンクの聖地巡礼で一番人気なのがこちらのスポット。アニメのオープニングシーンに登場するので、コアなファンでなくても見たことがある、という方も多いと思います。同じポーズで写真をとるのもいいですね。 但し、特に人気な場所なので人気の少ない時間を狙って行くのがオススメです。 『江ノ電の踏切(鎌倉高校前)』の詳細 住所:〒248-0033 神奈川県鎌倉市腰越1丁目1 アクセス:江ノ島電鉄鎌倉高校前駅より徒歩1分 聖地2:鵠沼海岸 出典元:にじめん 漫画の一番最後のシーンで登場するのがこの鵠沼海岸です。インターハイの大事な試合の後、手紙を読む桜木と流川が印象的です。 江の島の見える景色が抜群にいい場所なので、散歩感覚で立ち寄ってみてもいいでしょう。 『鵠沼海岸』の詳細 住所:〒251-0037 神奈川県藤沢市鵠沼海岸4 アクセス:小田急電鉄江ノ島線 鵠沼海岸駅より徒歩15分 聖地3:鎌倉高校 出典元:みんなの高校情報-鎌倉高等学校 こちらは主人公たちの高校ではなく、ライバル校・陵南高校のモデルとなった高校です。 アニメのオープニングの場所からすぐ近く、立ち寄りやすいところにあります。 『鎌倉高校』の詳細 住所:〒248-0026 神奈川県鎌倉市七里ガ浜2丁目21−1 アクセス:江ノ島電鉄鎌倉高校前駅より徒歩5分 聖地4:平塚総合体育館 出典元:KUGENUMA×STILE インターハイの舞台となったのが、平塚総合体育館です。ガラス張りの建物や球状のモニュメントなどが漫画でもしっかりと描写されていて、分かりやすい聖地と言えます。 最後の試合の場所であるため、数々の名シーンが思い出されます。 『平塚総合体育館』の詳細 住所:〒254-0074 神奈川県平塚市大原1−1 アクセス:JR東海道線平塚駅西口より徒歩25分 【PRODUCT】鎌倉・湘南・江の島地区の伝統工芸品 鎌倉彫 出典元:鎌倉市-鎌倉彫 鎌倉時代に木彫彩漆(もくちょうさいしつ)の仏具としてつくられたのが鎌倉彫の始まりです。茶道の普及とともに、一般的に広がりました。 お盆やお皿など、さまざまな器の形があります。ひとつひとつに手作業で模様を掘り、丁寧に漆を重ねてつくられる光沢と質感の美しい伝統工芸品です。 政宗工芸 出典元:政宗工芸-包丁 約700年前に執権北条氏に各地から招かれた刀工が鎌倉に集められ、鎌倉鍛冶の基礎を築きました。その刀工の一人が五郎入道政宗です。大きな5つの作風の一つ「相州伝(そうしゅうでん)」を作り上げました。 戦国の時代には戦いの刀が主な製品でしたが、時代によって形を変えながら現代に続いています。 生活に馴染み深い包丁や鋏も今でも手に取ることが可能ですので、その抜群の切れ味を自分の手で確かめてみてください。 【FOOD】鎌倉・湘南・江の島地区の食文化 [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#000" col="#fff" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]観光地として多くの飲食店や観光スポットを持つ鎌倉・湘南地区の特産品をご紹介![/ふきだし] 湘南しらす 出典元:SHUN GATE 湘南地区の名物と言えばシラスが有名です。相模湾は日本3大湾のひとつで、海の幸に恵まれており、カタクチイワシの稚魚であるシラスも豊富に獲れるのです。 毎年3月11日から12月31日の10か月間のみ漁が行われているので、生シラスが食べたい方はそのシーズンを狙って行きましょう。 聖地巡りをした人の口コミ スラムダンクの聖地巡礼しました。引用元:あかね🐷(@akaneruck) スラムダンク聖地巡礼なう!!!オープニングの体育館うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ<◎>..<◎>引用元:秋良(@akira01260) スラムダンクの聖地巡礼してきた(超地元・笑)。 新作映画が全国大会編だとしたら、改めてロケハン隊が来たりするのだろーか?引用元:ゲンダイサエキ(@GendaiSaeki) 聖地巡礼🏀💨💨 「スラムダンク」の舞台!神奈川県湘南の聖地巡礼レポートを公開しました🚇 世界的に有名なスポットをはじめ、新たに追加された(?)聖地などなど作品の世界観を感じるエリアをお届けします🌸🔥 https://nijimen.net/topics/241444 #スラムダンク #スラダン #SLAMDUNK引用元:にじめん編集部(@nijimen) まとめ バスケットボール漫画の枠を越えて、スポーツ漫画と言えば、という括りでも名前が上がるほど根強い人気のスラムダンク。 今回は、スラムダンクで描かれている聖地とその土地の伝統文化を紹介しました。どれも実際に訪れることができ、都内からのアクセスもしやすい場所にあります。 鎌倉や湘南、江の島は観光スポットとして楽しめる場所やグルメがたくさんあるので、ぜひスラムダンクの聖地にも立ち寄って、伝統文化にも触れていただければと思います。

  • 秒速5センチメートルの聖地と伝統工芸品|アニメ八十八箇所巡り【霊場一】

    アニメ八十八箇所巡り・一か所目の霊場は、人気アニメーション映画「秒速5センチメートル」に登場する「種子島」をクローズアップしてお届けします。 アニメ八十八箇所巡りとは サブカルという位置づけが長かった"アニメ"や"漫画"は今や世界的に大人気で、ジャパニーズカルチャーをけん引する存在となっています。 これからの日本の文化を担う"アニメ"と、古来からの日本文化である"工芸品"や"食文化"をなんとか融合できないかと考えたのが、この「アニメ八十八箇所巡り」です。 お遍路巡りになぞらえて、日本各地のアニメの聖地とその地域に伝わる伝統工芸品を紹介していきます。 「秒速5センチメートル」あらすじ 「君の名は。」「天気の子」の新海誠監督が手掛ける2007年公開の長編アニメーション映画。主題歌の「One more time one more chance/山崎まさよし」も有名です。 東京で暮らす遠野貴樹と篠原明里は、お互い転勤族であるという共通点から仲良くなる。中学校へ上がると同時に明里が栃木へ転校になってしまう。そこから文通を始める二人だが、貴樹も東京から鹿児島に転校することになり、最後に明里に会いに行く...。あらすじ 舞台を東京、栃木、種子島と変えながら、時間の経過と共に変わる主人公の心境が印象的な作品です。 第1話「桜花抄」、第2話「コスモナウト」、第3話「秒速5センチメートル」の3部構成となっています。 [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#FD9A8B" col="#fcdcd7" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]今回は、その中から第2話「コスモナウト」で主人公・遠野貴樹が高校生活を過ごす場所である種子島を伝統工芸品と共に見ていきましょう。[/ふきだし] 【聖地巡礼】秒速5センチメートルで登場する種子島の場所は? 秒速センチメートルでは、シリーズごとにメインとなる舞台が変わります。今回は、その中でも種子島の聖地をご紹介します。 「秒速5センチメートル」の聖地1:中山海岸 「秒速5センチメートル」の聖地2:アイショップ石堂 「秒速5センチメートル」の聖地3:通学路のさとうきび畑 「秒速5センチメートル」の聖地4:種子島中央高等学校 「秒速5センチメートル」の聖地5:旧種子島空港 ①中山海岸 出典元:ぶくまる-『秒速5センチメートル』の聖地、種子島を旅好き書店員が徹底解説! 貴樹に片思いをするサーフィンが好きな中学生・澄田花苗がサーフィンの練習をしているのが中山海岸です。実際に多くのサーファーがサーフィンを楽しむ絶好のスポットです。 『西武秩父駅(駅前アーケード)』の詳細 ・住所:鹿児島県熊毛郡中種子町野間・アクセス:種子島空港(コスモポート種子島)から車で17分 ②アイショップ石堂 出典元:ぶくまる-『秒速5センチメートル』の聖地、種子島を旅好き書店員が徹底解説! 貴樹と花苗がよく行くコンビニです。聖地巡礼をした方々は、2人がよく飲んでいたドリンクを」このベンチで飲むそうです。寄せ書きノートの量から、人気が伺えます。 『アイショップ石堂』の詳細 ・住所:鹿児島県熊毛郡中種子町野間2172−1・アクセス:種子島空港(コスモポート種子島)から車で10分 ③通学路のさとうきび畑 出典元:ぶくまる-『秒速5センチメートル』の聖地、種子島を旅好き書店員が徹底解説! 種子島の特徴的な風景の一つであるさとうきび畑は、地元の方々にも馴染み深い景色です。貴樹の通う高校の付近も、このように広いさとうきび畑が広がっており、その中を通って通学している様子が描かれています。 正確には、中種子町の中心部から南に向かったあたりと言われています。 『通学路のさとうきび畑』の詳細 ・住所:鹿児島県熊毛郡中種子町野間・アクセス:種子島空港(コスモポート種子島)から車で13分 ④種子島中央高等学校 出典元:ぶくまる-『秒速5センチメートル』の聖地、種子島を旅好き書店員が徹底解説! 貴樹と花苗が通う高校は種子島の中心部に位置します。作品の公開時には「中種子島高校」でしたが、統合により現在の「種子島中央高校」という名称になっています。 アニメの世界そのままの場所が多数存在します。 『種子島中央高等学校』の詳細 ・住所:鹿児島県熊毛郡中種子町野間4258−1・アクセス:種子島空港(コスモポート種子島)から車で12分 ⑤旧種子島空港 出典元:ぶくまる-『秒速5センチメートル』の聖地、種子島を旅好き書店員が徹底解説! こちらは第2話「コスモナウト」ではなく、第3話「秒速5センチメートル」で登場します。中種子町野間にある「旧種子島空港」がモデルとなっていますが、2006年に閉鎖されており、現在は立ち入り禁止となっています。 『旧種子島空港』の詳細 ・住所:鹿児島県熊毛郡中種子町野間16915・アクセス:種子島空港(コスモポート種子島)から車で13分 以下の記事では、漫画のシーンと合わせて聖地の情報が掲載されています。詳しく知りたい人はどうぞ。 →『秒速5センチメートル』の聖地、種子島を旅好き書店員が徹底解説! 【PRODUCT】種子島の伝統工芸品は? [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#FD9A8B" col="#fcdcd7" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]種子島で今でも作られている伝統工芸品は①種子鋏・種子包丁 ②種子島焼(熊野焼)です。いずれも元々の土壌と、鉄砲伝来の地という文化的要素が強く影響しています。[/ふきだし] ①種子鋏・種子包丁 出典元:職人と作家の工芸店 梅木本種子鋏製作所– 本種子鋏 5寸 1543年、ポルトガル船が漂着したことにより日本に持ち込まれたことで有名なのが「鉄砲」です。もう一つ、その船に乗り合わせていた鍛冶師によって、はさみ鍛冶の技術が伝えられました。 種子島は元々質のいい砂鉄が取れる地域であり、材料と技術の両方が合わさって独自の製品を作り上げました。その技術は熟練の職人によって今に伝えられます。 特徴は、何といってもその抜群の切れ味と精巧な作りです。日本刀の技法も取り入れ、伝統的な鍛冶技術によって作られています。一度使ったら量産されているはさみには戻れないと言われるほど、その使い心地には定評があります。 ②種子島焼(熊野焼) 出典元:福元陶苑-作品紹介 種子島では、300年以上前から焼き物の制作が行われてきました。西之表市をはじめ、たくさんの窯元が存在します。その原点は西之表市上熊野地域に伝わる熊野焼(よきのやき)と言われています。 残念ながら熊野焼は明治中期に衰退してしまい、”幻の名陶”と言われています。現在は新たな窯が登場し、伝統を引き継いでいます。 良質な砂鉄を含む土壌が種子島の最大の特徴です。この土で作られた陶器は、砂鉄による鉄分が多分に含まれます。それにより、鮮やかな茶色が発色し、その質感は重厚な風情を醸し出します。種子島焼の器は素朴でぬくもりを感じ、使い込むほどに色艶が増してくる味わい深さがあると人気です。 【FOOD】種子島の食文化は? [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#FD9A8B" col="#fcdcd7" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]食のイメージがあまりない種子島ですが、独自の食材ももちろんあります。[/ふきだし] ①安納芋 出典元:たねがしまや - 安納芋の歴史 ねっとりとした食感と濃厚な甘さが特徴で、さつまいもの中でも人気の高い安納芋は、実は種子島が発祥とされています。種子島は国内で初めてさつまいもの栽培を成功させた場所でもあります。現在は全国各地で安納芋が栽培されていますが、やはりその土壌の影響もあり、品質の高い種子島で採れた安納芋を試してみてください。 ②インギー地鶏 出典元:インギー地鶏の里 - インギー鶏とは 天然記念物であるインギー鶏を別の鶏と交配させたのがインギー地鶏で、種子島にしか存在しない地鶏です。 イギリスの貿易船が種子島に流れ着き、それを島の人々が助けた御礼として贈られたのが始まりです。鶏の正式な名前でなく、当時イギリス人の事をインギーさんと呼んでいたことからその名がついたと言われています。 非常に珍しい地鶏のインギー鶏は、種子島でも食べられるお店は限られていますのでご注意ください。 【食べログ】食事処 インギー地鶏の里 【食べログ】美の吉食堂 歯ごたえのある肉質と旨味が特徴の種子島でしか食べられない地鶏ですので、訪れた際には一度は食べておきたい食材です。 【CULTURE】種子島の伝統芸能は? [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#FD9A8B" col="#fcdcd7" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]近年ではロケットのイメージの強い種子島。古くからの伝統芸能にはどのようなものがあるのでしょうか?[/ふきだし] ①城川内種子島踊り 出典元:鹿児島県ホームページ - 城川内種子島踊り 「種子島楽」とも呼ばれるこの踊りは、種子島の出水地方に昔から伝わる郷土芸能です。踊りの構成は先頭に「妙鉢(チャッパー)」を持つ者、次に大太鼓・小太鼓が、最後に鉦柴を持つ者が続きます。総勢30~40人で執り行われます。 毎年8月8日に行われるため、タイミングが合えば見られるかもしれません。 ②民謡 種子島には、「草切り節」「増田節・周袈裟(しゅうけさ)節」「めでた節」といった民謡が古くから伝わります。よく聞くと方言も確認できます。運がよければ地元の方が謳ってくださるかも…? 民謡についてはこちらのサイトで一部を聞くことができます。 → 種子島の民謡 聖地巡りをした人の口コミ [ふきだし icon="http://quon.jp/wp-content/uploads/2022/06/pixta_73861620_M.jpg" align="left" col_border="#FD9A8B" col="#fcdcd7" type="speaking" border="on" icon_shape="circle"]放映から数年が経つ秒速5センチメートルですが、今も聖地としてアニメに登場する場所を訪れる人がたくさんいらっしゃいます。[/ふきだし] 秒速5センチメートルの聖地にカブで来ました引用元:ほびー(@Hoobee773) スーパーカブ(C125)で念願の種子島・秒速5センチメートル聖地巡礼を果たしました( ´∀`)引用元:けーおー@C125(@Versys1nomiya) オタクだから秒速5センチメートルみたいな恋愛したことないのに秒速5センチメートルの聖地巡礼してワンワン泣いとる引用元:李白®︎(@limited__exp) 申し訳程度の秒速5センチメートル聖地巡礼とゆで卵引用元:む〜〜〜〜〜〜〜ん🌙(@Violet_Moon636) まとめ 秒速5センチメートルは、公開から数年が経った今も聖地を訪れる人が絶えない人気アニメです。その聖地の一つである種子島は、JAXAのロケット発射が見られたり、綺麗な海が合ったりと、観光するにも楽しい場所です。 島に古くから伝わる伝統工芸品に触れることで、よりその土地を知り、アニメの見解が深まることでしょう。種子島を訪れた際は、ぜひ伝統工芸品や食事、文化も合わせてお楽しみください。

  • 日本最古の布「しな織」帽子が販売開始

    木の皮から作られる「しな織」の製造・販売をおこなっているしな織創芸石田(有限会社丸石産業)から、折りたたみ可能で日除け効果抜群のブリムの広い帽子の販売が開始されました。 風通しがよく夏にぴったりの商品です。 「しな織」詳細はこちら しな織とは 「しな織」は、日本最古の織物の一つであり、シナノキ、オオバボダイジュの木の皮から糸を紡いで作られます。木綿や絹が普及する以前、樹皮から作ったしな織の耐久性と水にも強い特性から、寝具、穀物入れ、漁網、調味料の漉し袋など生活必需品として様々に活用されてきました。 布作りの工程は木の皮を剥ぐところから全て手作業でおこなわれ、織り上がりには約一年がかかります。そのため生産量は少なく、かつては日本各地で織られていましたが徐々に減っていきました。山形県と新潟県の三つの村では、昔と変わらない製法で現在も織り継がれています。 生活の手段となるものは山からの恵みであるという考え方で、必要以上に木を切るなど自然を乱すことなく、自然と共生してきました。梅雨の時期に皮をはぎ、農閑期の冬に糸を作る。山里の暮らしのサイクルを今に残すのがしな織です。 商品詳細 価格88,000(税込)サイズ57cm(オーダー可)販売場所5月11日~17日 大阪髙島屋5月18日~24日 仙台三越5月25日~31日 松坂屋名古屋店 商品詳細はこちら 製品に込めた想い ~古代の布を現代へ~ 歴史あるしな織を後世に残そうと「しな織創芸石田」1990年に操業して以来32年間、現代の生活に合ったデザインで製品を作り続けてきました。中でも、その通気性の良さと丈夫さから帽子が定番商品になっています。 そして今回、お客様の声を集約した新たな定番帽子が完成しました。 特徴 ・風通しが良く飛ばされにくいしな織はその技法により独特の透け感を持ちます。風通しがよく夏でも涼しく過ごすことができます。他の天然素材に比べて糸が太く、強い撚りをかけているので、ざっくりとした織物に仕上がります。 ・折りたたみ可能布の接ぎに沿って折りたたみが可能です。屋内や旅行先などでバッグの中に収納するのも簡単。折りジワができた場合も、霧吹きで湿らせて形を整えることできれいに取れます。 ・経年変化丈夫で耐久性のあるしな織は使っていくうちにしなやかになり、色もアメ色に変わっていきます。20年、30年と変わっていく風合いを楽しみながら、長く使用していただけるサステナブルな商品です。 会社概要 会社名:有限会社丸石産業屋号:しな織創芸石田 「しな織」詳細はこちら

  • 着物とアウトドアのコラボレーション「OUTDOOR*KIMONO」から2022年春夏新作を発売

    老舗の着物専門店「株式会社やまと」と、アウトドアメーカー「スノーピーク」とのコラボレーションシリーズである「OUTDOOR*KIMONO」シリーズから、2022年春夏の新作が発売されます。 やまとオンラインストアはこちら 「OUTDOOR*KIMONO」とは 着物で楽しむ日本らしいアウトドアの雛型を一緒に創りたい、という想いから、アウトドアメーカーである「スノーピーク」と、着物専門店である「やまと」がコラボ―レーションして誕生しました。 コンセプトは、「アウトドアシーンで気軽に着ることができるKIMONO」。ボタンとバックルベルトで留められるようになっており、和装の仕立ての美しさを保ちながらも、帯なしで着用できる気軽さが特徴です。 さらに、アウトドアシーンでも問題なく着用できるような生地を採用し、着る以外にも「包む」「掛ける」「敷く」など、さまざまな用途で活躍する万能な着物です。 2022年春夏の特徴 軽量で通気性に優れた素材「Dot air™️」は、その使用感から毎シーズン人気を博しております。今回は、定番のKIMONO(着物)に加え、同生地で作られたHAORI(羽織)が登場。 シワ加工を施したパナマライクな表情が特徴の生地は、これまでの「Dot air™️」シリーズに比べさらに薄手かつ軽量に進化しました。 またHAORIには取り外しできるフードとポケットがつき、一段とカジュアルな仕様になったため、より普段着に取り入れやすくなりました。 カラーはブラックとブラウンの2色が発売となり、ユニセックスで着用可能となっています。和装としてはもちろんのこと、ライトなアウターとして、またTシャツやパンツと合わせてラフに着られるアイテムです。 商品情報 商品名Quick Dry OUTDOOR KIMONO価格42,900円(税込 / マイサイズ仕立付き)カラーBlack/Brown発売日2022年4月29日(金) 商品名OUTDOOR KIMONO Quick Dry HAORI価格52,800円(税込 / マイサイズ仕立付き)カラーBlack/Brown発売日2022年5月30日(月) やまとオンラインストアまたはY. & SONS 各店での販売となります。 やまとオンラインストアはこちら YAMATO Tsunagari Project 産地と私たちの<つながり>を生かし、私たちと<つながり>がある人、ブランドとともに作った新たなプロダクトで、きものと世の中の<つながり>を生み出すプロジェクトとして株式会社やまとが推進しています。 企業情報 株式会社スノーピーク “ものづくりのまち”新潟県三条市にて創業したアウトドアメーカー。「人と自然、そして人と人をつなぎ、人間性を回復する」ことを社会的使命とし、キャンプ用品、アパレルの開発、国内外での販売のほか、 地方創生、ビジネスソリューション等、幅広い事業を展開する。 株式会社やまと 大正6年創業のきもの専門店。「“きもの”でエキサイティングな世の中をつくる」というビジョンを掲げ、歴史に裏打ちされた信頼感に加え、チャレンジ精神を大切に、生活者や産地と共に革新を続けている。「きものやまと」「KIMONO by NADESHIKO」「Y. & SONS」「DOUBLE MAISON」「THE YARD」の5ブランドを全国に約80店舗展開している。

  • 広島県の地酒YOGANSUから米とテロワールを味わう純米酒「OKITA9241」を発売

    広島県三原市の地元の”米”と”テロワール”にこだわり、それらの違いを味わう価値観を育む「次世代の日本酒」造りに挑戦するため、地元素材を融合して醸した日本酒「OKITA9241」が発売されます。 よがんす白竜オフィシャルサイトはこちら OKITA9241 とは? OKITA9241は、「自然を味わう楽しみを持てるお酒」を目指して、地元三原の老舗酒蔵「醉心山根本店」との連携によってつくられています。 かつて、広島県三原市は品質の高い日本酒を造る酒処として全国的に知られていましたが、現在も残る酒蔵は『醉心山根本店』のみとなってしまいました。160年の歴史をもつ地元の老舗酒蔵『醉心山根本店』は、今も当時の高い技術と品質を維持し続けている酒蔵です。 自分たちの愛する土地にある貴重な地域資源を、「醉心山根本店」の歴史に裏打ちされた技術と融合させ、新しい価値を持った「次世代の日本酒」造りに挑戦することにしました。 テロワールとは、”風土の、土地の個性の”という意味があります。葡萄の品種とテロワールでワインの味わいが変わるなら、日本酒でも同じことが言えるはずだと考え、”米”と”テロワール”にこだわり、それらの違いを味わう価値観を育む「次世代の日本酒」造りに挑戦して生まれた新しい日本酒です。 OKITA9241 3つのこだわり テロワールを固定するため「単一の田んぼ」三原市大和町大草沖田(おきた)9241番地の田圃で原料米を自家栽培する。米本来の味を引き出すため、精米歩合90%「お米は磨かない」で醸す。類を見ない酒質を目指すため、原料米に「イタリア米と日本米」の交配種を使う。カルナローリと北陸204号DNAを併せ持つリゾット専用米「和みリゾット」 無濾過生原酒と、原酒一度火入れの2タイプご用意しています。 OKITA9241の特徴 味覚のコンセプトは「白ワイン」を意識し、しっかりとした酸味と同時に、米本来の甘味と旨味、苦みがバランスよく混ざり合って複雑な印象を与え、余韻も長く続く残るよう仕上げています。 香りは爽やかな柑橘系の中に少し甘いフルーツが混ざるようなイメージ。これが「OKITA9241」の味と香りです。 商品情報 商品名OKITA9241 無濾過生原酒(純米酒) 720ml原材料名米(国産)、米こうじ(国産米)精米歩合90%アルコール分14%内容量720ml保存方法冷蔵保存販売予定価格5,500円(税込) 商品名OKITA9241 原酒一度火入れ(純米酒) 720ml原材料名米(国産)、米こうじ(国産米)精米歩合90%アルコール分14%内容量720ml保存方法冷蔵保存販売予定価格4,400円(税込) 販売スケジュール ①Makuakeのクラウドファンディングにて先行販売 公開期間:2022年5月2日(月)~6月5日(日) ②一般販売 販売開始予定:2022年6月17日(金) 販売場所:道の駅よがんす特産品売り場等 今後の展開 三原市大和町大草沖田9241番地で原料米の生産をスタートしましたが、来年以降は、様々な場所の単一田と様々な品種の米でお酒をつくる予定。日本酒にもワインと同じような、米とテロワールの違いによる”お酒の味と香りの変化を楽しむ文化”を広めていくことを目標に展開していく予定です。 販売者情報 会社名:株式会社よがんす白竜 ~「おどろき」を提供し続ける生真面目な田舎企業~所在地:〒729-1321 広島県三原市大和町和木652-3(道の駅よがんす白竜内)

  • 【伝統工芸×オンライン】クラウドファンディングを通して銀器を後世に…銀師の挑戦 ~日伸貴金属 上川宗伯氏インタビュー~

    日伸貴金属クラウドファンディング詳細はこちら 「用の美」を極めた銀器の魅力 ――まず初めに銀器とはどのようなものか教えてください。 上川さん)銀器というのは、全国に236品目ある日本の伝統工芸品の一つです。南部鉄器だとか、金沢の金箔、江戸切子などが有名ですね。 銀器のルーツは今から約300年前になります。江戸時代の当時の職人さんを記した文献「人倫訓蒙図彙(じんりんきんもうずい)」の中に、「銀師(しろがねし)」と呼ばれる銀細工の職人がいたことが記されています。私共は、1700年に始まった金槌で打って形を作り出す「鍛金(たんきん)」を確立した流派を受け継がせていただいています。令和4年においても根本的な技術・技法は変えずに、それぞれの時代のお客様のニーズに応じて作っていくということをしています。 ――銀細工の一つとおっしゃっていましたが、具体的にどのような技術で、他の銀細工とは何が異なっているのでしょうか。 上川さん)例えば銀の線細工をされる職人さんは全国にたくさんいらっしゃいますが、基本的には装飾品なので強度はそれほど必要なく、形をつくるという目的がメインです。 それに対して、刀や包丁を作る「打ち刃物」という業種があるのですが、こちらは形をつくるために打っているだけではなく、打つことによって材質に実用品として使える強度を出すという目的があります。 私たち職人は、“使っていただけるように作る”というのが一番の仕事です。それが叩いているのか、形を作っているのか、完成品だけ見るとわからないかもしれませんが、それらは使用の目的が異なるということです。 ――銀器、鍛金技法の魅力はどんなところにあるのでしょうか。 上川さん)「用の美」という言葉がありますが、実用的でなおかつ美しさを兼ね備える。これが伝統工芸品の主要要件です。素材を加工して形をつくる産業というのはたくさんありますが、打つことにより生まれる強度が江戸時代から伝わる鍛金技法の根幹であり、結果的に生まれる美しさが魅力だと考えています。 『銀器』なので基本的には器が主な製品です。技法を生かした、装身具、アクセサリーなどがあります。それらは伝統技法で造るというところの根幹がずれてしまうと他で作っても同じ指輪になってしまうので、そこを間違えないように装身具やアクセサリーに生かしていくというのが一番のテーマです。 また、銀は熱伝導率が高く抗菌作用を持つという特性も、器として優秀な機能の一つであります。そして銀という素材ならではの“特別さ”や“記念”といった要素も銀器の価値と言えると思います。 体験型クラウドファンディングに込めた想い ――今回のクラウドファンディングをやってみようと思ったきっかけや、課題と考えられていたことを教えてください。 上川さん)台東区さん主導の地域活性化を目的とした産業と別業種のマッチング商談会というものに参加する機会があり、そこで今回クラウドファンディングでお世話になっているベルトラ株式会社さんとお話させていただいたことがきっかけになりました。 おかげさまで私は銀師となって29年目を迎えます。私の父親も現役で、江戸から11代を越える半世紀以上の職歴を重ね、陛下から黄綬褒章をいただいたこともあります。これまで歴史と伝統を引き継いで技術を磨くことに専念して参りましたが、やはり長く続けていくとなると、後世に伝えていくという役割も担っていると強く感じます。そのためには、広く知ってもらうための新しいチャレンジが必要です。 銀器というと、ショーケースに入った高級品としてのイメージが一般的にあります。ブランドとしてそのような価値ももちろんありますが、多くの方に使っていただくためにネックになったのは、その敷居の高さでした。職人としては、みなさまに使っていただきたいという想いを持って作っています。今のままでは、どこで売っているのか、どういう歴史的背景があるのか、どういう風に使うのかというところがわかりにくいままでしたので、まずは知っていただいて、使っていただくところまで持っていこうという考えがありました。 一方で、10年ほど前から修学旅行生や海外からのお客様に対して銀器の体験をしていただくという取り組みをしており、1万人ほどご対応させていただいておりました。そこで体験を通じた普及促進というものが有効であるという実績もあったため、今回の体験型のクラウドファンディングというものに繋がりました。 若い方でも伝統工芸品に対して興味を持っている方がかなり多いと感じていますので、実際に自分で作ってみることで、より愛着と興味関心につながると考えています。同時に歴史的背景や意義というものもお伝えすることもでき、この体験型クラウドファンディングは多くの方にご賛同いただいています。 ――今回のクラウドファンディングはどのようなシーンで利用されていますか? 上川さん)銀器を広めていく上でのコンセプトとして、「ちょっと豊かに、ちょっと贅沢に。」という位置づけを構想しています。過去にあったのは、カップルの方々の記念だったり、おじいちゃんおばあちゃんがお孫さんのために作るアイススプーンだったり、少し特別な意味で銀器をつくられる方が多いです。 具体的なエピソードですが、普段は指輪を贈るなんて恥ずかしいけど、銀婚式だからちょっと銀器で作ってみようか、というお話をいただきました。ご自身で作られた指輪ってすごく愛着がわくと思うんですね。記念の時にこれ作ったよね、と思い出すことができます。そのように自然な形で使っていただけると嬉しいなと思っております。 あとは、地域全体を使った結婚式をされる方々の指輪制作にも携わりました。今までありそうでなかったのですが、台東区は観光の名所もあるので、地域全体の町おこしとしていい取り組みだったなと思っています。 ――体験することで「思い出」という価値もさらについてくるようなイメージでしょうか。 上川さん)まさにそうです。ものをお買い上げいただくのはもちろんですが、その前にまず、あそこで体験したことあるな、といったように思い出していただける位置づけまでもっていく必要があると思います。 ――銀器というと美しい鏡面が印象的ですが、体験でもこのような作品が出来上がるのですか? 上川さん)そこが一番のポイントなのですが、このツルツルの鏡面にするのは、職人の熟練した技が必要ですので、体験ではそこまではできません。先ほど申し上げたように、使用の目的によってその加工が変わってきます。鏡面にするには、叩いて形にした後に削り出して磨き上げます。そのため工程数がものすごく多くなり体験ではちょっと難しいんですよね。 まずは体験で、自分で作る楽しさや難しさを実感していただく。そうすることで、職人の受け継いできた伝統技術の奥深さや、手間暇の大変をより強く肌で感じられるでしょう。それはとても大切だと思っています。 ――クラウドファンディングや、オンライン、ITを取り入れて変わったことはありますか? 上川さん)職人の世界では顔を出してはいけないというのが通例で、メディアに出させていただくことは全くなかったんですよね。それが今ではこうしてご取材いただいたり、伝統と新技術という題目で理系の大学の講演をお願いされたりすることも増えました。 あとは、全国の伝統工芸やものづくりをなされている方々や、酒蔵の方々などと交流するオンラインイベントがあり、最近それに初めて参加させていただいてすごく刺激を受けました。そこで私共の取り組みも紹介させていただいたのですが、「体験型クラウドファンディングなんてすごいですね」と興味を持っていただけたんですよね。そのような前向きにものづくりに取り組む方々と情報を交換し、刺激し合える関係性を築けたのも一つの成果かもしれません。 オンラインやITを取り入れた理由 ――オンラインなどの取り組みは、コロナ以前からやられていたのですか? 上川さん)オンラインイベントなどは以前から模索していたのですが、実際にやってみるとリアルとの差がかなりあったんですね。お子さんたちを対象として体験キットをご自宅に届けてオンラインで説明しながら銀器を作成するということをしたのですが、やはり難しかったです。ですから、この状況下ではありますが、実際に対面で体験指導していく方法に行き着きました。 ――新型コロナウイルスの感染拡大は、上川さんのお仕事や銀器の産業にどのような影響を与えましたか? 上川さん)影響は非常に大きいものでした。私の77歳の父親よりも上の世代一人親方をされている職人さんも多いんです。コロナ禍で今までの販売体系や流通が全く動かなくなってしまいました。ここ数年の販路としては、百貨店さんなどでの販売がメインだったんですよね。そうするとイベント自体がもう中止で売り上げが立たないし、オンラインの対応もなかなか難しいという現状もあり、廃業を選択される職人さんも後を絶ちません。 「上川さんのところはまだ若い職人もいるから」ということで、廃業される先輩の職人から道具を譲っていただくこともあります。その道具にも専門の職人がいるんですよね。そうやって受け継いだ道具を、今度は新しくやりたいという子に使ってもらえるように、まだ若手と言わる私が銀器の産業に対して今何ができるか。そして地域ぐるみで何ができるかと深く考え、後の世代へ繋げていく方法を模索し続けなければならないと考えています。 受け継いできた技術を次の世代へ ――よく伝統工芸では後継者問題も多く聞かれると思うのですが、銀器の世界でも厳しいのでしょうか? 上川さん)銀器の業界は、圧倒的に廃業なされる方が多いですね。銀器の組合というものがあって、入りたての29年前には青年部員だけで30人以上、本体で2~300人くらいいたんです。当時はいろいろな分業制を行っていたりしたので、現在と形態は違うとはいえ、今は当時の10分の1くらいに減ってしまったんですよね。私は青年部の部長という役を担っているのですが、実働しているのは2割程度くらいになってしまっていているのが実状です。 ――なかなか厳しいですね。高齢の方が多いと、ITやオンラインといった新しいことに対しての抵抗感が強いのではないですか? 上川さん)私がパソコンやスマートフォンで打ち合わせや作業をしていると、「何やっているの?」と。「そんなことしてないで手伝ってくれ」と言われることもあります。他の職人さんに必要性を伝えるのは難しかったですが、少しずつ意義を伝えていきながらようやくオンラインという言葉を覚えてもらったかなというレベルです。 他の職人さんたちにも使ってもらうようになるためには、まず自分が実践していかなければならないと思っています。今はまだ勉強させていただいているところではあるのですが、一つ一つを積み重ねていくことで銀器の世界だけでなく、地域の他の産業にもうまく広がっていけばなと思っております。 ――理解が得られない中で進めるのは大変ですね。 上川さん)伝統工芸は、職人だけでなく使っていただく方々も含め多くの関わりの中で作り上げていくのものだと思います。そういった意味で、私の役割はみなさまに広く知っていたき、継続する方向にしていくことだと考えて活動しております。今はまだ実績もなく直接的な売り上げに繋がっているわけではないのですが、先を見据えるとやらなければいけないことなんです。だから今、このようにチャレンジしています。 ――後継者不足が深刻ですが、例えば「明日から職人さんになりたいです!」と言ってなれるものなのですか? 上川さん)もちろん流派や親方筋によって考え方はそれぞれあると思いますが、うちの父親なんかは明日からでも来ていいよ、というタイプなんですよ。ただ、始めることは簡単でも、続けることが結局難しいんです。続けるために工夫をしたり、時代に合わせたり、ご縁を大切にしたり、それらがあるからこその仕事ですので、そのような辛抱強さは必要なのではないでしょうか。 ――次世代に受け継いでいくことについてどのようにお考えですか? 私の息子は高校生と中学生なんですけれども、家業の事や伝統を受け継いでいくことについては理解しています。「お父さんは英語や中国語はダメだから僕は語学の勉強をして、海外の方々とも取引できるように勉強したい」と言ってくれています。子どもが自主的に見聞きし、考えてくれていて、そうやって新しい世代が興味を持ってくれるのは嬉しいことです。 ――先を見据えた考え方ができる息子さんで将来有望ですね。 上川さん)まだ勉強中なんですけどね。親父が「俺の背中を見ていればいい」という時代でもありません。子どもの方がよくわかってくれていて、私は私の、息子は息子の今だからできる必要だと思うことを行動しようと話しています。いい意味で子どもから学んでいますね。子どもが行動しやすい環境を作っていきたいです。 ――今上川さんの種まきをしていることが、息子さんの代に広がっている画が見えますね。 上川さん)その時代その時代でのお客様のご要望や、ニーズ、社会情勢は変わってくると思うので、そこにどうやって対応するかですね。親として息子の今後を応援したいなと思います。 ――後世に繋げていくには時代のニーズを的確に捉えていくことが不可欠ですね。 上川さん)分かる人にだけ分かってもらえればいいという時代もあったのかもしれないですが、それは今と時代背景が全く違う高度成長期の時代や大量生産でものをいっぱい作るという体制があった時代の使い方です。職人は黙って手を動かしていればそれで生業として成立する、という時代は終わりました。 「伝える」ということは誰かが代わりにやってくれたりどうにかしてくれたりするわけではありません。一生懸命にものづくりをすることと同じくらい、職人として伝えていくことに対して熱量を持って行かないとダメなんだと痛感しています。実績を重ねていく過程も皆さん見ていると思いますので、身が引き締まる思いがしますね。 銀器を普及させるための新しい取り組み ――最近の銀器に対する新しいニーズはありますか? 最近ですと、アイススプーンを作り始めました。これは今体験型のクラウドファンディングでもご案内させていただいております。銀という素材は熱伝導率が金属の中で一番優れているため、自身の体温の熱が伝って、凍っているアイスクリームがゼリーのようにスーッとスプーンが入るんです。それを実感していただくことも非日常の一つで幸せを感じる瞬間とも言えますね。 そのアイススプーンから発想して、ベビースプーンとしてもいいよね、とお客様からアイデアをいただき、形にしました。時代にあったもの、必要なものを教えていただきながら形にしていく作業は楽しいですね。 銀器以外の伝統工芸の素材のものとコラボレーションすることによっていろんなものができるんですよね。例えば、陶器と銀器を合わせる工芸品。この工芸品を生活の中で使っていただけるよう提案していくこともものづくりを楽しさかなと思います。そこから新たなオーダーをいただくこともありますよ。 ――最近ではサステナブルという価値観が若い方に共感されるポイントとなっていますが、これは伝統工芸にとって追い風と言えるかもしれませんね。 上川さん)SDGsやサステナブルといった考え方は、実は日本文化の中で大切にされていた部分と通じる要素が多くあるんです。今がその時代のタイミングになってきているのかな、ということを肌で感じている部分はあります。先程の大学の講演についてもそうですが、若い方に伝える機会をいただけることはすごくありがたいことです。 ――現在ECやオンラインショップもされているのですか? 上川さん)東京都さんの方で今年度からオフィシャルの東京の伝統工芸品として選んでいただいて、ECサイトに出店させていただいています。あとはホームページの方では遠方の方にお買い求めいただけるようなプラットフォームをつくりました。 ――実店舗以外でも楽しめる環境を整えられているのですね。 上川さん)それでも、他の職人が「自分もやってみようかな」と期待値が高くなるほどの成果までは行っていないので、常に課題感を持って進めていければと思います。ここで辞めてしまったら、やっぱり意味がなかった、と思われてしまうと思うので、職人としてやるからには時間がかかってでも成果を出していきたいと思っております。 ――SNSの活用や、ライブコマースなどについてはいかがですか?また、これからの展望を教えてください。 上川さん)東京都の若手の職人さんが集まって開催されるTOKYO職人展というイベントで、僭越ながら実行委員長という大役を担わせていただきました。イベント会場内でやっていただいたインスタライブでは、イベント関係者様のご尽力によりお陰様をもちまして会期中2~3千人の方々に実演風景や商品案内を見ていただきました。来年にも出来たら取り組みたいと思います。 SNSもコロナ禍をきっかけに去年の夏くらいからようやく始めたんです。始めるにあたって周囲からものすごく反対がありました。なんで外に自分の情報を流すのか、という批判がすごいんですよ。でも、出すからには正確な広報をしっかり発信していかなければならないと思い、取り組んでいます。まだまだ周知もできていませんが、いろんな方にご覧いただければなと思います。若い方にはこんなメッセージを提示していこうなどと勉強を重ねていって、物づくりに対して一人でも多くの方の興味に繋がっていけたらと思います。 投稿には、必ず日本語と英語の表記で入れています。息子には中国語もやらないとだめだよとおしりをたたかれていますが。 ――中国は市場が大きいですからね。 上川さん)SNSでも中国や台湾の方からメッセージをたくさんいただくんですよ。気を遣っていただいて日本語だったりするんですけど。やり取りをして、微力ながら興味を持っていただけるよう尽力しております。 銀師としての想いと続けていく原動力 ――銀師をしていて苦労したところはどんなところですか。 上川さん)苦労したところは続けていくことです。やっていくうちにどれだけ大変なことかがわかってきました。私ははじめから銀師だったのではなく、一度社会に出て少し離れた環境からものづくりを見れたので、自分のやりたいことをそのまま表現できるありがたみを実感しています。私が入りたての頃の先輩はものすごく背中が大きくて、まだまだ並べてはいませんが、後輩にもそのように思ってもらえるようになれればなと思います。続けたくてもできない方がいる中で、ご縁があって続けられることがありがたいです。 ――ご縁を大切にされていらっしゃいますが、その辺りが続けていく原動力や喜びに繋がっているのでしょうか。 上川さん)そうですね。体験をされた方がお世辞でなく楽しいと言っていただけた時には、幸せをおすそ分けしていただいたような気持になって元気が出てきます。よし、頑張ってみよう、と思えるような体験や出会いは、僕の原動力になっていると思います。 お客様に限らず、ものづくりをされている別業種の方や、メディア、大学などこれまで関わることのなかった様々な方々と繋がってお話できることはとても刺激になりますし、実際に作品をつくるときにも試行錯誤していいものを作っていこう、という気持ちにさせられます。それもまた原動力ですね。 ――銀器に対する想いや、チャレンジングな姿勢が伝わってきました。様々な取り組みがどのように広がっていくか、楽しみですね。本日はお話いただきありがとうございました。 日伸貴金属クラウドファンディング詳細はこちら

  • 福岡の伝統織物に包まれるホテルステイ 福岡・ホテルグレートモーニング博多にて開始

    福岡県福岡市ホテルグレートモーニング博多にて、福岡の伝統織物「久留米絣」と「博多織」を部屋の様々な場所に使用した宿泊プランが開始されました。 このプランは、福岡市の支援と久留米絣の工房が一番多く残る広川町の観光協会にも協力を受け実現しました。新しい生活様式や潜在ニーズに応え、新たな価値を創造することを目的としています。 ホテルグレートモーニング博多公式サイトはこちら ホテルグレートモーニング公式サイトはこちら 国内外から高い評価を受ける伝統織物「久留米絣」と「博多織」を体験 一番の特徴は、このプランのために特注で誂えられた創業125周年を迎える野村織物の久留米絣の布団カバー。丈夫で、夏は涼しく冬は暖かいという綿織物ならではの特徴を体感いただけます。さらに、ホテルのエントランスには博多織を贅沢に使ったソファーが置かれ、スタッフは久留米絣で仕立てられた制服を羽織ります。 お部屋に置かれた伝統織物の歴史本など、ホテルに一歩入った瞬間から、いま世界的な課題となっている「大量生産・大量消費」で生み出される製品では感じることのできない、伝統織物ならではのサステナブルな魅力が伝わってくる体験型宿泊プランです。 プランの価格と予約方法 プラン名福岡の伝統織物に包まれ癒される「久留米絣なステイ」料金12,000円~予約方法公式サイトより所在地福岡県福岡市博多区店屋町6-3 特別プラン 予約と詳細はこちら 久留米絣とは 「久留米絣」は、「伊予絣(愛媛県松山市)」「備後絣(広島県福山市)」とともに日本三大絣の1つとして数えられる、九州筑後地方に伝わる綿織物です。 無地が主流だった約200年前、優しい風合いの柄を織物に浮かび上がらせる技が、偶然の発見により生み出されました。綿糸を先に染めてから織ることで微妙なズレが生じ、独特なかすれ模様となります。これが久留米絣の大きな特徴であり魅力です。 この久留米絣は、福岡の夏の風物詩である博多山笠の法被にも使われています。ホテルグレートモーニング博多では、プラン限定の布団カバーの他に、制服やポケットチーフに採用されています。 博多織とは 770年以上もの歴史を持つ「博多織」は、中国の王朝・宋から、博多の商人が持ち帰った織の技法がルーツといわれています。多くの経糸に、緯糸を強く打ち込むことで、厚く張りのある生地に織り上がるのが大きな特徴です。 1600年には、筑前福岡藩の初代藩主が、幕府への献上品にも選んだ特別な織物で、「献上柄」「博多献上」などと呼ばれます。現代でも、和服の帯としてよく用いられ、博多地区のシンボル的な模様として、街中のさまざまな場所で使われてます。 こちらのプラン限定で、博多織のソファーとフットスローを楽しむことができます。 宿泊施設だからこそできる価値の伝え方 宿泊施設の中でも、寝具は疲れを癒すために一番長い時間を過ごすと言えます。そんな宿泊施設の特徴を活かして、“福岡の久留米絣や博多織の魅力的な文化をもっと多くの方に知って頂きたい”という想いから今回の取り組みをスタートされたそうです。一過性のプランではなく、感染症が終息した未来も見据え、福岡だからこそ体験できる。世界に誇れるホテルステイの形として期待がされます。 ホテルグレートモーニング博多の特徴 「都市型リフレッシュホテル」として、天然素材、水そして空気にまでこだわっています。 空気が美しい:無風の冷暖システムF-CONを全館に採用天然素材が包み込む:木材は天然の竹、壁は漆喰と珪藻土にこだわって使用ミネラルウォーター:水道から出てくる水は全て、特殊な活水器で濾過されたミネラルウォーターオーガニックタオル:全室に標準採用、洗剤はオリジナルで環境に配慮したものを使用高級寝具:金属のスプリングなどを一切使わないメーカーと共同開発した寝具の自然な寝心地が、最高の目覚めをサポート ホテルグレートモーニング博多 〒812-0025 福岡県福岡市博多区店屋町6-3 TEL : 092-272-1414

  • 日本最大級の江戸切子の祭典『Love Nippon!江戸切子桜祭り2022』3月25日から開催

    2022年3月25日(金)より、東急プラザ銀座にて『第4回 Love Nippon!江戸切子桜祭り2022』が3日間開催されます。 Love Nippon!江戸切子桜祭りとは 江戸切子の販売や体験ワークショップなどを通して、「江戸切子のある豊かな暮らし」を提案する、日本最大の江戸切子の祭典となります。江戸切子協同組合主催『第34回 江戸切子新作展』に特別協力しています。 2018年に第1回目が開催された『Love Nippon!江戸切子桜祭り2022』は、今回で4回目の開催となります。 イベント開催の想い 『江戸切子」は、江戸時代後期から今日まで続く、国および東京都の伝統工芸品に指定されているガラス工芸品です。しかし、技術を継承する職人は年々高齢化が進み、後継者がおらず廃業に追い込まれる場合が多々あり、その職人の技術や作品が失われつつあります。 伝統工芸の未来を明るいものとするため、“現代のライフスタイルに合う新しい価値を江戸切子に与えたい”と考えてきた藤巻百貨店。現在伝統の継承に尽力する「若手職人の育成」が、江戸切子ひいては伝統工芸産業に良い影響を与えると信じて、本イベントの全面サポートを行ってきたと語ります。 本イベントの会場である「東急プラザ銀座」は、その外観のモチーフを江戸切子としています。この場所を江戸切子の魅力発信の 地とし、職人とお客様の交流を創出し、イベントを通じてお客様からの評価が職人たちのモチベーション向上、ひいては「若手職人の育成・発展」を目指しているとのこと。 コロナ禍においてライフスタイルが大きく変わっていく中で、「江戸切子のある豊かな暮らし」を提案していく新しいイベントとなっています。 イベント概要 『Love Nippon!江戸切子桜祭り2022』は、以下の日程、会場で開催されます。 日程2022年3月25日(金)~27日(日)11:00~20:00予定 ※最終日は18:00までメイン会場東急プラザ銀座 3F 特設スペース第2会場東急プラザ銀座 B1F 藤巻百貨店 銀座店オンライン会場藤巻百貨店WEBサイト 藤巻百貨店WEBサイトはこちら 開催内容(予定) 第34回江戸切子新作展『受賞作品特別展示』伝統工芸士『個人作品展示』江戸切子体験ワークショップ江戸切子直売コーナー そのほかにも多くのイベントを開催予定。※開催概要の詳細については順次WEBサイトにて更新されます。また、開催概要は予告なく変更される可能性があります。ご来場に際しましては、事前に藤巻百貨店WEBにてご確認をお願い致します。 江戸切子とは <過去受賞作品(2021年)>1位 経済産業省 製造産業局長賞 【渡部 聖也】沫~Shibuki~ 『江戸切子(エドキリコ)』とは、江戸時代後期より江戸発祥のガラス工芸品。 1834年、江戸大伝馬町のビードロ屋加賀屋久兵衛が、金剛砂を用いてガラスの表面に彫刻したものが原型とされています。その後、明治時代以降ヨーロッパのカットグラス技法が導入され、現代に伝わる江戸切子として発展してゆく。 江戸切子は、1985年7月15日東京都伝統工芸品に指定、また2002年1月30日には国が指定する伝統工芸品に指定されました。 江戸切子新作展とは 江戸切子新作展は、江戸切子協同組合が主催する伝統工芸江戸切子職人による新作作品コンテスト出品作品が⼀堂に会する展示会です。 選考会では、特に秀でた作品へ「経済産業省製造産業局長賞」「経済産業省関東経済産業局長賞」「東京都知事賞」などの賞がに与えられます。 江戸切子協同組合 江戸切子協同組合は、江戸切子をはじめとするガラス加工業に従事する事業所・職人の振興と発展をはかり、美しさと品質を追求したガラス工芸品として江戸切子の伝統を長く継承、育むことを目的としている協同組合。 特に高度な卓越した伝統的技術・技法を有する者に与えられる東京都の伝統工芸士、日本の伝統工芸士をはじめ、数々の名誉ある認定を受けた者が組合に数多く在籍しています。 藤巻百貨店(フジマキヒャッカテン) 株式会社caramoが運営。伊勢丹の名物バイヤーとして知られていた故・藤巻幸大(ふじまきゆきお / 1960-2014)のプロデュースにより、“日本をテーマにしたこだわりの逸品のみを届けるECサイト”として2012年5月にオープン。高いデザイン性と使い勝手の良さを両立した「あっと驚く」オリジナリティ溢れる逸品を取り扱っています。 現在、優れた職人やクリエイターなど取引先は400社以上に上り、厳選された日本の商品のみを扱う日本最大級のECサイトとなっています。 「モノ」に対して関心が高く日々の暮らしにちょっとした豊かさを求める30代後半〜50代の男女をターゲットとし、Facebook会員は約24万人、メルマガ会員は約10万人と多くのファンに愛されています。 2016年3月には初の実店舗を銀座(東急プラザ銀座6階 / 東京都中央区銀座5-2-1)にオープン。※取引先数・会員数は、2021年6月現在のもの 所在地:東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座B1階営業時間:11:00~20:00(「東急プラザ銀座」の定休日に準ずる) 藤巻百貨店WEBサイトはこちら